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2024.03.29
ギャッベの中に見る 青空と生命の樹
あれを春雷と呼ぶのでしょうか。ここ名古屋地方の昨夜は、凄い音で雨が降っていました。あの強風で雨雲が流され、 夜が明けたころには青空が広がっていることを期待しましたが、 残念ながら今も灰色の空です。 3月も末、春まっ盛りのはずなのに…。せめて気持ちだけでもと、今回は玄関マットサイズの中に青空が広がっているギャッベをご紹 介させていただきます。 青空を背景に、『生命の樹』が浮かび上がっているように見えませんか。 楽しそうな表情の可愛らしい『鹿』も沢山いますが、今回は『枝だけの生命の樹』に注目したいと思います。 この樹を見て、思いついた場所があったので、先々週の仕事帰りに寄ってきていました。その場所は、 当店近くにある蟹江町図書館横の公園です。 ギャッベに織り込まれている大きな樹はちょうど4本あるので、どことなくですが、 日本に住む私は四季を表しているのではないかと感じました。 枝だけになっている木は一見淋しそうにも写りますが、これからどんな葉っぱが芽生えてくるのか、どんな花が咲くのか、 どんな実がなるのか…見方を変えると、 想像が膨らみワクワクさせてもくれます。 イチョウの葉っぱが似合うかな?分厚い緑の葉っぱかな?赤い枝と思って見ると紅葉を想像しなくもないのですが…”この季節”です。私の目にはピンクの枝に写りました。そう、思い浮かべたのは桜です。今年の気温は、冬から春へ順調に変化しませんでしたので、例年なら、お花見で賑わっているはずの公園も、 たぶん今日は静かでしょう。 でも、明日からのお天気に期待します。桜の木の下に沢山の笑顔がある事を願います。このギャッベを桜の木の下で広げたらどんなに素敵でしょう。敷き心地もバッチリ!桜の花びらが青いギャッベの上を舞い、鹿たちも一層楽しげに走る光景をぜひ想像してみて下さい。 見方を変えれば、まだ間に合います!(^^)!ぜひ、青空が広がっている様なこのギャッベをお供にお連れいただけたら と思います(^^♪ ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2024.03.05
歪さが魅力 鹿が愛らしいギャッベ
このギャッベ(アマレ サイズ:118x84cm)を初めて見たのは、10枚ぐらいの山積みを、「わ〜ぁ、綺麗ですね〜 (^^♪」 なんて言いながらめくっていた中程の時です。 そして、止まっていた手を再び動かして、まだ下にある3・ 4枚をめくり終えました。 そして2日後…まさかのビックリ!店内中央にこのギャッベが一枚広げて置いてあったのです。「店長〜、これを選んでしまいましたか⤵︎」と心の声が漏れそうでした(大笑) ところがですね、なんやかんやと店内で共に過ごす事20分程。愛おしく感じて来てしまっている自分にビックリ(笑)初めて見た時は、床から50cm程ある山積みの中。今見ているのは、ほぼ床の高さに一枚。そう!これはギャッベあるあるだと思うのですが、見る位置や環境で、表情が変わるんですギャッベは。 そして、美し系と比べて個性系は、人によってはマイナス感から始まる為か、気持ち的な高さ、 振り幅、奥深さの増す度合いが大きくて… 結局いつの間にか心に矢が刺さってしまってる(笑) そしていつの間にか、写真をパシャシャ!!こっちの鹿も、あっちの鹿も可愛いこと可愛いこと。後から思えば、山積みをめくる中で手が止まり、一番長く見てしまっていたという事は、まさかの一目惚れしていたのかも(^^;)是非、生でこのギャッベを見て触ってやって下さい。じわじわと心が潤ってくる時間を実感して頂きたいです。お花も、いい味を出していますし…。皆様のお来店を心よりお待ちしております。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2024.02.27
ギャッベから視線を感じたので
3・4日前から気にはなっていたのですが、視線を感じるのです、店内の隅の方から(^^;) 今まで平置きしてあったギャッベにバトンタッチをしたわけですが、そのギャッベが「そろそろ、自分たちも紹介してよ〜!」 と言わんばかりの視線を投げかけてきてて…。 その上、織子さんの写真パネルを、偶然近くに置いてしまっていたので、「ほらほら、 もっとアピールしてごらん」と、 織子さんまでもが視線の主たちに声をかけているかのような雰囲気 にもなっていて…(^^;) それで今回は、その視線の主たちの気持ちに添うことにしました。ギャッベ自らの要望に応えてご紹介するのは、オールドギャッベ(サイズ:171×115cm)です。 それでは、視線の主さんたちを、個々にご紹介させていただきますね。 少し離れた所から見ると、首元の瑠璃色が、とても美しいです。写真でその美しさが撮りきれてないのが、本当に申し訳ないぐらいです。 鳥が『おすまし担当』とすると、中程の4頭は『お笑い担当』なのでしょうか。 レトロな家具だけでなく、今どきのスタイリッシュな家具にもとても似合うと思います。 今朝、ちょうどテレビで放送していたのですが…Web専用だった家具屋さんが名古屋にリアル店舗をオープンされ たとかで。「リーズナブルで使い勝手もよく素敵ですね」 とコメントされていましたが、その時私は見逃しませんでしたよ、 その机の下に敷いてあったものを(^。^) そう!色、柄、大きさの雰囲気がオールドギャッベ!!…の様に見受けました(*^-^*) 一見、自己主張が強そうなオールドギャッベですが、机や椅子を一つも二つも『格上げしてくれるサポート力』にも気づいて 欲しいと、強く願うあまりの”今回の視線”だったかもしれません。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2024.02.20
シンプルな文様と複雑な色合いのギャッベ
昨日の夕方、スマホを開くと、2月19日は二十四節気の『雨水』と言う表示が出てきました。 偶然にも、ここ名古屋地方の昨日は、地表を流れると言うよりは、 地面にたっぷりと染み込む感じで、 久しぶりにしっかりと雨が降っていましたので、「まさに!」 と思った次第です。そして、 その時に浮かんだギャッベを今日はご紹介いたします。 ギャッベの母国イランは、水がとても貴重な国土です。その為、遊牧民は井戸や水場に恵まれます様にという願いを四角い紋様には込めてあるそうです。 そして、このギャッベ(ギャッベ サイズ:238×79cm)は、「まさにそれ!」と言える程、四角い紋様のみの柄行きです。 それでは先ず、色合いからと、言いたいところなのですが…これは何色と言ったらいいのでしょう?(^^;)緑?翠?黄緑?青?碧?…難し〜ぃ!難しすぎるかも(^^;)グラデーションも効いているので、いったい何十種類の釜で染め上げられた毛糸で織っているのか、 その数の方が気になり過ぎて(^^;) 写真に撮っても、全くと言っていいほど肉眼で見える色を映し出すのは困難で(>_ <) しいて私なりに言わせていただくと、『染み入る色』?さて、柄行きは、先程申しました通り、四角い紋様のみのtheシンプル! 井戸の様な正方形と長方形で四角く形どり、更に外枠を3本の線で囲み、ここは『豊かなオアシス』 と言わんばかりの一枚に仕上げてありますので、 このギャッベの上で過ごす時間はきっと『心のオアシス』 にもなってくれると思います。 また、ランナーサイズなので、敷く場所は無限大です。それと…外は既に春の風が吹き始めました。深みと落ち着きがあるこの色合いは、見る人によって表現も変わると思います。 春の風に誘われて、ぜひ確かめつつ、イメージを広げにお立ち寄り下さい。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2024.02.06
プックリで 可愛らしさをプラスしたギャッベ
今回ご紹介するギャッベは、立春を迎えたこのタイミグなので、四季を意識しながら選んでみました。スッキリした青色の『幸せの窓』。その中をキッチリ4分割し、上下左右中央の白い道に、 並木のように糸杉が配置されたギャッベ(カシュクリ サイズ:186x152cm)です。 しかし、ぱっと見と違って実は、丸みを感じる可愛らしいギャッベです(^。^) パッと見た第一印象は、とても大切ですが、近寄ったり、目を近づけたりしているうちに、”いろいろな感覚が湧いてくる”ところがギャッベの楽しいところ!と、言うことで、紋様に注目しながら、早速近づいて写真を撮ってみたいと思います。 さりげないプックリ具合が、なんとも可愛くないですか?次にペイズリーです。よく見掛けるペイズリー柄からすると、プックリ小太り気味?(笑) そして、小花。最後に、幸せの窓枠の中に並ぶ花。豪華しすぎず、可愛いプックリ加減です。さて、これで撮り忘れている紋様はないようにも思いますが、「これが有るのと無いのでは大違い!」と言える箇所がこちら… この点々、色をぼかすためではなく、直線に目がいく箇所をさりげなく柔らかい印象にしてくれていると 思うのです。 四角い敷物なのに、中に入り込むと丸い空間にしてしまうギャッベ。プックリした可愛らしさは、更に気持ちが癒やされますね。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.12.19
ギャッベの中にサンタが隠れてる?
12月に入ったばかりの頃でしょうか…お越し頂いたお客様が、 クルクルと店内を廻りながらギャッベをご覧頂いてた際に、「 これはサンタクロース?」とのお声を頂戴しました。 正直、一瞬ビックリ!そしてハッとしました。なにしろ、私の頭の中で、イラン生まれのギャッベに宗教の違うサンタクロースは一致する感 覚が無かったものですから。 丁度その時は、別のギャッベの女の子の紋様を眺めながら、「名古屋のナナちゃん人形に似てませんか? 織り込まれている紋様にはそれぞれ意味があるのですが、 いろいろな風に見えたりするのもギャッベの楽しいところですよね 。」な〜 んて話をさせて頂いていた時だったと記憶しているのですが、 そんな事を口で言いながら、 いつの間にか先入観で発想が凝り固まっていた自分に気がつきまし た。反省です(^_^;) クリスマスまで残すところ1週間足らず。度々クリスマスソングも耳にされているかと思いますので、是非クリスマスソングを脳内で再生しながら、このギャッベの写真をご覧下さい。 X’masのXと雪が散らばり、トナカイも待機し、帽子からお鼻にかけて十字架があるような無いような。それぞれ、 可愛い目をされていますので、「 推しのサンタさんを見つけて下さい」とまで言いたくなりました(^ .^) このギャッベ(カシュクリ サイズ:138×54cm)を、本来の織りの向きから見ると、“終わることなく幸せが続きます様に” との願いが込められた『Xの紋様』に、” 暮らしの安定と子孫繁栄”を願った『鹿の紋様』。そして、 散りばめられた『お花』と共に、 このギャッベの主役の『生命の樹』が、織子さんの手によって織り込まれています。 ”樹が伸びる先は神様の空であり、その木の根元で健やかな成長と長寿を願えられる幸せな暮らしがし たい。”という意味の『生命の樹』。 このギャッベを見ていると、込められている想いは、幸せを願ったり噛みしめたりしながらサンタさんのプレゼントを楽 しみに過ごす日本のクリスマスも、 本来キリストの降誕祭としてのクリスマスも、そして織子さんの願いも、基本的には宗教を超えて同じなんだよねと思えてきました。 ですから…先日のお客様の目に映っっていたのは正に…サンタクロース! この季節、それが正解だったと思います(^-^)ついでに出てきてしまったクリスマスグッズを、少しだけ今年はリビン グに飾りましたので、いま我が家は華やいでいます。 ちょっとしたきっかけに感謝です。 皆様も、楽しいクリスマスをお迎え下さい。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.12.15
もう一つの『ちいさな木』があるギャッベ
「ちいさな木が 一本 ・・・」
冒頭、そんな言葉から始まる『ちいさな木』という絵本があります。
前回、その絵本の表紙を見て2枚のギャッベが私の頭に浮かび、その1枚をご紹介させて頂きましたので、今回は、もう1枚のギャッベをご紹介させて頂きます。
ぱっと見たところ、緑系のミニギャッベです。しかし、写真を撮ろうとすると、どうしても肉眼に映る色合い通りには撮れません。
近くでアップにして写したところ、かろうじて近い色が撮れたのがこちらになります。緑系だけでなく、色々な色が使われていますね。
裏を見て頂くと、より判りやすいかと思います。一方、『ちいさな木』という絵本の方ですが、シンプルな色使いの絵に,勇気がわいてくる言葉が連なっている絵本です。
でもよく見ると、細かいタッチで、繊細な表情がとてもうまく表現されているので、読む人、聞く人、見る人ごとの脳裏に、言葉から受ける光景を、どんどんイメージさせて、さらにさらに膨らませてしまうような、そんな絵本だと私は思いました。
そして、ストーリーが、いい!
『素敵』というより『いい!』という言葉を私は使わせて頂きたいです。(^o^)このミニギャッベと、この絵本。
自分の好きな所を見つけてほしい・・・私どもが、ギャッベを探しに来られるお客様に思うことと通じるものがあります。
タイトル的なところが似ているだけでなく、内面的な部分に沢山の共通点を感じています。
絵本は、子供だけのものではありません。むしろ大人の方が、反省も含め、胸に突き刺さるかも…。
もちろん、お子さんと一緒に読んでいただければ尚更ですが、ギャッベの温かみと共に素敵な時間を過ごして頂きたいと思います。この絵本の裏表紙もとてもいい感じですし、絵本の中の1頁1頁についても書きたいところですが、そこは本の世界。ここはぐっと堪えて、絵本の詳細は開いて頂いたときのお楽しみということで(^o^)
是非、その内面的な部分と素敵な時間を、皆様にも味わって頂けたらと思い、今回続けて御紹介させて頂きました。
そして、当店でギャッベを手に取って下さった方にとって、”たどり着いたそのギャッベ”が、”好きな所”になっていたら嬉しいなという願いも込めて・・・。
追記:このミニギャッベにも、一緒にお話を聞きたいお友達がいます。その”お友達ギャッベ”にも、素敵な裏表紙に触れさせてあげたいな~(*^_^*)
また、好きな所を見つけるには、一歩を踏み出す勇気が要るようです。ほんの少し勇気を出して、愛知県蟹江町にある当店に足を運んで頂けるよう、心よりお待ちしております。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.11.21
原毛の手触りの心地よさと優しさに包まれたギャッベ
今回ご紹介するギャッベは、太い幹のザクロを、いかに美しく、かつ印象的に見せるかを追求したかのような、 インパクトのある一枚です。 ともかく、ドンと中央にザクロの木。主役です。幹の太さからして、かなり大きな木と思われます。増してこのギャッベ(カシュクリ)は、308×204cmという大きなサイズです。 根元付近に座ると、大きなザクロの木を見上げているように見えるは、 単なる遠近法だけで無く、実際に距離もあるので、尚更ですね。 真上に近寄って見下ろすと、こんな感じになります。ザクロの実も葉っぱも、微妙な色違いの糸で細かく織ってありますね。 そして、その細かさが私の目を錯覚させていたのだと思うのですが、 遠くから見たり近くから見たりとしながら、かなりの時間を経て、 この木はオールドっギャッベによくあるような、 左右対象の樹になっていると気づいた次第です。 さて、ここからが本題です。(汗)先程、あえてザクロの木を主役と書きました。では脇役は?…。周りを縁取っているザクロでしょうか…。多分ですが、私は縁取っているザクロと中央のザクロの木は余白の距離感を含め て1つの存在と見受けました。 では、脇役は居ない?そうです。脇役は居ません(^^)ただ脇役は居ないのですが、もう一つ主役が存在していると思った事が、 今回このギャッベを取り上げた理由で…。 それは、背景と余白を織り成しているクリーム色の原毛です。原毛色の中でも、とりわけ優しいクリーム色をした原毛は、手触りの心地よさが素晴らしいです! カシュクリのように細かな織りのものは、細かく織った模様をハッキリみせるために毛足が短めのものが多い かと思います。しかし、このギャッベは、 どちらかというと長めの毛足。その上、 毛足が長いと重くなるのですが、持ち上げて折り返してみても、 柔らかでフワッと軽い感触です。(サイズ的には大きいので、 全体を持ち上げれば、それなりの重さはありますが (笑笑)) サイズからすると、6畳間・8畳間にむく大きさですので、何処にでも移動させて敷くことが出来るという一枚ではありません が、この一枚を敷いた広々とした空間は、 至福の空間になることは間違い無さそうです。 また、最近はリビング・ダイニング等を壁で仕切ることなく、家全体が1つの部屋という間取りが主流に成ってきていますので、 敷物で空間を使い分けていらっしゃるお宅も多いかと思いますが、 このギャッベの余白加減は、キッチリしすぎることもなく、 ぼやけることもなく、“絶妙の間”が保てるかと思います。 足の裏だけに楽しませるのでは絶対に勿体ない!手のひらで、膝で、お尻で、肩で、背中で楽しんで頂きたい一枚。 それも、1人で思う存分堪能して頂くだけでなく、2人、3人、4人…ザクロという紋様の上でお爺ちゃんお婆ちゃんと、 原毛の上で友達とゴロゴロと… そんな沢山の笑顔を想像したくなる一枚です。 ぜひ、実際にどんな笑顔になってしまうのか、体験しにお越しください。お待ちしております。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.11.10
『濃淡深紅から浮き立つ生命の樹』のギャッベ
とにかく糸杉がパチっと浮き立っている、玄関マットサイズのギャッベです。 立って眺めると、青っぽい糸杉と白っぽい糸杉が立体的に目に飛び込んできます。 糸杉だけですと、 尖った先端が主張しすぎるかもしれないところを、 糸杉の間に花を咲かせ双葉の葉っぱを併せることで、 奥行きと柔らかさがプラスされているように思います。 ギャッベは、ぱっとみ想定通りなのに、よ〜く見ると実は異なっていたりするので、 発見する楽しさも良さの一つですね。 まるで「ここを歩いて下さい」とばかりに、生命の樹たちが左右に分かれて花道を作っているかの様じゃないで すか(^ ^) 1枚敷いてあるだけで、かなりのパワーがもらえそうなギャッベ(カシュクリ サイズ:130×83cm)です。 場所を選ぶ訳では決して有りませんし、何処に敷いても映りが良いと思います。ただ、「 南向きの玄関に敷いたら最強だろうな〜」と、 個人的に思っている1枚ですので、 共感していただける方をお待ちしております。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.10.31
笑顔でくつろげるパッチワークのギャッベ
今日は ハロウィン♪本来の意味合いはさておき、日本でもイベントとしてすっかり定着しています。 オレンジ色が好きな方にとっても、ワクワクするイベントかもしれませんね。 そこで今回は、オレンジ色の模様が沢山集められたパッチワークのギャッベ( カシュクリ サイズ:177×127cm)をご紹介します。 とはいっても、布切れをパズルのように配置するパッチワークとは違い、 ギャッベは下から織りながら構成をしていくものです。 そして、取り上げたオレンジ色の部分は、全体からすると1/4位にしかすぎませんので、 織子さんの頭の中はさぞかし大変な事になっていたと察しします。 観ているだけで楽しくなるパッチワーク。その上、なぜか心が落ち着くのがギャッベの良さです。ハロウィンは、元々アイルランド移民の子どもたちが魔女やお化けに仮装して近く の家々を訪れて菓子をもらったりする風習ですが、 親戚や親友らなどの良い霊もこの日に家に帰るとされ、 火を燃やしたり、ご馳走を楽しむ日でもあるそうなので、 お菓子をもらって帰ってきた子供たちと良い霊たちが、 このギャッベの上で楽しそうにくつろいでいる光景を思い浮かべて みました。 ハッピー ハロウィン♪今夜は、世界中に笑顔があふれていることを願いつつ…。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.10.23
背景が金木犀色の石榴(ザクロ)ギャッベ
金木犀の薫る頃に成りましたね。たまたま寄ったコンビニの向かいの敷地から良い香りがしてきたの
で、横断歩道を渡り、写真を撮らせて頂きました。 秋晴れの中見た金木犀の花は、オレンジ掛かった黄色でした。その
色を見てふと浮かんだのが、今回ご紹介するギャッベ(ルリバフ サイズ:132×84cm)です。 光の当たる向きによっては少し薄くも成りますが、熟したザクロの
赤色に影響されてか、実りの季節を感じさせる背景の黄色具合が、 金木犀の花の色とダブって感じたのだと思います。 さて、このギャッベのデザインですが、率直に言って“粋”だと思
いました。
“ザクロがザクロに入っています”って言うと変ですが…
”ザクロをついばむ幸せそうな鳥の楽園をザクロ型の窓から覗いている“という表現で理解して頂けたら幸いなのですが(^^)
和建築の襖絵とか格天井に見かけたことがあるようなデザインです。 そして、幸せを運んでくるという意味を持つ鳥の紋様ですが、鳥自
体が、もう幸せそうじゃないですか?(´∀`)
白い鳥、赤い鳥、そして青い鳥がいます(*^^*)
また、実に成りかけの花と4枚の葉っぱが、ザクロの口元となり、とても美しくまとめ上げていますよね。 一つの果実の中に、たくさんの種を宿す石榴は多産、豊穣のシンボ
ルと言われています。
それゆえザクロの紋様には、『人も羊も沢山の子を産み栄えて欲しい』そんな願いが込められているそうです。 このギャッベのデザインはというと…
幸せの窓と言われる枠部分に、小さなザクロをDNA構造の様な螺旋状に連ならせ、
その中に5つの大きなザクロをバランス良く配置させ、
さらにその中に沢山のザクロを実らせている…
“幸せの無限ループ”の様に感じました。また、このギャッベは、白っぽい床に敷いていただくとフワッと優
しい感じになり、濃い床に敷いていただくとパッチと印象的に映り ます。
そして写真を撮っていて気づいたのですが…
縁のベージュ色と同じ色の様な床に敷いていただくと、
床と縁が一体化して、螺旋状のザクロが一番外枠の様に浮き出て見えませんか(((o(*゚▽゚*)o)))♡
織りの細かさの成せる技でしょうか。このギャッベが入荷して初めて見た際、
仕入れてきた店長に、「外回りが、もっと白い方がハッキリしていいのになぁ〜。」と言ったところ、
「僕は、この色が良いと思うな。」と返答されました。
この、“浮き出る感覚”を想像しきっていたかは未知ですが、今は「これを選んできた感性は素晴らしい!」と、内輪の話ではありま すが、このギャッベの前で手を叩いています(^^) 9月から11月に石榴の実は熟すそうですが、街中で金木犀の香り
はしても、石榴を見つけることは難しいかと思います。
当店には、ずっと楽しむことが出来るザクロ紋様のギャッベが、他にも有りますので、ぜひお立ち寄りください下さい。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.10.10
大人色ギャッベ 上下左右はお好みで
今日は10月10日。確実な秋到来といった感じの気候になりました。 絨毯は、洋服のように季節ごとに取り替えるというご家庭は、滅多に無いと思います。
まして20年30年40年使って頂けるギャッベは、通年を通して、お部屋の家具との調和の良い色合いを選ばれるご家庭が多 いと思います。 ただ今回は、ちょっとだけ『秋っぽく落ち着きたい気分』でしたので、ちょっとだけ『シックな大人色』っぽいギャッベ( カシュクリ サイズ:197x149cm)を選んでみました。 4分割された配色のうえ、それぞれの色マスの中で、ド柄の四角い枠と菱形は、そもそも上下左右を感じない紋様です。また、4分割の配色の中で、小さな紋様が砂時計の様な形にみえませんか。よく見ると、 孔雀や鹿が居るのですが、樹や花と共に、 上下反転した模様になっているため、砂時計ように、 ひっくり返して見ても違和感が全くありません。 ギャッベは、光の当たる向きで濃い色合いになったり薄い色合いになったりする ので、 紅赤色と藍色の縁をお好みや季節に合わせて交代していただくと、 楽しみも2倍になると思います。 ところで、4分割されたマスを、1マス毎に見て下さい。さあ、この流れで考えると…その下のマスの小さな紋様の色は紅赤色になると思うのですが…毛の長さ具合によっては、色を見分けるのが難しい時でも、裏を見ればわかる場合が多いのですが… でも、ちゃんと少しだけ違った色で模様が織り込まれていることは、 確かです(^ ^) ギャッベは、下から上へ織り上げていくので、上の方にいくと、織子さんの気持ちが変化したり、 その時の都合によって少し変わっていたりする部分を見つけたりす ることがあります。 その、ちょっと緩い感覚に人間ぽい温かみを感じたりするのもギャッベの 特徴なのですが… ここの部分は、織り始めた早々の場所に当たるので、 最初から見分けが難しい色を、あえて使ったと思われます。 このギャッベを織られた織子さんの意図は…聞いてみたいなぁ〜(^^) 出来ることならここに座り込んでみたい。きっと動きたくなくなるのだろうなと思いながら、 このギャッベを眺めた秋の頃。 季節が移り、春の頃には…今、私の目には透けた一枚いちまいの落ち葉の様に見えるものが、生き生き芽を吹き出した樹に見えてくるかなと思いつつ 。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2023.10.03
かたわらで癒してくれるギャッベ
どーん!ライオンギャッベです。
そして今回ご紹介するライオンの顔…似てますよね。 きっと、ずっと前から愛され、そして愛され続けている顔立ちなのだと思います。 「普通の家に、こんな大胆なライオン柄の敷物は、敷けれないでしょう」と、思われる方の方が正直多いと思う私ですが、 これがこれがどうして…どんどん親しみが湧き、 いつしか当たり前の存在に成り、居ないと物足りなくなるから不思議。 だからこそ、図柄も引き継がれ、ライオンギャッベファンも世界中に存在されている由縁かと思いま す。 さて、私の個人的な話になりますが…5年前まで大型犬と室内で暮らしていました。 このギャッベを移動させようとした時に気づいたのですが…ライオンの 全身サイズと、愛犬のサイズが、そこそこ同じ具合であることに。
そして、このライオンの前足辺りに腰を置くと、いつも私の手の先になるこの辺りに、丁度フワフワの頭が有った時の事が蘇りました。 私が誰かと話をしていても、一人でテレビを見ていたり新聞を見ていたりしていても、ゴロゴロしていても、いつのまにか私の傍ら来て寝転んでいた愛犬。
一見、寝ているように見えていても、実は「撫でて〜」オーラを出してくるので、 私も知らず知らずのうちに掌が動いているというのがあの頃の日常でした。 大きいから邪魔じゃないかと思われる方もいらっしやるかと思いますが、 このさりげない手触りから伝わってくる温もりにどれだけ癒されて いたかわかりません。 これという芸をしてくれなくても、空気のようにそこに居るだけなのに、私たちを笑顔にしてくれる存在でした。 そこで、このライオンギャッベの前足辺りに腰を置いた時…『その感覚に似ているな』と思った次第です。では、このギャッベ(アマレライオン サイズ:225x143㎝)を細く見て頂きたいと思います。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.09.12
ぜひ縦に敷いてほしい糸杉のギャッベ
暑いとはいえ、朝夕と秋の気配を感じる季節になりました。
秋といえば芸術!
芸術といえば美術館!
美術館といえば…ギャッベ美術館(ギャッベミュージアム)!!
たくさんのギャッベを見ていただき、心を癒しにお越しください。
そしてお客様の笑顔が見られる時、さらにお客様の表情の中にインスピレーションが舞い降りている瞬間に立ち会える時は、私たちス タッフにとっても嬉しい時間です。 さて、
今回ご紹介するギャッベは、インスピレーションが湧きやすい『生命の樹』が主役のギャッベ(ルリバフ サイズ118×85cm)です。
サイズ的に、椅子の下や玄関にと考えられる方が多いと思います。
日本の習慣的に、玄関マットは長い辺を手前に敷くものと思い込まれている方も多いですし、ほんの少し前まで私もその1人でした。 このギャッベも『幸せの窓』の枠が玄関を素敵に整えてくれるので、長
辺を手前にするのもありです。
枠の中に織り込まれれいる『花』は細かく、可愛らしく、華やかですね。
枠の枠の中の”赤・緑・白”の”点点”を見て頂くと細かさも分かり易いと思うのですが、こういう部分が、全体的に深みのある一枚の 絵に仕上げてくるのだと思います。
光の加減でグレーっぽくも見えるのですが、近くで見ると茶系なんですよね。濃紺の細い枠がグレーに導くのでしょうか。 さぁ、本題のお話に移ります。
主役は『生命の樹』。
花咲く木の枝が、糸杉の幹と共有している図柄です。
横広がりのある木が糸杉と共になり、伸びやかで気持ちがいいです。
その伸びやかさを存分に感じて頂くには、やはり縦に敷いていただけたらと思うのです。
反対から見るとこんな感じになります。
細かいことをいうと、私はここの深〜い真紅色が好きです。
そして、多分縦で見ないと気づかないかもしれない箇所が…
この『鹿』さんたち。
これは縦に敷いてないと見逃してしまいそうな、ワンポイントかもしれません。 つたないご紹介ですが、お客様のインスピレーションのアンテナに少しでも拾って頂ければ幸いです。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.09.05
ギャッベバッグは文様の宝庫
今回ご紹介するギャッベバッグ(サイズ:31×36cm)は、周
りに飾りが付いていないシンプルバージョンです。 バッグになってしまっていると、壁に飾るのみと思われがちですが
、ミニギャッベを椅子に敷いたり、 座布団にされたりするのと同様、このギャッベバッグも敷物として 扱われるのも素敵だと思います。 特に、オールドギャッベ好きの方だけでなく、ギャッベをファースト
トライされたい方にもおススメしたい一枚です。 メインはスカラベ文様。
古代エジプト人が太陽の神ケペリの化身とした甲虫のフンコロガシを形どったものと言う説もあれば、羊の角とか蠍という説もある様 です。
周りの空いているスペースに小さな文様をちりばめ、部族文様でまとめあげられれいます。
裏はキリムを使ってあるので、滑り止めにもなります。そして真夏などは、こちらを表にして敷かれてもさっぱり感があるかと思いま す。
とにかく、オールドならでは文様が、この小さな一枚に凝縮されています。お店を探して立ち寄って下さるお客様は、織物をよ〜くご存知で!
文様のお話だけでなく、使い方など色々と教えて頂けるので私は嬉しい限りです。 以前オールドギャッベ好きのお客様に、「棚の上にコースターの様
に敷きたいので、小さいサイズを探してます」 と伺ったこともあります。 オールドギャッベをテーブルや棚に敷いたり、椅子に敷いたりする
為に小さく切ると…柄行きは損なわれるので先ず勿体ない。あり得ない。
また金額的にも、例えば180×120cmのギャッベを30個に切り分けたとすると…バッグ1個の方が多分お値打ち。
ギャッベバッグを扱っているお店は意外と少ないらしく、そんな事を、山の様に積まれたギャッベバックの中からお好みの一枚を探しつつ、ギャッベ話に花を咲かせる時間はとても楽しいです。
そしてお客様にとっても、選ばれたバッグを見ながら、楽しい記憶の1つになっていたら幸いと思っています。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2023.08.29
オレンジ色のギャッベ
ビタミンカラーのオレンジ色が印象的なギャッベです。
今回のご紹介で、このギャッベ(カシュクリ サイズ:120×85cm)を選んだ理由は…
『今日の運勢、ラッキーカラーはオレンジ!』と、今朝のテレビ放送で目にしたからとい う、なんとも他愛もないきっかけなのですが…。
ビタミンカラーのビビットな色は、元気なパワーが溢れるだけでなく、癒し効果やリフレッシュ効果などの色彩効果によるパワーもあ るそうなので、疲れが溜まりやすい方には気に留めて頂きたい一枚 と思い選びました。 さて、このギャッベに織り込まれている文様は、ストライプ状に並
べられた『樹』と『山羊』、そして『幸せの窓』という、 シンプル中のシンプルなのですが…。
多分、糸杉の樹を表しているとは思うのですが、私がこのギャッベを初めて見た時に、アイスクリームに見えてしまったものですから 、『別名アイスクリーム』と勝手に命名してしまっている一枚でも あります。
夏のアイスも冬のアイスも心身を癒してくれる私の大好物ゆえに、食いしん坊の私には、そう見えてしまったのかもしれませんが。( 笑) ところで、一見はっちゃける程ポップ過ぎる衣装を着られているのに、演技という実力がしっかりしている女優さんは、軽視されるどころか『大女優なのに親しみやすい』という武器を得られていますよね。
このギャッベも、ポップな色合いなのに、織りがしっかりと細かいので重厚感は忘れられていません。そもそもですが、オレンジ色が織り込まれているギャッベは幾知れ
ず有りますが、基調色がオレンジ色と言うのは、 日本では割と珍しいと思います。
そして、ビビッドな色合いだけに、あまり大きな面積をとってしまうよりは、少し控え目な是くらいのサイズがちょうど良いのでは ないかと思います。 木目や白っぽい床に合うのはもちろんのこと、焦茶系の椅子などに
合わせても落ち着きしすぎず綺麗にまとまり、そして元気な空間に してくれそうなギャッベです。 きっかけは朝の占いでしたが、オレンジ色の服を1枚も持っていな い私がこのオレンジ色のギャッベを選んだと言うことは…連日の猛 暑で私自身も疲れが溜まっていたのだろうと推察しつつ…。 から元気から脱したい、ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.08.04
身体と心を労わって欲しい時のオススメギャッベ
この連連日の日照り具合には、もう『暑い』以外の言葉が見つから
ず、
『水が恋しい』気持ちと『水場を大切にしたい』気持ちを、ギャッベに込めたくなった織子さんの気持ちをヒシヒシと実感しています 。 そこで、『水』を、そして『涼』を感じたい時におすすめしたい文様のミ
ニギャッベ(アマレ サイズ 46×44cm)をご紹介させていただきます。 まず、色は深い緑を帯びた青。いや、青が加わった緑?
いつもながら、一言で表すには難しい色合いです。文様は、井戸や水場を表す『四角』が並べてあり、その中には、家
族が元気で長生き出来ますようにと『生命の樹』、悪いものが入り 込んできませんようにと『狼の足跡』、水の流れを表す『 ジグザグ、』カシュガイ族のアイデンティティといわれる『 ひし形』等が織り込まれています。 冬は寒く、夏は暑いイランの山岳地帯で暮らす羊さんの毛から織ら
れたギャッベは、調湿効果がありますので、クーラーをつけた涼し 過ぎるお部屋でも、クーラーをつけなくてもなんとかしのげるお部 屋でも、両方とも心地よくお使いいただけると思います。 サイズが46×44cmなので、座布団として床に直接敷いていた
だいても良いですし、椅子の上に敷いていただくのも良いです。 そして、アート性の高いものですので、壁に飾っていただくのも良 いですね。
きっと、これが1枚あるだけで、お部屋はとてもおしゃれになると思います。 店頭には、他にも多数ミニギャッベがありますので、組み合わせを
たのしまれるのもオススメです。 この季節、お疲れが抜けない方も多いと思います。
暑すぎ?冷えすぎ?
どうか、『身体と心を労わってくれる』あなたにあったギャッベを、暑い最中恐縮ではございますが当店まで探しにお越し下さ い。
こころよりお待ちしております。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.07.25
ギャッベランドスケープ ラクダ
連日、”30年・40年前とは違う猛暑日”が続いていますが、皆様い
かがお過ごしですか? 私はクーラー・扇風機の恩恵を受けながら、先週辺りから始まった
新ドラマを見たりしています。
その中で、もともと内容を知らずに、何となくつけた1つのドラマで、なんと遊牧民と羊が登場しました。最近ギャッベとのご縁で、遊牧民の姿に敏感になっていたこともあり、イランよりも少し東の国の話のようですが、このドラ マを注目して見ることになりそうです。
その第1話では、”無用な殺生は禁じられている羊”の扱われ方を垣間見ることが出来ました。
第2話ではラクダが登場。…という話の流れで、
今回はラクダが主人公のギャッベ(カシュクリ サイズ:195×150cm)をご紹介させていただきます。 ドラマに出てきたラクダはフタツコブラクダでしたが、ギャッベの
文様のラクダはヒトツコブです。
調べたところ、日本の動物園ではフタツコブラクダが多いのですが、世界的生息率は90% がヒトツコブラクダだそうで、いかに自分が欠片の情報の中で生き ているのかと気付かされました。
時折、ギャッベに織り込まれているライオンは、織子さんが、実はライオ ンを見たことがないので部族の長の顔に似てしまっているような話 を聞きますが、”広い世間・世界”を知らないのは実は日本人の方なのかも しれませんね。 ギャッベのラクダ文様には、『キャラバンの列は成功への証。豊か
な暮らしへの想い』が込められています。
このギャッベの中では、そのラクダの列が、シンプルに広がる大空と大地を2分し、黙々と歩いて行く様が表現されています。日本で は見ることが出来ない、雄大な光景ですね。 一枚のギャッベの中に見る一つの大きな大きな風景。
本来なら、こんなに緑茂った大地では無いはずですが、希望も込めた一枚のアートがお部屋に敷かれていたら、素敵ですね。 そしてワンポイント。
広がる緑の一番下に、赤い花のようなものが織り込まれています。以前調べたのですが、どうやら、この花は、ひなげし。
そして、ギリシャ神話を由来とするひなげしの花言葉は、『心の平穏 』『いたわり 』『思いやり』。
この気づかない程の赤い花にも注目して、再度、そして何度も、このギャッベを見て雄大な世界を堪能して頂けたらと思います。 追記
人はコブとコブの間に乗るのではなく、コブの上に蔵をつけて乗るようです。
そして、フタツコブラクダよりも、ヒトツコブラクダの方が性格が穏やかな分、家畜に向いているとのことです。
地球温暖化で日本も砂漠化し、40度を超す日が珍しくなくなる日も遠くないかもしれません。
今の時代、砂漠ではラクダに代わって4WD車が活躍していますが、エネルギーの視点に眼を向けると、4WD車に代わってヒトツコブラクダのお世話になる日が日本にもやって来る…かもしれませんね。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.07.14
文様が楽しすぎるオールドギャッベ
オールドギャッベの楽しみ方は人それぞれ。
アンティークなお部屋はもちろん、今風のさっぱりしたお部屋に敷いても、 さりげなくお洒落ですね。
ちなみに、私が初めてオールドギャッベに出会った時には思いもしなかった楽しみ方は、”じっくり見て発見する”事です。 今回ご紹介するギャッベ(オールドギャッベ サイズ:190×146cm)は、見たとき毎に新しい発見がある…
と言うより、あり過ぎるギャッベなのですが、今のところ私が気になった楽しい文様を一部ご紹介させて頂きます 。 先ずは、この文様です。
とにかく私は、最初に見た時は象?と思ったのです。イランの遊牧民に象って、なんでだろうって。そして、 結構長い期間、そう思っていました。
ところがある時、何気なく隣にもいる象らしき文様に目が向いたとき…もしかして象ではなく鹿 でしたか?と。
身体は前を向いているけど、顔だけ後ろを向いていて、口かと思っていたのが耳で、鼻かと思っ ていたのが角だったりしてと。よくよく考えれば、象だって長い鼻 は1本のはず。2本も有ったら変すぎますよね(笑) 次に、この文様。
多分、女の子だと思うのですが…腕の曲げ具合、そして手のひらの向け具合が面白すぎませんか。
腕がまっすぐ伸びた文様も有るのですが、先程のを見た後だと、とっても普通に見えてしまいます。
さらに、こちらの女の子の腕は、少し丸みおびていて、最初に見て頂いた女の子より物腰も柔らかな 感じがします。 それから、こちら。
小さな孔雀が2羽居るように思うのですが、その右側にいる大きな鳥は「何者ですか?」と聞きたいです(笑) 全体的に見ると、
生命の樹を中心に、人や動物が集まり、そしてそこには魔除けの文様が沢山施されている温かみのある図柄でありな がら、四方の四隅を濃紺で締めたことによって、さらに中心の黒い 樹の幹がスッと美しく、キッリっとした印象に見えませんか。 ただ、個々を見ると、笑えてしまうのです。
ハイビスカス?蝶々?シマウマ??
色々な方と研究してみたい文様が、まだまだ沢山ありますが、今回は最後にもう一つだけ皆さまにもお尋ねしたい文様が…。電動 コイル?では、ありませんよね。何でしょう〜(笑笑) ひとりで見つめだけでも楽しいですが、ご家族やお友達と一緒にゲー
ムのように眺めていただくのも、もっと笑顔になれる楽しみ方のひとつかと思います。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.07.03
夢見る草原を90×66cmの中に織り込んだギャッベ
ここ名古屋地区では、ゲリラ豪雨のさなかに鳴り響く雷にビクビクしていたのは、ほんの数日前のこ
と。一転して、昨日今日の太陽は、ここぞとばかりにサンサンと照 りつけていますが、皆さま体調を崩さずお過ごしでしょうか。 今回は、私の遠い記憶の中にある、『夏休み中の出校日に、校庭に
生えていた草』を思い出してしまった(笑)ギャッベをご紹介させ て下さい。 夏休みに入る前までは何も生えていなかったのに、生えたばかりの
草だけでなく、色濃く頑丈そうな草が目の前に広がっていて、「 これを、今日の掃除で抜かなければいけないのか〜」と、ため息が 出てしまった時に見た遠い記憶の光景。(もし、共感して頂ける方がいら したら、嬉しいな〜(笑)) 「え〜っ!こんな暑い日に、簡単に抜けない草掃除。この草、どこまで続い
てるのよ〜」と、子供の時に思ったその光景が、今日このギャッベ (アマレ 90×66cm)を見たら浮かんでしまったのです。
これは、このギャッベに文句を言いたい訳ではありません。単純に、今朝の出勤の時がモーレツな暑さだったからだと思います。 そもそもですが、草掃除したくないという発想自体、贅沢な感傷だ
とギャッベに携わるようになり気づきました。
遊牧生活をしなければ草にありつけない人達にとって草は大切なものです。その草が、 新旧生い茂り、遠くまで広っがっている光景は、 そうそうあるものではなく、夢のような状況であると、私は自覚し ないといけないはずなのです。(ただ、今朝の出勤ばかりは、暑すぎたために原風景が現れてしまったとご理解いただけますと幸いです。) さて、
先程、濃い緑を、簡単に抜けない草と表現してしまいましたが、ギャッベは光マジックを持っていますので、向きを変えると明るさが 変わります。
明るさが変わると…あ〜ら不思議。ピクニック気分でお弁当を広げて座ったら、さぞかし気持ちいいだろなと思えてきました。 全てがシンプルそうですが、手前にいる女の子と奥にいる女の子を
見ると、どことなく、奥の子の方が力持ちに見えませんか? 裏を見ると、鹿が丁度ライオンの背に乗っていたりして微笑ましい ですね。
文様も、四隅にポン、ポン、ポンと。そして中央にシンプル中のシンプルな生命の樹が配置される事で、クッと締まりが出ています。
手前にいるしかの前方には、道で誘導するかのように、すこし違った色合いの緑色が織り込まれているのですが、私の撮った写真では 全く伝わりそうにないのがとても残念です。
冬の頃には、思いもしなかった草取りという発想ですが、お客様と一緒に向きを変えたり、お話をしたりしながら共感していただけたら、こんな嬉し いことはありません。 ぜひ、実物を見ていただきたく、ご来店をお待ちしております。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.06.24
スペインが思い浮かんだギャッベ
ここ名古屋地区は、確実に暑い日になりそうな今日のお天気。湿気
もあって、うぅ〜正直辛いです(汗)
しかし、“暑さ”は“熱さ”で吹き飛ばしてしまうべく、今回は、私が『スペイン』と勝手に呼んでいるギャッベ(カシュクリ サイズ172×126cm)をご紹介します。 ほんと私の単純な発想で恐縮ですが、【赤と黄色の色合わせ】が【スペイ
ンの国旗】を連想させ、
ついでに、たまたま【カシュクリ族の女性が鮮やかな民族衣装を身につけて踊る写真】が隣に置いてあったので【フラメンコ】が浮かんでしまったというだけの話です(笑)
あえて関連性を探したところ、ギャッベの故郷イランも、情熱の国と言われるスペインも、北緯40度辺りに位置している点でし ょうか。ちなみに日本の北緯は20〜46度。 ちょっとだけ日本も、かすっていますね(笑笑)
北緯40度の場所を調べたところ、新潟・岩手辺りのようです。新潟・岩手辺りは、名古屋地区からみると、どちらかというと寒いイメー ジがありますが、寒さを情熱でカバーしているのかもしれないと、 無理矢理こじつけてみました(^^;) さて本題のギャッベですが、見る方向によって、黄色が温かいオレ
ンジ色に見えたり、さっぱりとしたバナナ色に見えたりします。
左右上下が無いと言えるほど、どちらからでも見られる柄ですので、躊躇なく、夏と冬で左右を変えていただくと、目から感じる温度 が変わるように思います。 黒に近い濃紺の枠の中には生命の樹が織り込まれていることから、
濃紺の粒々やギザギザは、水を表しているように思います。表 から見ると、ハッキリとしない樹もありますが、裏を見ると一目瞭 然ですね。
裏を見たついでに、ZOLLANVARIのロゴを見ていただくと、偶然にもライオンのたてがみのように見えませんか。こういうと ころも、愉しいように思います。 私は今、空調の効いた場所で落ち着きながら、このギャッベを見て
ブログを書いていますが、このギャッベのようなシンプルな幸せの 窓の中に座り、時々心躍らされる時間も素敵な時間かなと思います 。 このギャッベを見て、スペインを思い浮かべていただけるお仲間にお会いしたいと思い
ながら、皆様のご来店をお待ちしております。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.05.30
ほぼ正方形のギャッベの中に在るもの
ギャッベに織り込まれた四角の文様は、井戸や水場を意味している
といわれます。
水が貴重なイランの地で暮らす人々ならではの願いが込められているわけですね。
最近の日本では、スーパー台風による水被害が気になることもありますが、イランの人に限らず、水は人が生きていくのに必須のものです。忘 れがちになっている水のありがたみを、ギャッベを見ながら思い起こ すのもありかと思います。 さて、今回ご紹介するギャッベ(ギャッベ サイズ:215×208cm)は、ほぼ正方形のサイズです。
幸せの窓枠の中には沢山の四角があり、その中に木や鹿・山羊があります。
パッと見ると、まるで牧場のようです。
中には飛び出した鹿や山羊も居たりして、楽しくないですか?
鹿や山羊は何匹いるのかな?…
いつもの如く、数えました。
50頭です (*^^)v
つい、「お世話、大変だ〜」と、思ってしまった自分が笑えてくるのですが、大抵の方は、この鹿や山羊に癒されると思います。 それぞれ、色や仕草が異なる彼らに、ついつい話しかけたくなりま
す。
鹿や山羊を囲む四角も、オリではなく、これは絶対に生き物を想って水場を添えてあげているのだと思います。
全体的に緑のこのギャッベですが、生命の樹も四角い水場に囲まれて、みずみずしく感じられます。 さてさて、先程、鹿や山羊の数は数えましたが、四角の数はという
と?…
木を囲んでいる四角が60個。
鹿を囲んでいる四角は、1枠ではなく5枠?いや、色違いの9枠と数えるべきなのか…
う〜んむ、ちょっと悩んでしまいますね (^^;)人は、数を数えることで、気持ちか落ち着いたり、またその域を超
えると目が覚めたりしますよね。
その時その時の自分なりの法則で、「四角を数えて頂けたらいいな〜」と、思えてくるギャッベです。 織りのグレードは”ギャッベ”になっていますが、決して荒い織り
ではないので、手触り・座り心地も、心に届く優しさがあります。 手織絨毯の類では、数が少ない正方形です。
正方形のギャッベをお探しのかたの目に留まって頂ければ幸いと思います。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.05.23
ターコイズ色のミニギャッベ
これは、ターコイズブルー?
それとも、ターコイズグリーン?ブルー属なのかグリーン属なのか・・・。
この微妙な色合いは、私の好きな色なので、この色合いの着物を持っていたりもするのですが、この色を写真で表現するには本当に難 しい色だと以前から思っていました。まして、 色の魔法を持つギャッベの写真となると、かなり厳しいので、 是非とも肉眼で見て頂きたい一枚です。 ところで、トルコ石とも呼ばれるターコイズは、明るい青緑色が特
徴的な石なのですが、パワーストンとしても好まれている宝石です 。ちなみに調べたところ、『ターコイズには勇気や積極性、希望な どの意味があり、ターコイズがヒーリング面で強いパワーを持って いることに起因している。鮮やかなブルーグリーンの石は、感情の 浮き沈みをコントロールし、気持ちを穏やかに落ち着かせてくれる。 』とありました。 ただでさえ、素朴で温かみのあるギャッベは、心を穏やかにしてく
れるのが持ち味なのに、ターコイズの色合いで仕上げてあるこのギ ャッベ(アマレ サイズ:44×42cm)は、落ち着かせてくれた先に勇気と希望 の気持ちに導いてくれるパワーを秘めているようです。 さて、ミニギャッベは自分の椅子に敷いたり、床に敷いたりされて
いる方が多いように思います。
季節がら、キャンプやピクニックなど、屋外で過ごされることもあると思いますが、荷物の邪魔にならないサイズなので、是非お供に お持ちいただくことをご提案させてください。
木のベンチや、アルミ・プラスチック製の椅子などの座り心地を、数百倍アップさせてくれるはずです。もともとは遊牧民が地面に敷く物 として織られたものです。裏についた土はパパッとはらってしまえ ば済むことなので、直接地面に敷くのも有りと思います。 アウトドアのセッティングは、実は体に負担をかけていたりもする
ので、外の空気を吸いながら、真の安らぎの時間を愉しんで頂ける のではないかと思う次第です。 私が気に入って買った着物は、残念ながら現在はタンスの肥やし化
していますが、このギャッベは、 日々人の眼に触れる場所に置かれ、触れられ、癒され… 時には出先にまで連れていける優れものと私は思います。 可愛らしい鹿も、お供させてくれる持ち主を待っています。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2023.05.12
シュッとした姿がカッコいい ヒョウ文様のギャッベ
今日は、五月晴れ。お店の外は、とても爽やかな風が吹いていて、
眼に映る青葉も眩しいほど生き生きしています。そんな外の空気を 吸ったためか、今回は、人生の後半を過ごしている私から見ると、 気持ち的に眩しい(笑)ギャッベをご紹介しようと思います。 まず、ライオンギャッベは、カシュガイ族がオリジナルで織り続け
てきた非常にユニークであり、そしてアート性の高い模様です。
その中で、雌ライオンではなく、ヒョウなのではないかと思われるギャッベが存在します。多分カシュガイの5つの部族の中の、ダル シェリ族が織ったものだと思われるのですが…。
このヒョウには、ライオンの威厳さとは違ったカッコ良さが有りますよね。 このスッと伸びた脚…無駄のない筋肉が美しく過ぎて、私などは羨
ましくさえ思います。よく見ると…足元にだけドットが織り込まれ ているので、地面を踏みしめてゆっくり歩きつつも、 ダラダラではなく、土を少し飛ばすぐらいの勢いを感じました。( 裏を見るとはっきり判ります) そしてお顔…怖くもなく、優しすぎず、正統派のイケメンですよね
。
ペットのワンちゃん、猫ちゃんが、「ギャッベの上で、ゴロゴロ、スヤスヤ、気持ち良さそーに寝てるのよ」という話を、よくお客様 からお伺いするのですが…このヒョウの上でくつろぐツーショット 写真!ぜひ見てみたい気がしました。 そして胴体…ドットがきれいに並んでいます。バラバラと気が向い
たところに織り込んであるのではなく、並んでいるように織り込ま れていることで、可愛らしいドット模様なのに、全体的にシュッと した佇まいに仕上がっていると思いました。 しっぽの上がり具合にも張りが有り、もしも、このヒョウが真近で
触れられるのであれば…撫でるのではなく、ポンポンと少し軽めに (一応ヒョウなので^^;)叩いてみたら、きっと弾むような弾力 があるのではと想像までしてしまいました。 このギャッベ(サイズ:135×85cm オールドライオン)は、少し大きめの玄関マットサイズです。玄関
はもちろん、部屋の入り口や、掃き出し窓の手前などに。また、 自宅だけでなく、お店のカウンターの手前に敷いても、印象的な空 間に成ると思います。 最後に、周りを囲む山形模様や、胸の前にあしらわれたバラのよう
にも見える花が、シュッとした感じをより高めていると思うのです が…これは何?と突っ込みたくなるよくわからないもののを見つけ てしまうと、「どんなにカッコ良くても、やっぱりギャッベは和め てしまうから面白い」と、言いたくなりました。 よく似たヒョウ文様のギャッベは世の中に何枚もあるとは思うので
すが、このヒョウ文様のギャッベ、なかなか良い色合いをしている と思います。ぜひ出会いに、お越し下さい。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.04.04
鹿さん鹿さん、あっち向いてホイ!
茶色よりより薄く、ベージュよりは濃く。
立って遠目に見ると、ダークグリーンの小さな四角が中央を引き締
め、サイドのラインがクールで落ち着いた感じがするのに、近くで 座って見ると、鹿さんが愛らしいギャッベ(アマレ サイズ:161×103cm)をご紹介します。 ダークグリーンの中の鹿の数58頭。
何とはなく、下の方から鹿1頭1頭を見ていたら、なかなかランダムな向きをしていました。
一番下の段が、左 右 右 左 左。
一つ上の段が、左 左 右 右。
…「織子さん、楽しんでるな〜」「あっち向いてホイをしているようで、見ているほうも面白いよ」「でも、 考えながら織るのも大変だろうな〜。どの時点で向きを決めてるの かな〜」…とか思いながら細かく見ていました。 そして、もう一つ上の段が、左 左 左 左 右。
そのもう一つ上の段が、左 右 右 左。
そのもう一つ上の段が、左 左 左 左 左。
そのもう一つ上の段が、右 右 右 右。
…「あれ?同じ?」「あっち向いてホイやめちゃった?」「疲れたのかな?(笑)」 その上も見ていくと、右 右 右 右 右。左 左 左 左。
…「な〜んだ、一緒になっちゃたのね。」と、私の心の声が残念がっていたのですが…。 その上の段から上が、上下反転していました。
…「う〜ん、これは、右 右 右 右?左 左 左 左 左?」「まぁ、下から見ることにこだわらず、体の向きを変えて、素直に眺めるのが良いってことかな」と、最後は右向き左向きを考 えるのをやめました(笑) 黄色の樹の周りがダークグリーンなのですが、遠目に見るとモスグ
リーンのラインのように見えます。
細い樹ゆえに、横から見ても、脳内で向きを気にする必要がありません。 上下を変えて見ても、ゾランヴァリのライオンの位置を確認しない
と気づけれない程です。ギャッベは毛の向きがあるため光の当たり 具合も変わることから、上か見るのと下から見るのとでは色合いが 変わるところが楽しみの一つでもありますので、 柄行きを気にせず、夏と冬で向きを変えてみるのも良いですね。 色合い的に落ち着くだけでなく、上下左右を気にせず、その時々、
腰を下ろした身体の向き次第で、鹿と和めるギャッベと思います。 さてさて、鹿の向きは最初から計算されていたのか、途中から向き
を変えるのに疲れたのか…「織子は心のおもむくままに織っていく 」と耳にしているだけに、ちょっとだけ織子さんに聞いてみたくな りました。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.03.14
ギャッベから届いた『高原の風と大地の香り』
ある本の中に、この模様とよく似たギャッベを見つけました。
その本には、『ガシュガーイー部族連合の中でもギャッベ織りの名手として知られているカシュクリ族の女性たち。彼女らが織った自 慢のギャッベを見せてもらった。写真のギャッベは、 写真背景の樹木に想いを得て織ったという。』と書かれていました 。 「イランの風景って、本当にこういう光景なんだぁ〜」
と思いながら、きっと誰かがこの風景をデッサンし、「いいね。 いいよね。いいよね〜。」という流れでデッサン化されたのかなと 思いました。 この枝の流れと動きには、高原に吹く風を感じます。そして、その枝
にとまる鳥たち。 そして、私たち日本人からしたら、とても豊かな土地とは言い難い
大地に、しっかりと根付いている樹木。多分、その樹木の周りには こんなお話畑は無いように思いますが、そうあって欲しいという希 望と願いが、土や花の香りと共に伝わってきませんか。ついでに、これまたこのお花が、艶ややかなんですよ〜(^。^) しかし、このギャッベは近くで見れば見る程、文様の細かさに驚か
されます。
中央に勢いよく描かれている樹とは対照的に、二重に縁取られた枠の中には、幸せを運ぶと言われる鳥がたくさん居るのですが、 目で追うと、樹木の枝の上に10羽。枠の中にはなんと92羽。 合計102羽…かな(^。^)
そしてその鳥の上に、とてもという表現を超え、メチャクチャ細かく描かれた山羊たちが一杯描かれているのです。
鳥の数を数えた手前上、いちおう山羊の数も数えたところ…なんと164匹!
大切な存在である家畜の羊や山羊は、暮らしの安定や子孫繁栄を願う文様ですが、さほど大きくないこのギャッベ(ルリパフ サイズ 112×176cm)の中に、詰め込まれた想いは幾ばかりかと感 嘆してしまいました。
『豊かでは無い大地に根ずく、この一本の樹』から得た想いは、最初にデッサンした人から織り子たちに受け継がれ、そして細かく細 かく織り込まれてて、この一枚のギャッベが出来上がったのでしょ うね。 そして私は、樹と花だけでなく、『青く広がる大空と貴重な水』を
イメージするこの水色からも、風と香りを受け取ったように思いま した。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.02.28
毛氈よりも座り心地が良いギャッベ
早いもので、明日から弥生3月になりますので、お雛様を出しておみえのお宅も多いことと思います。
以前に知り合いの方から伺ったお話なのですが・・・
その方は、娘さんは嫁がれてしまったけれど、お雛様は毎年出してあげるそうで。でも、段にするのは大変なので、畳の部屋に全員をひろげるのだれど、それがずらっと並ぶと、これがとてもいいのよと。
そのお話と共に、丁度もってこいのギャッベがあることを思い出したものですから、久しく箱から出してあげて無かった三人官女さん達を、今日は自宅から連れてきました(*^-^*)
このギャッベは、艶がありながらも落ち着いた深紅のギャッベ(カシュクリ サイズ:196×157㎝)です。
白い床にも、木目の床にも良く合います。そして畳のお部屋にもとてもよく似合います。
草木染の色の奥深さは、“どんな床にも合わせられる力を持っている”からと言っていいと思います。
久しぶりに空気を吸った女官さんも、孔雀や山羊たちに会えて、心なしか楽し気なお顔に見えます。
この山羊さんのキュートさも、織が細かいのでバッチリと伝わってきますね。
女の子も居たりしますよ。ギャッベの文様に込められた想い・・・きっと人形の女官さんにも伝わっていると思います。
さて、オフショット写真です。
かしましい笑い声が聞こえてきそうじゃないですか? (*^。^*)
五人囃子くんたちも連れて来てあげればよかったなー。
何年も窮屈な箱の中で眠らせたままにしてあるので、このギャッベの上に出してあげたら・・・
人の目には判らない程度に、手足を伸ばしながら「気持ちいい~」って言ってくれただろうな~。
「こんなフカフカな毛氈には座ったことがないぞ。膝も痛くない。」って言うかも(^^;ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.02.14
ハートが詰まったギャッベ
今日はバレンタインデーなので、このギャッベ(アマレ サイズ:185×124㎝)を選んでみました。
情熱の赤色ではなく、春を告げるかのような黄色いギャッベです。
先ずは、ともかく鹿さん達が楽しそう。
そして仲睦まじそうじゃないですか?
季節が移り変わる時間を、共に”ほんわか”と過ごす時間は、とてもゆっくり進み、きっと心が癒されると思います。 そして、周りを囲む狼の足跡。いや、これは狼の足跡とか、
お花とか言う次元ではなく、 四つ葉のクローバーのような♡♡♡♡が一杯溢れていると言う方 があっているかもしれません。 アップで見たら、まさにハートに見えますよね。裏に控える
ゾランヴァリのライオンさんも、 どことなくヤキモチ焼いてそうなくらい、 ハートが散らばっていますでしょ(*^-^*) 最近のバレンタインは、『
なんとなく義理チョコみたいな』のはもとより、『 熱い想いを伝える』パターンよりも、『 自分へのご褒美』や『家族のため』にチョコを買われるパターンの方が高 いとか。
私も自分チョコのためになら、色々なお店へ足も運びます(笑)
ギャベも『自分へのご褒美』や、『家族の事を思って』購入される方が多いので、自分にとって、 又家族にとっての『いいもの』『趣味にあうもの』を探すのも楽しいですよね。 ギャッベミュージアムでは、文様に留まることなく、
織り子さんたちのハートが詰まったギャッベばかりを揃えています 。
そのギャッベに、更にお客様のハートが合わさったら・・・「嬉しいなぁ~幸せだなぁ〜。」そんな気持ちで、今日も皆様の御来店をお待ちしている次第です。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2023.02.07
ギャッベで温かく華のある玄関に
春よ来い!
節分が過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続いてますね。
素敵なこともたくさんある冬ですが、花の咲く春が早く来ないかなと思っておいでの方も多いと思います。屋外では、蝋梅や水仙の花を見かけるようにはなりました。
ただ、お部屋や玄関にいっぱい花を飾ろうと思うと、どうしても花屋さんで購入したハウス育ちの花になってしまうこの季節ですが、敷物に花模様があしらわれていると、あえて花が飾ってなくても華やぎますよね。今回ご紹介するギャッベ(アマレ サイズ:97×63㎝)は、色だけでなく、”素朴なギャッベだからこそ感じられる温かさ”にも注目して頂きたい玄関マットサイズの一枚です。
まず3本の生命の樹に咲く賑やかな花たち。
ゴージャスではありませんが、目から高揚させてくれる華やかさがあります。よく見ると、花の花弁は狼の足跡の文様になっていますので、魔除けのためのセキュリティー対策もバッチリですね。
また、草木染ならではの複雑な色合いの糸を使いつつも、はっきりと境界線が判るグラデーションが、このサイズなのに大地の奥行を感じさせてくれます。
その大地に生えている木の間を、のんびりと歩く鹿たち。
家族円満を象徴しているかのように、ほんわかしています。
鹿か山羊かと問われると明言できない私ですが・・・可愛いですよね(*^-^*)
単にカワイイと言うのではなく、安っぽくない可愛らしさが魅力的です。あれ?
あれれ?・・・
中央を歩く鹿さんたち・・・足が・・・?
6本?? 8本??? (笑笑)
とりあえず、2匹並んで歩いているとでも解釈しておきましょうか(^。^)
こんな感じでちょっと笑えちゃうのも、魅力のひとつです。
そして、そんな時の笑顔から感じる温かさは、実際の春の気温よりも温かいかもしれません。 ところで、
ちょうど一年前は冬季オリンピックの最中で、世界中に高揚と笑顔が溢れていました。
その数日後に戦争が起きるなんて思いもせず、私は各国の選手が己と闘っている姿に拍手を送っていました。
せめて一年が過ぎてしまう前に、世界中の人の心に春が来てほしい。
少々飛躍し過ぎかもしれませんが、ギャッベを見ながら思います。
ギャッベ自体、幸せになる願いが込められた織物なので、そう思ったのかもしれません。春よ来い!早く来い!
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2023.01.24
オールドギャッベと過ごす時間
ここ名古屋地方の今日は、寒波のニュースを聞くだけでも身体が縮
んでしまうほどの寒さです。
出来ればこんな日は、リビングでホッコリ過ごしたいなと思いながら選んだオールドギャッベをご紹介します。 アイボリーの背景にハッキリと浮かぶ生命の樹。
元々はフェルシマダン族という部族ならではの絵柄だったそうですが、あまりのカッコよさに他の部族でも織るようになったと言われるほどス タンダードな絵柄です。
このギャッベ(OLD生命の樹 サイズ:185×113cm)は1畳程なので、大人が1人寝転がる事が出来る大きさです。
3人掛けのソファーを横に置き合わせるにもいいサイズですね。
オールドならではの柔らかさと艶は、経年劣化という言葉を打ち消して、経年魅力に置き換えてしまっている一枚です。
生命の樹の根元の辺りは、私たちが住む世界を表しているとか。
この太くてハッキリと伸び出した根元に施された四角い飾りが、私は とても気に入っています。
そして伸びた先は天空…神様の住む世界です。
力強く真っ直ぐ伸びた幹の先にしっかりと咲く花…幸福な暮らしに健やかな成長と長寿 を願う気持ちを強く感じます。
その途中に伸びた枝には、余白を埋めるかのように、狼の足跡やメダリオンを組み込んだような花や蕾芽が施されています。 魔除けの文様で目に見えない邪気が入り込む隙をも埋め尽くし、家 族の暮らしを守りたいという願いも感じ取れます。
そして、幸せを運んでくる神からの使者と言われる鳥の姿も有ります。天空の左右には赤と白の鳥。地にも白と赤の鳥。上下左右を、 赤と白の相対する色合いの鳥を配置しつつ、羽の色合いは左右でト ーンを合わせてあります。
全体を眺めると、幹を中心に左右が対称的になっている図柄です。日本でも、名前の文字が左右対称だと縁起が良いとか聞いたことあ りませんか。どこか共通する感覚があるのかもしれませんね。 さて、オールドギャッべの愉しいところはこれから(^^♪
ハッキリとわかる文様以外に、「これはなあに?」「あなたは誰?」と問いたくなる絵柄が見つかってしまう事です。
これは蝶々なのかな?どうでしょう。
三角の歯文様に囲まれたこれは、部族文様なのかも知れませんが何を表しているのでしょうか。
鳥?蛇?えっ手裏剣??(笑笑)
中心にはスカラベ文様を略したような絵柄も見受けられるのですが、正体は?
当店の1人のスタッフは、「紐に長方形の物がクイッくいと、通してあるんじゃない?」と。たぶん”鳴子の様な物”が思い浮かんだのかな(^^♪ 人によって、浮かぶものが違うって、面白いですね。 ギャッベは、伝統を守り伝えていると同時に、時代と共に進化もし
続けている敷物です。
流れる時代背景の中、ある一時期に創られたオールドギャッベ…その一時期に想いを馳せつつ、今この何気ない想像を膨らませながら、愉しみ、そしてそこから未来をも育 む事が出来たら素敵ですね。そしてそれは、外の寒さを忘れるほど の幸せな時間であることは間違い無いと私は思います。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.01.10
初々しい色合いのギャッベ
今年最初にご紹介するのは、
サイズ違いの四角が散らめられているギャッベ(アマレ サイズ180x 124㎝)です。 10分程ぼ〜っと眺めていると、
四角の中に織り込まれた文様は極々シンプルなのですが…
赤?朱?紅?臙脂?ワインレッド?
黄緑?深緑?
草木染めの複雑な色合いを単純に表現するのはいつもながらとても難しいのですが、 どことなく和菓子の包み紙にしたくなるような美味しそうな色合わ せの四角もあったりして(食いしん坊の発想で恐縮です(笑)) 、ついつい一織一織の糸の色具合を追究したくなりました。 それらの小さな四角を大きな艶のあるみどりの四角がまとめている
のですが、多分この『みどり』色が、 翠でもなく碧でもなく翡でもなく『緑』です。『緑』 は青竹や草のいろで、青と黄との中間。 また、みずみずしくて深い感じの色を表現しているそうです。 その大きな緑の四角を、薄黄色の四角が取り囲み、
さらにその四角をベージュの四角が取り囲んでいます。
これは、二重の『幸せの窓』ですね。 小さな四角には、薄黄、濃黄、橙、白、もあるからでしょうか。
全体的に観るとなんとも初々しく感じてしまいました。 昨日一昨日、成人の日の振り袖姿を見たからかもしれませんが、
大胆で一見派手な柄いきに見えても、 落ち着きと初々しさをかもしだすのが振り袖ですよね。 このギャッベを眺めながら、「 こんな柄いきの振り袖があってもいいんじゃないかな」と思いなが ら、ついつい長々と見惚れてしまったギャッベです。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.10.01
イラン研修行ってきました!! ~ギャッベ・ペルシャを知るために~ 25日 NO.1
こんにちは。
ギャッベミュージアム 担当大鹿です。
更新が遅れて申し訳ありません(汗)
今回はクムの有名工房(シルク絨毯)のご紹介をしていきたいと思います!
最初に訪れたのは、ジェッディ工房さんです。
独特な色使いのとても綺麗なシルク絨毯。見ているだけで幸せな気分になります。
緑が映えるメダリオンのシルク絨毯。写真だと伝わりにくいですが、緑の中に植物のデザインが施されており
上下部分にライオンがいます。
何とも言えない紫の絨毯。メダリオン絨毯で花のデザインがとても綺麗です。
クムの工房でも記念写真を撮らせてもらいました。親子ともとてもやさしい笑顔で迎えてくれました^^
貴重な体験をありがとうございました!
次に訪れたのはジャムシディ工房さんです!
絨毯を見てもらえれば分かりますが、とても独創的で一般受けはしない。
しかし、とてもエレガントな絨毯の数々を作っている工房です!(私の率直な感想ですが・・・。)
好きな人はこれ以外考えられないというレベルに達すると思います^^
お邪魔させてもらってまず目に入ったのは、テーブルの上に積まれたシルク絨毯の数々。いっぱい用意してくれてました!
シルク絨毯はとても高価なのでタペストリーやテーブルに置いて飾れるくらいの小さい物が多かったです。
小さいサイズの絨毯。色使いがもの凄く個性的でセンスを感じます。フィールド部分の色のグラデーション具合が最高でした。
色々な小さいサイズを並べて同行された社長さん達が真剣な目で選んでいました。
沢山見せてくれたのでここでは個人的に独特で載せたいものを載せて行きます。
最初は見事な花瓶文様(ゴルダーニー)。フィールドが黒色でカラフルな花がとても映えます。
メダリオンに花瓶文様まで入った絨毯。フィールド部分の統一されていない青がまるで水のようです。
こちらもメダリオン絨毯。独特なのはフィールド部分がボーダー部分からはみ出しておりなんとも不思議な雰囲気を出しています。
大きな花瓶の様なシャンデリアの様な細かいデザインの絨毯。 上には川が流れ、フィールド部分は様々な色で織り込まれており神秘的なデザインです。
ボーダーのないタイプのメダリオン絨毯。これも様々な色で独創的な雰囲気を出しています。
少し変わったデザインで色々なデザインのペルシャ絨毯が描かれた絨毯。一枚で色々な絨毯デザインが楽しめます。
すごいのは絨毯を捲った感じなども表現していて遠目で見ると数枚の絨毯が並んでいるよう。周りにはエスファハーンの橋や遺跡などのデザインも施されています。(凄すぎました・・・。)
先ほどの絨毯上部に描かれている仏教などの神様のデザイン。
ぶっちゃけ某加〇茶さんのコント姿にしか見えなかったです(笑)(怒られたら速攻消します。ごめんなさい)
ジャムシディさん親子と記念撮影。
息子さんが手掛けている個性的で独創的で正直どこのお家なら合うのか分からないレベルの素晴らしい絨毯の数々。ペルシャ絨毯の固定概念をぶっ壊すレベルでこれからも驚きの絨毯を作ってくれると思います。
続く
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2022.08.27
イラン研修行ってきました!! ~ギャッベ・ペルシャを知るために~ 24日 NO.3
こんにちは。
ギャッベミュージアム 担当大鹿です。
今回はエスファハーンの超有名工房 セラフィアーン工房から載せていきます!
とその前に・・・。
時刻は15時半過ぎですがお昼がまだだったので・・・。
毎度おなじみケバブと食べかけですが魚のフライ。イランで初の魚のフライでテンション上がりました!
セラフィアーンさんのお家に入ると、まるで別世界の様な豪華なお部屋が!ペルシャ絨毯もそこら中に敷いてあります。
内装からインテリアまで細部に拘り、ペルシャ絨毯との調和が素晴らしいです。
イランおなじみチャイ(紅茶)とケーキ(わたしはリンゴ入りチーズケーキ)を頂きその間に色々な絨毯を見せてもらいました!
正直昼食後+おやつを食べすぎてお腹いっぱいだったのですが、ケーキが美味しすぎて完食してしまいました^^
イランのお菓子は甘いですがどれもおいしい物ばかりです(工房さんが出してくれたお菓子は多分高級品ばかりだと思います)
お菓子の話は置いといて・・・。
セラフィアーンさんの絨毯は何とも言えない赤や青が特徴でエスリーミー(唐草模様)がとても綺麗です。
わたしを含め研修生みんなため息しかでません(笑)
セラフィアーンさん一家と記念撮影。まさに華麗なる一族!
メーカーさん曰く語らないと売れない絨毯なんて言われてますが、個人的に大好きです。
おもてなしありがとうございました。
エスファハーンでの絨毯工房見学が終わり、次はシルク絨毯で有名なクム(コム)に向かいます!
エスファハーンからクムへこれまたバスで長いこと・・・。
途中トイレ休憩で立ち寄った休憩所ですがトイレ激込みで並んでいました(汗)
外ではおこぼれ狙いなのかワンちゃんが。こういう休憩所付近には大体いました。
本当は触りたいけど危険なので遠目からパシャリ。
クムのホテル。到着時22時頃・・・。辛すぎ・・・。
夕食をサッと済まし少し外に出かけました。(郊外なのでなんにもないよ(笑)なんて言われてましたが)
研修仲間とフラフラ歩いていましたが、確かに何もない(笑)ただホテル着いてすぐ就寝はちょっともったいないかなと思い
しばらく行ったり来たり。
ホテル近くのお店が少しある所では猫がいっぱいいました。
写真はケバブ屋さんの前で待ち構えていた猫ちゃん。意外に逃げなかったのでパシャリ。
適当に歩いてホテルに帰りました。
次回はクムの有名工房を載せていきます。
続く。
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2022.08.19
イラン研修行ってきました!! ~ギャッベ・ペルシャを知るために~ 24日 NO.2
こんにちは。
ギャッベミュージアム 担当大鹿です。
今回はイマーム広場にあるハギーギ工房さんからです。
モスク横のお店。中はものすごく狭いのですが、その中には素晴らしい絨毯の数々が!!!
これもハギーギ工房さんの絨毯ですが、線が入っているの分かりますか?
モスクのタイルのデザインを絨毯にした物で、タイルの傷なども絨毯で表現しています。(圧巻です)
ハギーギさんと記念撮影。
絨毯の本に載っている方はお父さんですが、残念ながら亡くなってしまったそう。
この後ハギーギ工房さんのお家に連れて行ってくれました。
お家では、昔の絨毯のデザインを復活させるべくデザイン模写をしていたデザイナーさんがいました。
出来上がったら是非一度お目にかかりたいものです。
隣の部屋では現在の絨毯のデザインを書いていました。
昔は方眼紙に手書きでデザインを描き色を付けていましたが、さすが2022年。
今ではPCでデザイン・色付けを行っています。
別の部屋に案内してもらうと大量の糸が!ものすごい数の色です!
微妙な色の変化の糸を使い分けているのであれほどの絨毯が出来るのだろうなと思いました。
地下へ降りると今まさに絨毯を織っている織り子さん達が。
画像じゃ分からないですが、もの凄い速さで糸を結んでいっていました。
帰る前にいただいたデザート。アイスです^^って言われて頂いたのですが、どう見ても豆腐にしか見えず(笑)
片栗粉っぽいものに黒蜜のような物をかけたデザートらしいんですが、これがまたおいしいのなんの(笑)
イランでトップ3に入るおいしさでした。黒蜜?無しで食べてみると豆腐でした(違います)
イランの人はおもてなしを必ずしてくれるのですごく嬉しかったです。ご馳走様でした^^
次はバザール内にお店があるハビビアン工房さんに伺いました。
ハビビアンさんはナインの絨毯工房さんですが、エスファハーンで商売をしているそうです。
ナインの絨毯は日本の家具などと合わせやすくとても人気がある絨毯です。
中に入ると山のように積まれた手織り絨毯が!!!
はじめにハビビアンさんと記念写真を撮らせてもらいました。
この方今回訪問させてもらったどの工房の方よりも商売人な感じで
いっぱいあるから沢山買ってってねっていう雰囲気がもの凄かったです(笑)
ナインの絨毯は比較的(それでも高額ですが)手にしやすい価格帯なので買い付け目当ての社長さんたちは
真剣な顔で絨毯を選んでいました。(わたしはチャイを飲みながら見学してました・・・。)
次の工房さんはダルダシュティー工房さんです。
とても綺麗なお店で大通りに面した所にあります。
お店に入るとすぐ目に入ったのは、ちょっとかじった人なら分かるダルダシュティーの有名デザイン連続花瓶文様の絨毯。
色が付いてる所は花瓶文様なんですが、周りの部分も同じ花瓶文様でとても優雅なデザインです。
色違いの同じデザイン。ブラウン系の方がわたしは好きです。
フィールドの黄色部分がなんとも素敵なメダリオン絨毯。色使いが独特で何とも言えない魅力があります。
本に載っているダルダシュティ―さんと記念撮影。(帽子は見ないでください)
もう引退されてるっぽいのですが、この日のために来てくれました。(感謝です)
※8月17日に絨毯塾のテストがあったのですが、その日に写真のダルダシュティ―さんが亡くなった事を知りました。
とても貴重な体験になってしまいました・・・。
次回はエスファハーンの有名工房セラフィアーンさんからご紹介していきます!
続く。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2022.08.09
イラン研修行ってきました!! ~ギャッベ・ペルシャを知るために~ 24日 NO.1
こんにちは。
ギャッベミュージアム 担当大鹿です。
今回はついにペルシャ絨毯工房にお邪魔したいと思います!
朝ホテルの中庭にて。夜も綺麗でしたが朝の中庭の方が私は好きです。
朝一最初に訪れたのは、エスファハーンの有名工房の一つシャハブプール工房。
お家に入った瞬間から素晴らしい絨毯が引いてありみんな一斉に「すっご!!!」と言ってしまいました(笑)
一枚ずつ広げてくれるのですがどれも素晴らしくため息しか出ません。(写真は撮りつつ)
大きい物から小さい物まで順番に見せてくれました。
実際に触ってみると「やば(笑)」しか出てきません。
今回買い付け目的で来られてた社長さん達は、私たち以上に真剣な目で絨毯を選んでいました。
シャハブプールさんと記念撮影。自信と気品に溢れ、商談をしている時もドシっと構えており「欲しいなら売ってあげるよ」とでも言いたげな表情で絨毯を見せていました。
お家に飾ってあったピクトリアル絨毯。バザールのデザインでしょうか?絵画みたいです。
商談が終わりシャハブプールさんのお宅を後にしました。貴重な体験ありがとうございました^^
シャハブプールさんの次に訪れたのは、有名なイマーム広場です。
イマーム広場の中庭。とんでもなく広いです!向こう側が見えない位です。
中庭周辺の建物内にバザールがあり色々なお店がありました。
カラスがいたのでパシャリ。(2回目)
イマーム広場のモスク入り口です。壁にタイルが埋め込まれていて壮大です。
ちなみに後で行きますがここのすぐ隣らへんにハギーギ工房さんのお店があります。
モスク入り口から中庭を見た光景。「世界の半分」とまで言われたのには意味がありそうです。
サファヴィー朝時代に建てられた物で約400年前の物です(驚きですよね(笑))
入り口横のタイルの壁。ちなみにどちらが古いと思います?
写真では分かりづらいかもしれないですが、綺麗に見える最初の方が実は古い物みたいなんです(なんで?)
話を聞いた所、(簡単に説明します・・・。)タイルの色付けに答えがあって
古い方→一枚に見える様で実はパーツごと(色が違う部分ごと)に色を付けていて、基盤のタイルを柄の形に切り抜いた後パーツを埋め込んでいるらしいです。(説明下手ですいません。興味がある方は調べてみて下さい(汗))
新しい方(補修した方)→その製法はめんどくさい(失礼)ので恐らく普通に色を付けて補修しているみたいです。
モスクの中に入ると圧巻の風景が飛び込んできます。
色々見てほしいい所はありますが実際に見に行った方がいいです^^
1つだけチラ見せ。これなんだと思います?
なんの変哲もない三角の石じゃん。と思いましたが時計?の役割をしているそうです。
お昼に礼拝をするのですが昔は時間が正確に分かりませんン。そこでこの石の登場です。
太陽が昇りきっていないときは影ができて、それがなくなった(見えなくなった)時にお昼になった!とわかる様にしてあるそうです。
配置してある場所の絶妙な位置はかなり計算されています。(建物もかなり計算されて作られてて約400年前の物とは思えないです)
イマーム広場の別の所のモスクの天井。太陽光が天井に反射しクジャクの尾に見えるように計算されてます。
私たちが見に行った時はちょうど綺麗な尾が見えました。(画像だと分かりづらいですが天井中心部分にクジャクが装飾されてます)
少しバザールを探索。広いというかもの凄く長いです(笑)
道中で見かけた水タバコのお店。形がかっこいいです^^
奥に見えるのはイマームモスク(逆側にいます)
ゆっくりとバザールを見て回りたかったですが大事な工房さん巡りがあるのであまり見られませんでした・・・。
イランを訪れる際は是非足を運んでみて下さいね^^
次回は、イマーム広場にあるハギーギ工房さんから載せていきます。
(実はモスク見る前に一度ハギーギさんの所に行ったのですが順番がごちゃごちゃになっちゃうので順番変えてます。)
続く。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2022.08.08
イラン研修行ってきました!! ~ギャッベ・ペルシャを知るために~ 23日 NO.2
こんにちは。
ギャッベミュージアム 担当大鹿です。
今回は、ゾランヴァリ染色工場からです!
中に入るとすぐあったのは染色された毛糸の山。ものすごい量です。
奥にかなり広く染めてない原毛や様々な色に染められた毛糸が山のように・・・。
染色に使う染料の見本が置いてある所で色々説明を聞きました。
クルミやザクロの皮・ドングリの頭?の部分など様々な染料によって毛糸が染められます。
入れる染料の量や漬けている時間、一度色を付けてから違う染料で染めて違う色(例ですが緑の場合、黄色に染めてから青色染料で染めると緑になります。)にしたりして様々な色が出来るそうです。
余談ですが写真後ろに袋に入った染料が山積みになっており、説明を聞くのに夢中になって服に染料が付いちゃった人がいました。(払って落ちたので良かったですが)
実際に染める時に使用する大釜を見せてもらいました。とても広いです。
分かりづらいですがもの凄くグツグツ煮えてます。
大釜に大量の染料と水を入れます。この時染料の量で色が決まる為、均一に染め上げるのは至難の業です。
私も少し体験させてもらいました。もの凄く重いです(笑)
染めあがった毛糸を外で乾かします。ほぼ同じ色に染めるとなると、大きな釜で一度に染めないといけないという事が改めて分かりました(汗)
ランナーサイズのギャッベにもあるカラフルなギャッベ。毛刈りをしてない感じでフワッフワでした(笑)
一通り見させてもらってから事務所?でお茶とスイカをいただきました!
イランで毎日数回はいただく紅茶(チャイ)。
角砂糖を紅茶に少し浸し口に含んで飲むのが一般的らしいですがそのままでも十分美味しいです^^
疲れた体に糖分が染み渡ります。
紅茶とスイカのおもてなしをいただき染色工場を後にしました。(貴重な体験ありがとうございました)
次はバスでシラーズからエスファハーンに向かいます!!!
約5~6時間の旅です(名古屋~東京間くらい)
お昼!と言っても14時過ぎですが、時間が無かったみたいでバスの中でテイクアウト弁当を。
ラム肉とナスのトマト炒めみたいな物をご飯にかけて。トマト煮込み料理にはずれ無し(ありがたや~)
道中はほぼこんな感じです(笑)時折見える山がとても大きく寝たり外を眺めたり。
夕日が綺麗だったのでパシャリ。まだまだ先は長いです・・・・。(みんなほぼ寝てました)
エスファハーンの郊外まで行くとなんとイ〇ンが!!!(違います)
ここでペルシャ絨毯の展示会をやっているらしく少し寄ることになりました。
中に入るとまさに〇オン!(だから違います)
一面荒野だったのでポツンとこういう建物が時々あるのには驚きました。
中は撮らせてくれなかったの入り口だけ。新作のペルシャ絨毯が色々展示してありまさに美術館!でした。
街中に入るともの凄い数の車が!
イランの交通事情ですが、車「車線?知らねぇ!」人「渡れそうなら場所は関係無し!」的な感じで日本じゃ考えられません(笑)
イランで運転が出来れば日本なんて楽勝レベルです。
夜の21時頃やっとホテルに着きました!ここは中庭が有名なホテルらしくかなり豪華でした。
ここホテルの中庭です!ここの広場で食事をいただきました。
豪華な食事!(ケバブです・・。)私はラム系はちょっと苦手だったんですが、チキン系とひき肉系の料理はどれも好みでそればかり食べていました。
生野菜は危険・・・。(水で洗っているから)なんて聞いていましたが案外生野菜を食べてもお腹壊さなかったです。むしろおいしい!
かなり遅い時間ですがこのまま部屋に行って就寝はもったいない気がして一緒に行った方(ほぼほぼその人と夜出歩きました)と夜のお散歩に。
11時とか過ぎているのに大通りは明るく賑やかでした。むしろ子供連れの家族も多い・・・・。
イランで有名な橋。歴史ある橋みたいです(バスの中で説明してたらしいのですが寝てました)
ここもかなりの人が。有名スポットみたいです。
橋の中の様子。暖色系の明かりがついてて雰囲気最高でした。
一通りグルっと回ってホテルへ。寝ないとやばい(笑)
シラーズのホテルでシャワーが使えなかったので今回は使いたい・・・。前と形状が違うのでいけそうな・・・。
上の部分を回したらシャワーが出ました!やった!!!
・・・・・・・。
熱い!!!・・・。はいはい。日本と同じで水を出して調節するのね(余裕な感じで)温度調節~♪
・・・・・・・・・・・・。
水出しても温度が変わらない!!!えぇ~どうすりゃいいの(全裸で格闘してます)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
結局蛇口で滝行しました。後日他の人に聞いたらみんなは形状が違い普通にシャワーが使えたそうです・・・。
今度こそは・・・。
長くなりましたが次回はエスファハーンの工房巡りから載せていきたいと思います。
続く。
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2022.08.07
イラン研修行ってきました!! ~ギャッベ・ペルシャを知るために~ 23日 NO.1
こんにちは。
ギャッベミュージアム 担当大鹿です。
今回は、ゾランヴァリにて染色工場の見学&体験とペルシャ絨毯を見学する為に inエスファハーンです。
・・・とその前に、
遊牧民キャンプ地で朝ごはん頂きました。
ナンに玉子焼き(塩味でおいしかったです)やジャムなどをのせていただきデザートにスイカも頂きました。
白っぽいのは山羊のチーズとバター。これはちょっと怪しかった(おなか的に)ので味見程度に・・・。(おいしかったですけど)
イランはスイカなどのフルーツをよくいただきましたが、どれもおいしい物ばかりでした!
遊牧民キャンプ地を後にし、まずはバスでシラーズのモスクにあるゾランヴァリさんのお店に行くことに。
シラーズにあるモスク&バザール到着。
バザール内はこんな感じ。どこも似たような作りをしていて迷ったら最後(ひえぇ~)
衣料品や銀食器・絨毯など色々な物が売っていました!(目的が違うのでほぼ素通りでした・・・。)
中庭に出るとものすごく素敵だったのでパシャリ。天気も良く最高でした。
歩いている途中でギャッベなんかもありました。
写真はモスクの入り口。タイルが貼られていてものすごく綺麗です!
モスク内の中庭?解放感があってすごかったです(語彙力)
中はあえてお見せしません。ここもまた実際に見た方が迫力がわかるかもしれないですので機会があれば是非。
写メは撮ってるので来店された方で興味がある方は声かけてください^^
一部チラ見せ。これなんだと思います?
実は昔の職人さんが「ここから~ここまで自分がやりました!」っていう目印で印を刻むのだそうです。
モスクを後にし、バザール内のゾランヴァリさんのお店見学。
ペルシャ絨毯工房もそうですが、お店自体はこじんまりとしていました。
後で本を読んだらゾランヴァリさんの最初のお店だそうです。ここから始まったんですね^^
現在は、信用がある取引先などはお家または工房に招いて商談するみたいです。
ゾランヴァリさんのお店を後にしゾランヴァリの工場へ到着。
次回はゾランヴァリ染色工場から載せて行きたいと思います!
続く。
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2022.08.06
イラン研修行ってきました!! ~ギャッベ・ペルシャを知るために~ 22日 NO.2
こんにちは。
ギャッベミュージアム 担当大鹿です。
本日は遊牧民キャンプ地から載せて行きたいと思います!
遊牧民のお家から車でしばらく山の方に上っていくと遊牧民のキャンプ地がありました!
テントの中にはギャッベが敷いてあり今日はここで寝泊まりです。
実際座ったり寝転んでも地面のごつごつ感は感じられませんでした。
テントの隣では織り機があり織り子さんがギャッベを織っていました!
大きめのギャッベでしたので3人で織っています。(170×240cm(パルデ))くらいだと思います)
一緒に研修に行った方が扇子を持って来ていて女の子にプレゼントしていました。
写真を撮らせてもらうとビシっと決めてくれました。
ウールを糸に紡ぐ作業をしている織り子さん。さすがベテランという他ないほど見事でした。
講義で実際にやってみましたがめちゃくちゃ難しいです(汗)均一な太さにならないです。
途中手を止めてもらって写真を撮らせてもらいました。
当たり前ですが、今では遊牧民の人達もスマホなど持っていて色々情報を得ているようでした。
衣装なども今回の研修の為に用意してくれたのかもしれません。(普通の恰好の方が動きやすいですし)
少し離れた所でテントを張っている所にお邪魔すると山羊と羊がたくさんいました!
動物好きな私としてはテンションダダ上がりで(もう一人の研修の人もかなりの生き物好き)かなりの量の写真を一緒に撮りました(笑)
外に出ていた山羊の子供?が力比べしていたのでパシャリ。ずっと見てても飽きないです。
放牧するまでに少し時間があったので記念撮影。まさにランドスケープ!
イランに来てこの風景を見た時からギャッベのランドスケープで良い物があったら必ず手に入れようと密かに思っていました。
写真は山羊の皮なのですが、中にはミルクが入っていてこれを前後にシャカシャカしてヨーグルトやチーズなどの乳製品を作るそうです。
放牧が開始されました。山羊と羊は一斉に同じ方向に向かって歩き出し、トイレを済ませながら食事に行きました。
みんな一心不乱に草を食べています。
これ実は前回載せた可愛い花っぽいやつが育った?姿。そこら中に生えていて刺さるとめちゃ痛いです(笑)
山羊と羊はこんなトゲトゲ(しかも硬い)の物も食べちゃっていました(大丈夫なのかな)
なんかいい感じに撮れたので。みんな食事に夢中です。
羊たちが戻ってくるまでみんな休憩しています。
いつのまにか羊たちを誘導していたおじさんも戻ってきていて水タバコ吸ってました(笑)
夕方(と言っても19時くらい)に山羊と羊が戻って来ておとなしく柵の中に。
おじさんいつの間にか仕事してる・・・。
こちらは出来掛けのギャッベ。色合いがとても素敵です。
そんなこんなで日も沈み、夜は遊牧民の人達が用意してくれたラムのケバブとナンをおいしくいただきました!
写真はないですが、夜になると周りは完全に真っ暗でテントの明かりに向かって虫がすごいことになっていました・・・。
寝袋を用意してもらいテントでみんなで就寝です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
蚊がいました!!!!寝れない(笑)タオルで顔を隠して無理やり就寝!
・・・・・。はい。ほとんど寝られませんでした。(笑)
かなり疲れた一日となりましたがギャッベを知る上で最高の経験になったと思います!
次回はゾランヴァリにて染色工場の見学&体験とペルシャ絨毯を見学する為にエスファハーンに向かいます!
続く。
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2022.07.29
黄色い2枚のギャッベ
朝の挨拶で、「今日も暑いですね。」という言葉しか浮かんでこない今日この頃、夏バテの兆候でしょうか。 しかし、暑さの中でも元気に咲く向日葵を見ると、不思議と元気が湧いてきませんか。 今日は、そんな向日葵のような黄色いギャッベを2枚、ご紹介させて頂きます。 一枚は、148×53cm(アマレ)のランナーサイズ。もう一枚は、93×61cm(アマレ)の玄関マットサイズです。このランナーサイズのギャッベの模様は、四角から飛び跳ねてきそうな山羊と、花を付けた生命の樹。 これを見られたほとんどの方が、「かわいい〜」 と、おっしゃいます。さりとて、 キャピキャピした可愛さではなく、 落ち着いた可愛らしさが有るギャッベです。 もう一枚の玄関マットサイズのギャッベは、生き生きとした緑の中で、色とりどりの生命の樹と、 花を付けた生命の樹。そしてそれを縁取る幸せの窓と言われる四角。 落ち着いた模様でありながら、明るくモダンな感じがします。 おうちの中で、近くに敷いても、離れた場所に敷いても、統一感を感じる2枚です。 2枚とも、疲れた心身を癒し、元気をもたらしてくれそうじゃありませんか?向日葵の様に(^-^) ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2022.07.19
美しいギャッベに宿るもの
美しいグラデーションの中心に1本。
金色にも見える幹があります。
永遠の生命を司り、豊穣・子孫繁栄をもたらしてくれるという『生命の樹』の文様の中でも、天に向かって真っすぐに伸びるこの構図は、王道ともいえる長年人気の高い構図だと思います。
赤色は家の中でも映える色なので、アクセント力は抜群ですし、ギャッベの赤色は奥深い赤なので、単に目立つのではなく、そこには“落ち着いた美しさ”があります。
その中で、遠くから見てもグラデーションの美しさは判りますが、より近くで見ることで、外枠の『幸せの窓』と下から上へ繋がっていくグラデーションが融合している箇所など、とても目を楽しませてくれます。今回ご紹介するギャッベは、サイズが132×87㎝なので、二人並んで座れる大きさです。
日常使う住人はもちろん、お越し頂いた来客の方にも、玄関で靴を脱ぐ時、ソファーから腰を下ろしてくつろいで頂くとき時など、足の裏だけでなく、是非、お尻と手のひらで心地良い感触を確かめながら、見つめて頂きたいギャッベです。
赤のグラデーションの波の中で、枝に咲く小さな花たち。
品の良い可愛らしさを感じるだけでなく、一筋の幹により、気高さも感じ取れます。
さて、どっぷり優雅な気持ちに浸りつつ、このギャッベを楽しんで頂いていると、美しさの感動と同じぐらい絶対に気になるものが目に入ってくると思うのですが、それは・・・。
美しいギャッベの生命の樹に宿る精霊なのでしょうか・・・。
気高さだけでなく、ほっこり和ませてくれるところも素敵だと思います。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2022.07.12
半夏生の時期もギャッベと共に
思わずスマホのレンズを向けたところ、 店内に有るギャッベが浮かんだものですから、 今回はそのギャッベのご紹介をさせていただきます。 「どこが?」と問われると、「色合いが」とでもお答えしましょうか。単に、私の思いつきだけの話ですけどね(^^;)
緑と白、そしてそのグラデーション具合。
更に、半夏生(半化粧)の花の粒と、グラデーションの緑と白の粒々具合が相まって浮 かんできたのだと思います。 半夏生という節気は、一年の丁度真ん中。夏至から数えて11日目のことらしく、今年は7月2日でした。 最近の日本の気候は、四季を楽しんでいるゆとりが無いどころか、異常と思わざるを得ないので、”節気など何処へやら”と言った具合かもしれません。
しかし、こういう気温の変化に、『敷きっ放でも対応』してくてるのが、 ギャッベの良いところですので、敷物をお探しの折には、 是非当店のギャッベもご検討下さい。 半夏生の時期に咲くことから名が付いた半夏生(半化粧)。
半夏生(半化粧)の花言葉は、『内に秘めた情熱』とか。まさに、”織子さんの情熱がそっと織り込まれているギャッベ”に通じるものがあるのかもしれませんね。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2022.07.08
ギャッベの中のお気に入りポイント
昨日は七夕でしたが、みなさまのお住まいの場所からは綺麗な星空を眺める事が出来まし たか。
ここ名古屋地区の夜空は厚い雲に目隠しされていましたが、きっとその向こう側では1年ぶりの再会が果たせていたことと思い ます。 さて、今回は星降る…といきたいところですが、大気圏内にてお花が降ってきそうなギャッベを、 ご紹介させて頂きます(^-^) その下で、濃い茶色と薄い茶色の境界線をぼかすかの様に舞う花たち。 ついでに、ゾランヴァリロゴのライオン君も、絵になる場所にいますね。(^^♪ このギャッベ(カシュクリ サイズ:79×64cm)は、一般的には玄関マットサイズになりますが、 縦が通常の物より少し短くなっています。絵柄の構図を優先しているサイズと思われますので、 玄関に敷く場合は、 横向きではなく是非縦向きに敷いていただきたい一枚です。 なんとなく写生のイメージで描き出す(織り始める)と、下に濃い茶色が来そうなものですが、 より濃い色を上にもってくることで、 逆に安定した感じがするところに不思議な魅力を感じませんか。 そしてもう一箇所。中央の樹の、葉の下の部分に見られる『小さな細工』も。よーくよ〜く見て頂くと、左右の樹と同じ様に、ふっくらとした葉の下側と幹との間に、髭の様に生えた葉が、 うすく薄~く、黄緑のもやの様に確認できます。
見えるか見えないか、気付くか気付かないかレベルのこの箇所への『小さな細工』も、 なんとなく私は好きです。 全体的な構図の魅力と、気付かないかもしれない箇所への小さな細工。 ”視野を広げたり狭めたりしながら楽しんで頂きたい”一枚です。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.06.24
今日はUFOの日 ギャッベを見ながら思う事
『6/24はUFOの日』という事で、少し前から、6/24にご紹介したいと思っていたギャッベです。 何故なら
…私が始めてこのギャッベ( カシュクリ サイズ:87×64cm)を見た時、
…「宇宙人!」と、思わず声が出そうになったのですが、そう思ったのは、 私だけじゃなかったことを知ったからです。 実は、2ヶ月ほど前の事なのですが、積んであるギャッベを捲りながらお客様にご覧頂いてた時の事,
…「出た!」と小さな声を発せられた後、 お連れの方と微笑みながら目を合わせて、もっと小さなお声で「 ほら宇宙人」とおっしゃったのが聞こえて来たのです。 この状況
…私以外の人の目にも宇宙人に見えたって事ですよね。そして、 当店以外でもよく似た文様をご覧になった事が有ると言う事ではな いのかなと。 勿論この文様は、宇宙人ではありません。人、それも女の子かな(*^-^*)他のギャッベに織り込まれている女の子と比べると足が長いからですかね。 おりしも、先週から『惑星パレード』とか『惑星直列』とか、5つの惑星が一列に並ぶ写真が話題になり、6/ 24の夜明け前が一番綺麗に並んで見えると昨日のニュースでも報 道されました。 そして、ギャッベの中で、宇宙人の様に見えてしまった女の子も、一列に並んでいます。 もう、「この日にご紹介せずにいつする?」という気持ちで写真を撮りました。 ただ、それらはコピーではありません。女の子の足も手も顔も、皆んな違います。鹿も、それぞれに名前をつけてあげたい程に個々です。宇宙は広く、万物は全て違う。しかし、ちょっとした偶然が重なり、出会い、繋がることもある。そして、その偶然の中で、微笑むことができたなら、その”素敵な時間”は神様からの贈り物なのかも知れませんね。 素朴で温かみのあるギャッベは、眺めているだけで、なぜか心が癒されます。 きっと、地球人以外の心も…。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2022.06.17
碧玉のギャッベ
昨日も今日も、小雨が肌に触れてくるからでしょうか。店内を見渡し、ふと雨水を連想してしまったギャッベ(カシュクリ サイズ:128×77cm)をご紹介します。 草木染めならではの色の深さもありますが、一見模様は無い様に見えて、 実は雨粒の様なドットがある事に気づいていただけますでしょうか 。 更に、目を凝らして頂くと、中央を含め全体に…見つかりましたか。(*^-^*) そして、裏を見てもう一つ驚くことは、青系だけでなく、赤や黄色、オレンジみどり、白などなど、 色々な色の糸で織り込まれていたと言うことです。 深い色の正体は、まさに単純では無かったからなんですね。つい最近、愛知県では明治用水に亀裂が入り、農業工業に深刻な影響を及ぼしてしまったニュースがありました。 いつもあって当たり前。
無くなると気づくありがたみ。日本では日常的に水がない不便を感じることはなかなかありません が、水が乏しいギャッベの故郷イランでは、 水に恵まれる事への希望や願いを込めてギャッベを織っているそう です。
私たち日本人も、もっと水が有るありがたみを知らないといけないかも知れませんね 。 そして取り敢えず、このギャッベを見て触って頂き、心を潤して頂くのをおすすめしたいなと思います。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2022.06.08
立髪パッツン ライオンギャッベ
前回に続き、今回もライオンギャッベのご紹介になります。と言いますのも、数日前の朝の番組で、前髪パッツンになったライオンが、 中国のSNSで話題になっていると、 取り上げられていたからです。 雄ライオンにとって、立髪は力の象徴。なんでも、「闘いをすると、ホルモンが刺激され、より髪が伸び、前髪が一層立つことから、 強いライオンほど立髪が長く立っている。 だから立髪が立派な雄ライオンほどモテる」と、 専門家の方がおっしゃっていました。 そして話題のポイントは、『誰が切ったの?これはこれで可愛いけれど。動物園側は、 人為的に何かをした訳では無い。』と言うことらしいのですが・・・。 そうですよね。 どんなに懐いていても相手は大人の雄ライオンです。 ハサミをライオンの顔の前に出して、立髪を切るなんて行為、 怖くて出来ませんよね(⌒-⌒; )
まあ、専門家の方の見解は色々あるようなのですが、私はその時に見たライオンの画像が、 ギャッベミュージアム内にある人面ライオンの顔とダブってしまっ た事がきっかけとなりました。 さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回ご紹介するライオンは、前髪は立っていません(笑)が、 装飾品をつけています。
しかし、立髪はパッツンですが、店内に於いて、『存在だけでもひときわ威を放つ』 ライオンです。 どことなく品があり、優しい顔立ちをされています。
真っ直ぐ正面を見つめる目と共に、立髪に隠れることなく、こちらに向けられた両耳は、 下々の話さえも聞く、懐の大きな勇者の様に感じました。 詩の作者は、Saadi Shirazi(シラーズのサディ)。
彼は、伝統ある古典的な文学の偉大な詩人として広く知られている人物で す。 仕入れ先からの情報では、多分この様な文字が織り綴られているそうなのですが、 単なる言葉ではなく、詩となると、 奥深いところに微妙な意味合いが込められていると思います。 なので、知識が無い私としましては、 この場で和訳することは控えさせて頂きますが、店内には、 英訳と共に、近いであろう和訳も添えてありますので、 詩の真意をどう読み取るか・・・。 一人で追求するのも楽しみ方の一つかと思います。
また、リビングでご家族と、もしくは客間にて大勢の方々と、 ライオンの姿を見ながら、 議論を交わすのも面白そうじゃないですか?(^_^*) ライオンのお顔と共に、詩の文字を確認しに是非お越し頂きたく思います。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2022.05.31
太陽を背に、剣を持った獅子のギャッベ
ライオンがモチーフに描かれた絨毯は、海外でもコレクターが多いそうです。そもそも、 ギャッベが注目されるきっかけになったのも、 ライオンギャッベがアメリカで紹介されたからだとか。 当店でも、いろいろな表情を持ったライオンが居ますが、その中でも威厳を全面的に感じるライオンギャッベをご紹介します 。 ライオンの文様は、『力強さ・たくましさ・知恵・勇気』などの意味があり、強さの象徴とされていることから、かつては王様や部族・家の長の座るところにライオンギャッベを敷き、 権力を示していたとも言われています。 その上、魔除けとされているs字のケルマックで縁取られているのですから、『 これに勝る強さは無いだろう!と言わんばかりのギャッベ( オールドライオン サイズ:122×83cm)です。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2022.05.24
くるくる巻かれたギャッベ
ふと、「今日は何の日?」と思い、調べてみたところ、沢山あるなかで、『伊達巻の日』が目に留まりました。
伊達巻の由来とされる伊達政宗の命日にちなんでつけられたそうなのですが、そこに添付されていた伊達巻の写真を見た私は、当ギャッベミュージアム内にも「よく似たイメージの物があるじゃない」と思って写したのが上の写真です。絨毯屋さん”あるある”だと思うのですが、店内には、くるくると巻いてあるギャッベがあります。その中で、一番美味しそうに見えたのが、これ(^^;)
さしずめ、青のりとホウレン草入りの栄養満点の伊達巻といったところでしょうか(^.^)このギャッベ、以前ポールに掛けて展示してあった時は、全部緑という感覚だったのですが、最近降ろしてみたところ、「あら?もしかして黄色のギャッベだった?」と思うほど、”色の印象が違って見えた事に驚いた”一枚でもあります。
とは言っても、一番注目するところは、やはり中央の緑。
緑にもいろいろありますが、少し青み掛かったビリジアン系の緑が帯状になっています。そこで、ちょっと発見をしました。
よ~く見て下さいね。中央のかすかに青い所・・・狼の足跡になっていました。
他にもギャッベならではの色々な文様が織り込まれていますので、急いで見つけたい時は、裏を見て頂くのが早いですが、ゆっくり見つけるという楽しみ方もありますね。中央の緑を引き立たせる為か、帯の上下にある生命の樹は、全体に溶け込むほどに、とてもとてもさり気なく表現されています。
また、上下のステッチは、黄色と青色の2色を2段に施してあるところなどは、めりはりの付け方にも手が込んでいます。さて、このギャッベ(カシュクリ サイズ:296×227㎝)は、サイズ的に大きいので、くるくる巻くと、ボリュームがあるのですが、裏が糊付けされている絨毯ではないので、思いのほか、巻くのは楽ちんです。
これから梅雨時になると、どうしても湿気は避けられない事なので、時々ギャッベをめくって頂いて、風を通したり、床に掃除機をかけてあげると良いのですが、これぐらい大きなギャッベの場合は、めくって折りたたむよりも、くるくると端を巻いて頂くのが楽かもしれません。今朝も昨朝同様、爽やかな風が吹き、空には小さく白い月だけが見えているような青空が広がっていましたので、咲きかけの紫陽花と共に写真を撮ってみました。
もうしばらく、こういうお天気が続いてくれるといいなと思いながら・・・。
カタツムリを見かけるのは、もうしばらく先になるといいなと思いながら・・・。最後に、
くるくると巻かれたギャッベの写真を撮っている時、偶然のぞいた先に、鳥を見つけました。
たまたま、向うに置いてあったギャッベの模様が映り込んだのですが、見えますか?
偶然の吉兆だといいなと思いつつ、もう一枚写真を撮りました(^^♪ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2022.05.17
四角が生きている 不可が見つからないギャッベ
この数日、名古屋地方は暑いのか寒いのかよく判らないお天気が続いています。GW明けの疲れと共に、体調を崩しやすい時期でもありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回ご紹介するギャッベのサイズは、118×84cmです。
ご覧の様に、縦にしても横にしても全く気にならないデザインなので、玄関マットとしては大きめのサイズのようですが、幅が85cmあればちゃんと納まるサイズです。
もちろんリビングや寝室、キッチンなどに敷いて、“踏んで良し、座って良し”のサイズです。
文様は至ってシンプルで、四角に生命の樹と山羊、そして幸せの窓でまとめられているのですが、四角の配置かげんがモダンなためか、広く感じます。
色合いは、ベージュ系の背景に、それぞれの四角が、緑にしてもピンクにしても、淡い色づかいがされているので、明るく優しい感じがしつつ、濃げ茶色の幸せの窓がキュッと〆ていて落ち着きもあります。
ギャッベは、周りの家具のどんな色合いとでも馴染む特性がありますが、この色合いのチョイスは、何処に敷いても上品に馴染むと思います。
ポイントは、小さな四角も大きな四角も、“いい仕事をしている”からかなと思うのですが、いかがでしょうか。
シンプルゆえに、沢山のギャッベの山の中にあると、一見目立たないかもしれませんが、一枚だけを取り上げてみると、まったく不可が見つからないと思いませんか。沢山のギャッベがあると、どうしても目立つデザインに目が行きがちですが、ゆっくり探していただくと、貴方のご自宅に招いてもらうのを“自信を持って待っている”ギャッベが沢山あります。ぜひ、見つけにお越し下さい。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.04.26
毎日が見頃 藤色のギャッベ
以前、グラデーションがラベンダー畑のようなギャッベをご紹介させて頂きましたが、今回は、またひと味違った紫色のギャッベをご紹介させて頂きます。
と、その前に・・・。
ギャッベミュージアム(ぐっすり屋ワタシン蟹江店)から車で23分、ぐっすり屋ワタシン津島本店より車で6分の所にある津島市天王川公園の藤が、いま見ごろを迎えています。ギャッベミュージアムからの帰り道に立ち寄って頂くのも良いかと思い、先にご紹介させて頂きました。さて、本題のギャッベ(アマレ サイズ:285×218㎝)ですが、紫は紫でも赤紫系の紫のストライプとグラデーションの組み合わせといった感じでしょうか。生命の樹と山羊、そして窓や井戸を表す四角い文様がストライプに沿って織り込まれているのですが、花が咲いている生命の樹が藤の房の様にも見え、又粒々が判るグラデーションが小花の様にも見えたものですから、この時期、藤の見頃が終わってしまう前にと思い、このギャッベを選びました。
ちなみに、天王川公園の藤は、白・ピンク・薄紫・濃い紫と、品種の数も多いので色々な花色を楽しませてくれるのが見所でもあるのですが、こちらのギャッベの紫も、言葉で言うには難しいほどの色々な紫色が広がっているのが見どころです。目を凝らすと、グラデーションの具合も、ひと粒ひと粒が判る感じでありながら、それを引き立てるために、その周りにとても色々な紫が使われていることが判って頂けるでしょうか。
また、ステッチに黄緑色が使われていることで、知らず知らずのうちに、植物の藤が浮かんだのかもしれません。
生花には、瑞々しい見頃の時があるからこそ、それを見られる機会は貴重なひと時に成るとも言えるでしょう。
しかし、そんなひと時を、毎日感じさせてくれる敷物がお部屋にあったら・・・それもまた、幸せな時間と空間だと思います。
夕方、小雨が降ってきたので、花の具合が気になり、再び藤を見に行ってきました。
コロナの影響で今年のライトアップは中止されていましたが、カメラを構えた方が何人もいらっしゃいました。
今年の開花は例年より1週間以上早かったので、ゴールデンウィーク後半の頃には“花筏”になっているかもしれません。
ギャッベミュージアムへのご来店と共に、早めにゴールデンウィークの日程に組み込んで頂くことをご提案させて頂きます。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2022.04.12
踏んじゃってもいい花畑 Step on the GABBEH
上の写真は、当店より車で15分程の所にある弥富市の三又公園です。近年話題のネモフィラも素敵ですが、毎年ピンクの絨毯のように広がる芝桜が見事な公園です。この日は、薄いピンクがまだ蕾でしたが、そろそろ花盛りの頃と思います。近くに美味しい鰻屋さんもあるので、私の好きな場所でもあります。
さて、今回ご紹介させて頂くギャッベは、初めて見た時に、芝桜の公園が目に浮かんだギャッベです。
実際のお花畑を踏むわけにはいきませんが、このギャッベ(アマレ サイズ:96×67㎝)は、踏んでもらうことにこそ、生まれてきた意味を見い出す芸術品です。
サイズ的には、玄関に敷こうかなと思われる方が多いと思います。色合いは、幸せを家の中に運んでくれそうなピンクのストライプです。
以前、新築住宅のCMでピンクの縞々模様の玄関マットが使われていた画面を見た時に、「これこそが幸せの代名詞なのかもしれない」と、その時思ったのですが、このギャッベは正に、それによく似た配色をしています。
羊は遊牧民にとって単なる家畜ではなく幸運を招く吉祥のシンボルです。そして鳥は、神の使いや愛のシンボルとして、幸福や喜びを表すとともに楽園の存在を象徴するものとされていますので、“豊かな明日の訪れや家族の幸せを願う”このギャッベの織子さんの想いも詰まった玄関マットと言えるでしょう。
裏を見ると、ゾランヴァリのライオンもお花畑を楽しんでいるかのようで、見ているだけで幸せ気分になりました。
花が咲き乱れだすこの季節、家の外でも中でも、“小さな幸せを感じられること”が幸せなんでしょうね。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.04.05
ギャッベの故郷 春の大移動が始まる頃
ギャッベの故郷イランでは、春分の日がお正月。そして、お正月行事の終わりは、新年13日のスィーズダフ・ベダル(戸外の13日)といって、屋外に繰り出す習慣があるそうです。そしてそれが、春の大移動の始まりになります。
豊かな暮らしを求め、冬の宿営地から夏の宿営地に向けて、およそ300kmの道のりを主役の羊や山羊600~700万頭とも言われる数を連れての大移動。
そしてその大移動中、人や荷物を運ぶのがラクダの役割。ラクダの数も、多いほど、成功している大きなキャラバンの証になるため、そうなるように想いを込めて、ラクダの文様は織り込まれているそうです。そしてこのギャッベ(アマレ サイズ:193×153㎝)も、丁度これから3週間ぐらいの春の大移動の様子が映し出されているように思いました。
たとえばこの辺り。
大きく広がる岩山の大地も、冬の寒さから解放され、おとずれた春の趣を感じるようなグラデーション使いがされていると思いませんか。
日本では、春の日の出まえを曙と言いますが、山の稜線が黒ではなく紺色に成り、そしてその稜線の周りが薄むらさき色に変わる頃。日の出を待ちながら迎える“静かな時間”が流れているような・・・そんな“空気感”を感じました。また、主役のラクダの周りにも、織子さん達の想いがたくさん詰まった、ギャッベならではの文様が多々見受けられますね。ラクダの中では、私としては、このラクダさんが一番イケメンのように思うのですが、ひとつひとつのラクダをじっくり見るのも楽しく、飽きが来ないのもギャッベの不思議な魅力ですね。
ついでにラクダの裏を見ると、織目の数がとても判りやすいギャッベです。
昔と違って近年のキャラバンでは、ラクダに変わってトラックが荷物を運ぶようになったそうですが、豊かな緑、豊かな暮らしを求めて移動する遊牧民の心根は、きっと今も昔も変わっていないでしょう。
今年の春の大移動の先にも、たくさんの幸せが待っている事を、私も願いたいと思います。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.03.29
糸杉が見る四季 in GABBEH
先だて、ゴッホ展のお話の時に、糸杉について少し触れさせて頂いたので、今回は糸杉が印象的なギャッベをご紹介させて頂きます。
杉は杉でも、糸杉となると、日本ではあまり馴染み(一見似ていますがメタセコイヤではありません)が無いと思うのですが、西洋では街路樹や公園樹としてよく目にする木だそうです。
しかし、イランの地において糸杉は、自然環境的に成育が難しく、よく見かける木ではないそうです。それならなぜ、これほど糸杉の文様がギャッベの中に織り込まれているのでしょうか。
文献を見ると・・・
『イスラームに先立つ古代イランで広く信仰されていたというゾロアスター教は、世界最古の一神教とされ、光を善とし、その象徴としての純粋な“火”を尊ぶため、拝火教とも呼ばれた。糸杉は、この日の容に似ているところから生命の樹として尊崇されてきたという。イスラーム後も、糸杉は神の友の意である聖者が化身したものとされ、永遠の命を司る聖樹文として、ギャッベの中に織り込まれている。』
・・・と、書いてありました。また、『世界的にみると、地域によって捉え方はまちまちである。』とも書いてありましたが、日本でも、杉が多く植えられている所へ行くと、ピンと糸を張り詰めた様な、凛とした空気を感じたことはありませんか。
たとえば、伊勢神宮。
そもそも伊勢神宮は神様を祀ってある場所なので、当たり前なのかもしれませんが、私は杉の中のあの道を歩き、あの空気を吸って立っていた時、落ち着くというか、自分が浄化されて、神様に少し近づけたような気持になった事を思い出しました。杉という木は、“そういう力“を持っていて、住む場所が違っている遊牧民も、”そういう力“を感じ、そして”そういう力“に憧れたのだろうと思いました。
さて、見て頂いているギャッベ(アマレ サイズ:245×178㎝)は、大きく四つの色で分けられ、四季を表しています。
それも、とてもとても穏やかな四季が映し出されています。実は、このブログを書きだした時、四季というイメージから単純な私は、『ビバルディの四季』をBGMに流していました。ところが、有名な曲なので知っているつもりでいたビバルディの四季が、想定外に、“賑やかでもあり、厳しくもある”表現をしていたり、“スピードも速く、緊張感を半端なく伝えてくる曲”だという事を、この“穏やかなギャッベ”を見ていて気付きました。
同じ四季でも、目の前にある四季と、耳から聞こえてくる四季に、こんなにもギャップが有っては、目の前にある『ギャッベの穏やかな四季』に対する言葉が浮かんでこなくなってしまい、BGMの曲を止めました(^^;)
今、私は目の前に広がるギャッベの中の四季を見ながら、とても穏やかな気持ちで、この“糸杉が見ている四季”を想像しながら、このブログを綴っています。
鹿の愛らしさに目を細め、ギャッベの裏の美しさにも満足さを感じます。
更に、表地には見えていない赤い糸を見つけて、ほくそ笑んだりもしています。
完璧なリラックス状態です(*^_^*)そして、「今日3月29日は、このギャッベの中だと、この辺りかな?」とか思いながら、毛並みを撫でたりしています。
やっぱりギャッベは、心が落ち着きますね。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.03.21
ミニギャッベの中に託されたオアシスの存在
今日は春分の日。ギャッベの故郷イランでは、春分の日がお正月との事なので、今日は華やいだ一日を送っていらっしゃることと思います。 さて、今回ご紹介するのは、落ち着いたピンクのミニギャッベです。 四角が12個、綺麗に並んでいます。ギャッベに織り込まれた四角の文様は、井戸や水場を意味しています。特に規則正しく配置された図柄は、 古代メソポタミアのエデンの園を祖型とするイスラムの楽園をイメ ージしたものとされ、水路で区切られた庭園、 または高い壁で囲まれた砂漠のオアシスを表しているそうです。 日本の地で暮らす私たちと違って、 水と緑を求めて暮らす遊牧民にとって、水場が有ることは正に『 夢見る世界』ということなのでしょう。 このミニギャッベは、サイズこそ小さいですが、『計り知れないほど大きな憧れがそこに込められている』 と思いました。 数日前に東北で、また大きな地震がありました(被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。)が、 災害の映像を見ていると、見た目も大事ですが、 安全対策も忘れてはいけないと改めて思いました。 その点ミニギャッベなら、頭に落ちてきても、まず大怪我の心配はないと思います。 強いて気になる点と言えば留め方。短いピンですと、揺れで外れてしまうかもしれませんので、 生活の中で壁がお顔の近くにくる場合は、 絶対に抜けない長めのピンにして頂くか、 もう一工夫して留めて頂くのが良いと思います。 最近はホームセンターでも、抜けにくいピンやフックが売られていますよね。 しっかりとしたタペストリー仕様にまで発注せずとも、 ミニギャッベなら自分で糸を使って留め受けを作る事も出来ると思いま す。 『安心して暮らし、寝める今』の環境に感謝しつつ、ただ壁があるだけよりも、 少し心を豊かにしてくれる壁が有るって、いいと思いませんか?(^^♪ ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.03.15
ゴッホのタッチを想像するギャッベ
現在、名古屋市美術館にて『ゴッホ展 2/23〜4/10』が開催されています。
その為、新聞などで、今回ポスター画に使われている≪夜のプロヴァンスの田舎道―糸杉の見える道≫の写真を、年明け頃から何度か目にしました。 ≪糸杉≫・・・おぉ〜糸杉!糸杉は、ギャッベの文様『生命の樹』の一種として、よく用いられている木です。最近ギャッベ漬けに成りつつある私は、 以前とは違う観点から、このポスターに目が行ってしまったようです 。 そのお話をする前に、今回のゴッホ展では、日本が大好きだったゴッホが、浮世絵などからインスピレーションを 受けた作品≪草地≫も展示されているようです。 春の花が咲く草地を描いた明るく美しい油彩画で、「 ただ一本の草の芽を追求する」 日本の芸術家たちに憧れたゴッホは、 シンプルなものに本質を見出す浮世絵に触れたことで、 自身も素朴な草地の魅力を見つけ、作品に昇華させたそうです。ゴッホ展を検索していた際に見つけた『草地の解説動画(7: 24)』には、 隣り合わせの配色の妙についても語られていますので、 お時間があればクリックして見て下さい。( 専門家の方に語られると、 感性から導かれた画法の凄さがよく分かります。) さてさて、店内に掛けてある油絵のようなギャッベ(アマレ サイズ:142×98cm)に話を戻させて頂きますと・・・ひたすら横のラインを主張しながら、色を途切れ途切れに織り込ませてあり、目を近づけ過ぎると、 難度の高いジグソーパズルの様に、 どこがどこなのだか分からなくなる模様なのですが、 遠目で見るとバッチリと『生命の樹』が浮かび上がっています。 ゴッホの≪草地≫を思い返すと、縦・横の違いはありますが、隣り合わせのラインの配色が同じようで同じではなく、 幹の太さも変わらないライン幅で、 背景色の様に控えめにな色使いをしているわけでもないのに、 引き立て合いつつも主は何なのかハッキリ識別出来るのは、 ゴッホの補色の使い方に共通するものがあるように思いました。 シンプルなものに本質を見出し、補色の効果を操る織子さんのセンスは、一流芸術家と同じなのかもしれませんね。 むしろ、心に病を抱えていたゴッホの筆のタッチよりも、家に置くのならばこちらの方が心地よい。 真っ直ぐなタッチでありながらも、木の枝の所々に”ほわん”とした何かが宿っているようにも感じる部分 。
はっきり表されているものではないのに、エネルギーのような塊が幹を通じて天に上っていくようで、清く”神聖な境地”に導かれているような感じがするのは私だけでしょうか 。 ギャッベは踏むことが許された芸術品とも言われています。今回、以前鑑賞した時とは違った観点からゴッホの絵が観たくなり、「 よし観に行こう!」と思い立ったのですが、ご時世的に入場に制限がある事を知り、棒が折れてしまいました。 タイミング良く美術館で観ることが出来た方、是非当店に掛けてあるゴッホのタッチに似たギャッベも観にお越しください。
「最近美術鑑賞をしていないな~」とお思いの方、是非、当GABBH MUSEUM(ギャッベ美術館)へ、お越しください。気楽なタイミングでお好きなだけ、心と眼の栄養補給に寄って頂けたら幸いです。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.03.08
瑞々しく潤った大地のようなギャッベ
先週、3色の菱餅を目にし、啓蟄のニュースを耳にした私としては
、
このギャッベを前にした時、白のグラデーションの部分が雪どけのように見えました。 虫に限らず、冬ごもりをしていた生き物は、久しぶりに感じる爽や
かな風と、麗かな春のひかりの中で、これから生き生きとしていく時期です 。
もちろん、その生き物とは、人間も例外ではありません。
このギャッベに手をあてると、フレッシュな気持ちになり、気力が湧いてくるような気持ちになりました。 このギャッベ(アマレ サイズ:230×165cm)は、全体的に見ると色違いの緑色が
多くを占めていますし、大き目のサイズなので、大地を感じます。 そこに白を入れることで水の存在を表し、瑞々しく潤った大地が命 を育む源であることが伝わってきます。所々に織り込まれた生命の樹は 、夏には木陰を作り、生き物に安らぎを与えてくれる存在なのだと思 います。 白のグラデーションも、下の方と上の方では白のいれ方も変えてあ
るのですが、なぜかそんな部分を見つけているうちに心が落ち着い てくるのもギャッベのいい所ですね。 生命の樹の間で並んでいる鹿や花も目を楽しませてくれています。
真夏の頃、このギャッベを前にすると、今の時期とはまた違った涼
やかな感覚を覚えると思うのですが、どの時期でも人を癒やしてく れることに変わりは無さそうです。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.03.01
ギャッベバッグの中に見つけた春
そんな折り、
ワタシン蟹江店2Fギャッベミュージアム入り口に積んであるギャッベバッグの山の中から見つけたバッグ…
の”中”をご覧頂きたいと思います。花をついばんでいるような元気さを感じる赤い鳥…
”春を見つけた”と思いました。合わせ縫いになっているキリムも、内側の方がピンクが鮮やかで。バッグの中に、こんな可愛い景色があったなんて。正直驚きでしたので、現在はワタシン蟹江店の入り口ウィンドウに飾ってあります。 キリム地のおもて面は、優しい色合いのピンク、ベージュ、緑、黄、紺が層の様に成っていて、どことなく”ひし餅”の層にも似た、うららかな野原のようじゃないですか?(食いしん坊の発想で恐縮です(^-^; ) とても品があり、こちらも優しい色合いです。同じ一枚のギャッベなので、おもて面も内側も可愛いいデザインに変わりはありませんが、
おもて面は落ち着いた品のある可愛らしさで、内側は鮮やかで元気な可愛らしさといった感じがします。 どちら側をメインにして飾るかは、お好み次第。しいて言えば、おもて面の時は目線より上、内側の時は目線より下がいいかもしれませんね。どちらにしても、壁に飾って頂くと、とてもいい感じと思います。心沈むニュースが終息し、待ち望む本当の春が、世界中の人々のところに早くやって来ることを祈りたいと思います 。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.02.22
お花模様のギャッベ(オールド版)
現在は店内の突き当りの壁に掛けてある、このオールドギャッベ(サイズ:183×125㎝)は、以前ご紹介したお花模様のギャッベ(現代版)のすぐ近くに掛かっています。
中心には、幹と呼ぶには少し細いかもしれませんが、しっかりとした芯があり、そこから枝分かれした先に、お花が咲いています。
外枠には、もう一回り小さめのお花が並んでいるのですが、枝分かれの途中にはとても細かいお花が並んでいたりもします。
また、枝分かれした先に有るものが、遠目で見ると動物の様にも見えるのですが、近づいて見ると葉っぱの様にも見えます。葉っぱなのか、動物の足なのか、顔なのか・・・見た人次第の解釈という事でしょうか(^.^)
内枠の四隅の角を斜めに切った様なデザインで、その部分を黒に近い茶色で埋めてあるので、全体的にも締まった感じがするのですが、細かいギザギザに、なんとも言えない面白さも感じました。
ところで、オールドなので、味わいのある部分も有ったりはするのですが、一か所、不思議に感じた所があります。
下辺の縦糸の黒い部分です。上辺にも同じ位置に黒い部分があるので、繋がった縦糸なのだと思います。
そして多分、中心の黒っぽい芯の部分を司っていると思うのですが・・・何故か、お花ゾーンを挟んで上下がお花1個分程ずれていると思いませんか?
これは、おそらく織り方に答えがあるように思うのですが、現在の私にはまだまだ判りません。いつか答えを導くことが出来たらと思っています。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.02.01
鬼は外、福は内 輿入れしたギャッベ
良きご縁を頂き、先日一枚のギャッベがお嫁に行きました。(気分的にですが(^-^))
大きな大きなギャッベでしたので、店長と二人で担いでお座敷へ運ばさせて頂きました。
人が乗る輿ではなく、紙にくるまれた姿でしたが、私としては、もうお嫁入りの気持ちで包みを外させて頂きました。お仏壇があるお座敷にと、当初よりお話を伺っておりましたが、広げてみて、ホッとしたと同時に高揚してしまいました。
草木染のギャッベですから、畳に合わないはずは無いのですが、店内では壁から畳床にかけ、掛けて展示してあったこのギャッベは、なにせ大きな大きなギャッベでしたので、他のギャッベと違い、店内でこのギャッベのみを床に広げた状態で、見て触って座って頂きながら、ご自宅に敷いた時の光景を想像して頂くことができないままお届けすることに成りました。たぶん、選ばれたお客様ご本人も、一抹の不安もお持ちだったのではないかと思います。
しかし、お仏壇の漆や金、そしてお座敷周りの建具等と、主張しすぎることなく引き立てながら、とても美しく溶け込んでいましたので安堵した次第です。
そして安堵以上に、私もこのギャッベの上に初めて座らさせて頂くことができ、気分あげあげ⤴⤴(^^♪
ギャッベに似合う上品な言葉で表現出来ず、申し訳ない限りですが、“この世の幸せ~”を感じるときを体感させて頂き、ありがたく思いました。その際
子供たちが笑っている光景を、お仏壇の中からご先祖様が微笑ましく眺めているコマーシャル・・・心当たりありませんか(^.^)
私はギャッベの折シワを伸ばしながら、『こちらのご先祖様が、このギャッベを喜んで頂きながら、この空間に飛び交うご家族の笑顔を見守っていらっしゃる光景』を、思い浮かべていました。
そして、『部屋の向こうから、お日さまの光の先で大きく手を広げるお父さん、お母さん、お爺ちゃんお婆ちゃんに向かって、ハイハイダッシュしてくる赤ちゃん!』
“なんて幸せな光景~”とばかりに、よそ様のお宅にもかかわらず、勝手に妄想をしておりました。
しかし、敷きながらお客様から伺ったお話のご様子では、もう赤ちゃんの時期はとっくに過ぎるほど、お子様は成長されているようでしたので、妄想を切り替えまして・・・(^.^)『ゴロンとギャッベの上に大の字で寝転がり、そのあと手と足を閉じて伸ばしながら、腰周りをゴロンゴロン』二足歩行の人間にとって、大人も子供も、この動きは絶対に気持ちが良いですよね。まして、『このギャッベの感触の上でゴロゴロ』もう、私の妄想ではなく理想です(;´∀`)
身体を横向きにし、ゆっくり起き上がる時、『両手のひらは、体重ではなく、心地良さを感じていること間違いなし』なんてね!(^^)!『お日様の陽を受けながら、ギャッベに座り一服しながらお庭をゆったりと眺める贅沢な時間』これは妄想ではなく、これから始まる現実です。
さて、もうすぐ節分がやってきます。
帰り際、大きなギャッベよりひと足先に、こちらのお宅にお嫁に来ていたギャッベにも会わせて頂いたのですが、狼の足跡の文様が織り込まれたそのギャッベは、玄関で、美しくたたずみながら、邪気が入ってこない様に、しっかり働いていました(^.^)
鬼は外 福は内・・・
ギャッベたちが御家族の一員となり、『福を育てるお手伝い』もしてくれると、信じています。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2022.01.25
お花模様のギャッベ (現代版)
現在は店内の突き当りに掛けてあるこのギャッベ(173×243㎝)は、優しい色あいのお花模様がとても可愛いギャッベです。
全体的には水色・・・に見えるのですが、床におろすと、もう少し濃い青色です。そしてこのギャッベも、見る方向や光の当たり加減で、その色合いが変わって見えます。
それがまた、わくわく思えてくるポイントでもあるのですが、外枠のグラデーションが中心部の青や花を引き立たせる「いい仕事をしているなぁ」と思わせる織になっています。さて、「お花模様のギャッベを探しています」と言われる方がいらっしゃる程、お花模様は女性のお客様には特に人気の高い模様です。現在このギャッベが掛けてある場所は、オールドギャッベのコーナーの隣になりますが、上の方の写真でちらっと写っていたオールドギャッベのお花模様にも視点を向けてみたいと思います。
見比べやすいように、青色のギャッベをオールドギャッベに寄せてみたのが下の写真になります。
中心から左右に伸びる花、そしてそれを花の枠で囲む基礎的な図柄がきっとあるのだろうと私なりに推測しました。
時代とともに変わる人の好みや住宅環境は、ギャッベの模様にも大きな変化をもたらしていると思います。しかし、伝統を受け継ぐ基礎的なものが垣間見られる現代のこのギャッベに、可愛いだけでない、ぶれない美しさも感じました。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.01.11
ギャッベでカルタ遊び&記念の足跡
「黄色い折り紙があったら 何をつくりたいかな」 ・・・
小さな小さなお子様と大人が一緒に、この上に座った光景を思い浮かべてみたら、カルタのように、そんな言葉遊びが交わされているような気がしたギャッベ(アマレ サイズ:195×143㎝)です。
ギャッベの肌ざわりは、”つきたてのお餅のようなお肌”のお子様が頬をすりよせても、羊毛を草木染してあるギャッベだからこそ、安心していられます。
気持ちの良い敷物の上に座っていると気持ちも和らぎ、まだ言葉が出ないお子様にも、ついつい沢山語り掛けたくなるのではないかと思います。
まして、問いかけに答えてくれたり、逆に問いかけられたりした時には、一緒に座っている大人の顔もほころびますよね。
96枚のカルタのような四角を見ながら、大人も、どんな言葉を投げかけようか、どんな想像力を引き出してあげられるだろうかと考えだすと、心だけでなく脳も活性化しますしね。
小さなお子様がいらっしゃると、折角のギャッベを汚してしまってもったいないと思われがちですが、ギャッベは織目も細かいのでゴミやほこりも目地の奥まで入りづらいですし、羊毛からできているため、糸自体が自然の油分でコーティングされていますから、こぼした水分などもはじきやすいので、すぐに拭けば問題ありません。そもそも、丈夫な敷物なので、むしろ子どもが遊ぶことに向いているともいえるでしょう。
されど、
子どもはいっとき、想定外の怪獣になる時期があります。そして、その怪獣のお友達怪獣が仮に5人(匹?^-^;)集まったとしたら・・・
もしももしも、汚れることが心配でならないようでしたら、
とってもとっても邪道な(私だけが考え着くような)事なので公で言うべきことではないのですが、
・・・いっそ裏替えして敷いてしまってもいいのではないかなぁ~ (;´∀`)
だってだって、裏も十分すぎるほど美しいじゃないですか (^^♪
怪獣5人の楽しくはしゃぐ声!冷や冷やして聞いているぐらいなら、いっそのこと裏を使っていれば、気楽にしていられますし、心置きなく楽しい時間を過ごさせてあげられるんじゃないかなぁ~なんてね。
もしも、万一、
マジックなどが付いてしまったら・・・それはそれで、『記念の足跡』と受け止め、20歳になった時にでも、ぺっらっとめくって指を差し、思い出話の一つにするのも良いのではないかと思います。
(まぁ、裏を使うことは、私の単なる空想上の邪道話ですけどね。)
もしかしたら、小さな小さな時にカルタ遊びをしながら話していた言葉を、20歳になった子の口から聞くことが出来る・・・かもしれません (^^♪
長年の汚れをきれいに落としたくなった時は、絨毯専門のクリーニングをお勧めしますが、少なからず付いている『記念の足跡』話に花を咲かせた後にされる事を、よりお勧め致します。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.12.28
太陽に向かい歩く
遊牧民にとって、ラクダは家財を運んでくれる大切な存在です。
『キャラバンの列は成功の証』として、また『豊かな暮らしへの想い』を込めて、織子たちはギャッベにラクダの文様を織り込んでいます。
緑の大地を挟む上下の青
空を表しているのか、水を表しているのか・・・このギャッベからは、雄大な景色が感じられます。
太陽がギャッベの中央ではなく少し右側にずらして配置されていて、ラクダが太陽のある右へ向かっていることから察すると、太陽を背にして歩いているというよりは、太陽に向かって歩いているように私には思えます。 この太陽が、朝日なのか夕日なのかはわかりません。しかし、私たちを照らす大きな太陽は、イランでも日本でも世界中の地にて、沈んでは又昇ります。そして、一年が終わっても、太陽が昇ることによって、また一年が始まります。
来年も、赤々とした大きな太陽が、私たちを希望の光で照らしてくれることを願い、このギャッベ(カシュクリランドスケープ サイズ:208×150㎝)を選んでみました。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.12.24
冬はほっこり 夏は涼やかなギャッベ
今日12月24日のクリスマスイブにちなんで(?)、トナカイさんではありませんが、鹿さんバージョンでMerry X’mas!
子供の頃は嬉しかった雪も、大人になると日常生活の中では歓迎しづらい雪ですが、クリスマスの日だけは「雪が散らつかないかな」と思われる方も多いと思います。 この時期、このギャッベ(アマレ サイズ:146×101㎝)を見ると、雪が散らついている光景に見えませんか。
デザイン的にみると、4つのブロックに分かれていて、右と左、上と下が非対称になっています。しかし、下の方の生命の樹よりも上の方の生命の樹の方が小さくなっているので、平らな敷物なのに風景のような遠近を感じます。
そこに窓のような四角が並び、そして赤という2ポイントの四角がクリスマスを連想させ、ギャッベの近くにツリーとかを置いても素敵だろうなと思いました。
窓の外は雪が深々降っていても、窓の内側は家族が集うほっこりとした温かな空間を作っているに違いないと思えるギャッベです。
そして、このギャッベには隠し技のようなところが1カ所あります。1頭の鹿だけ上下が違うのです。この1頭がここにあることによって、模様の上下という概念が一気に取り払われているように思います。
今は冬ですが、青と白がメインのこのギャッベは、暑い夏には視覚から涼しくしてくれると思います。そして愛らしい鹿が、暑さからくるイライラを和らげてくれると思えるギャッベでもあります。
今回は、『冬はほっこり、夏は涼やかな気持ちになれるギャッベ』をご紹介しました。
天気予報によると、この週末は寒さが増すとか。心も身体も暖かくしてお過ごしください。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.12.07
完璧ではないところが魅力的なギャッベ
12月に成りました。ついこのあいだ丑年の年賀状を出したと思っていたのに、もう寅年の年賀状を用意する時期に成りましたね。残念ながら、寅模様のギャッベは無いので、代替えと言ってはなんですが、ライオンギャッベの中から、今回はこのギャッベを選んでみました。
このお顔というか、このお目め!
正直なところ笑えました。愛嬌あり過ぎと思いませんか?
なぜ目を縦に・・・。
その上、お口もポカンと開いていて (^^;)全体をみると、体の輪郭はしっかりしていて、しっぽの先にはスペードの様な模様があります。体の中央には孔雀の紋様もあり、ライオン特有の高貴な雰囲気を出しています。
そのライオンを囲み、ギャッベ全体の縁取りをしているのが、生命の樹、鹿、窓、女の子といったギャッベならではの紋様です。色目も、グレー、ホワイト、ベージュ、ブラウンといった原色に近い色合いを全体に使いつつも、ライオンの身体がはっきりと浮かび上がるように工夫されています。
これだけ同系色で織り上げているのですから、外周りのかがり糸もブラウンになってもよさそうなのですが、青系を使うことでスタイリッシュな感覚も取り入れているようにも思います。さて、このギャッベ(アマレ ライオン サイズ:172×121㎝)ですが、あの部分を除けば、完璧なデザインで仕上がっていると思うのですが、完璧でないところに親しみを感じ、固まった感覚以外に伸びしろのある感覚を生み出す魅力的な力があると思いました。これが、あえて『抜け』の部分を創る手法とするなら、完璧中の完璧と言うべきかもしれませんが (^_-)
この『抜け』の部分に、皆さんならどのような感覚を覚えられるのでしょうか。
ご自宅で、猫や犬などのペットと暮らしていらっしゃる方には解って頂けるかと思うのですが、さりげなく寄ってきてゴロンとなり、さりげなく「撫でてくれてもいいよ」アピールをするペット。したたかだけど、そこがまた可愛く癒される無二の存在。
この毛並みというか織並みを見ていると、ついペットを撫でたくなるかのような気持ちになるほど、織並みの感触を手で確かめたくなるのは私だけじゃないと思います。
ついでですが、四隅にいる鹿の顔がとっても可愛いと思いませんか?(^^♪ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.11.30
縦でも横でも 均等がとれた上品なギャッベ
ギャッベの上で、ゴロゴロしてくつろぐと言うよりは、玄関フロアーに敷いたり、椅子の足元に敷いたりして、目と足の裏から心地よさを感じて頂くのに良い大きさのギャッベ(ルリバフ サイズ:169×106㎝)です。
通常、手織りのギャッベは、柄が縦の図になるので、このギャッベも縦から見るのが本来と言えます。しかし、丸形を上手く菱形の中に納めえた図柄なので、敷物は長辺を手前にして敷く習慣がある日本人にとっては、安定感があると言えると思います。
さて、丸い図柄をよく見て頂くと、花柄のようで、花柄だけでなく・・・狼の足跡も見つかると思います。悪いものが入ってこないように、狼に感じる恐ろしい力を転じて魔除けとする文様です。
長辺から足を踏み入れても、短辺から足を踏み入れても、セキュリティーは万全といった感じがしますね(*^^)v
また、セキュリティーだけでなく、それぞれの菱形の中の柄を微妙に変えてあるのは、織子さんが何かを意図しているのかもしれないと推理するのも、ギャッベの楽しい時間の過ごし方でもありますね。そして裏を見ようと捲ってみると、ドッシリしているのに、しなやかと言うか軽やかと言うか・・・どことなく手から上品さが伝わってきます。足の裏だけでなく、時折座りながら、しっかりと掌で心地よい感触に心踊らされるのも楽しい時間と思います。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.11.16
色マジック 一枚だけでギャッベ美術館
入荷したてのギャッベ(ルリバフ サイズ:209×154 )です。
商品一覧の写真を見ると、外回りが少し紺色の様でもあり、グレーの様でもあり・・・
でも、肉眼で見ると実際は緑色です。“ビリジアン”って言うのでしょうか、この緑色。
その緑色の枠の周りを、えんじ色の様な深い赤が縁取り、その濃い赤の周りを、明るい緑が縁取っているので、写真で見ると暗めに写ってしまうのかもしれません。さて、主役の柄ですが、54の四角い絵の様な織が組み合わさっています。前回のブログでも四角い織が奇麗に並んだギャッベをご紹介しましたが、配置の仕方は同じなのに、雰囲気は全く違った感じがします。
1つ1つがとても細かく織られていて、光と影を感じさせる絵画の様に仕上がっているので、それが54も集められているこのギャッベは、もうこの1枚全体が1つの美術館のようにも思えます。
ただ、よく見ると図柄に同じものがあることは、割とすぐに気が付かれると思うのですが・・・
さぁ、それでは、その図柄は何パターンあると思われますか?(^^♪これがですねぇ、私は実際に肉眼で見ながら数えたのですが、5つ目ぐらいから判らなくなってしまいまして・・・(^^;)
違う図柄と思ってカウントしたものの、少し経ってから「あれぇ?もしかしたら、さっきのって、色違いの同じ図柄だったかも・・・」と。
それで、数えたがり屋の私のスイッチがはいってしまいまして、写真を凝視しながら数えてみました。しかし、これがまた一筋縄では判別出来なくて・・・(^^;)
色使いというものは不思議なもので、パッと見ただけで直ぐに色違いと判別できるものもあれば、中には全く違った図柄に見えるものがあったりもします。また、違う図柄なのに、色使いを同じようにしたら同じ図柄のように錯覚してしまったりと。
色のマジックに惑わされないように、紙にマス目まで書いて、写真を拡大したり見比べたりしながら数えたところ、私としては12パターンあるという結果に落ち着きましたが、実際はどうなんでしょう・・・ね(*^-^*)
このギャッベは、パッと見れば緑色のギャッベと言ってもよいと思いますが、細かく沢山の色が使われているので、リビングに敷いた場合も、ソファーやクッション等との色コーデは、意外にし易いように思います。
黄色や緑色との相性はもとより、私がお勧めしたいのは“水色コーデ”です。織の中にさりげなく所々に水色が存在しているので、とてもお洒落な空間になりそうじゃないですか?(^^♪
また、紫系の色コーデも素敵かも(^^♪お部屋の周りの色使い次第で、雰囲気がガラリと変わるのも、ギャッベの特徴ですね。
今回私は、写真を使って疲れる程1つ1つを凝視してしまいましたが、普通はそんな疲れる事はしませんよね。
本来ギャッベ自体が、心癒される敷物です。
『時折細かい部分に眼を向けて楽しむのも良しですし、1枚を全体的に大感するのも良し』と、鑑賞しつつ日常を楽しんで頂けたら、きっとギャッベも喜んでその家に馴染んでいくのかなと思いました。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.11.09
部屋の空間を丸くする四角いギャッベ
縦に17、横に10、総計170の四角がきれいに並ぶパッチワーク柄のギャッベ(カシュクリ サイズ:174×119㎝)です。
裏返してみると、1つの四角の横幅がほぼ10㎝に仕上がっていますし、判りやすい花柄模様で縁取られているため1㎝角も見つけやすいので、まるで織目の細かさを示す教科書の挿絵に使えそうです。
そして、表に戻し、毛並みを少し指で起こしながら撫でていると、先程見ていた花の織目に『納得!』と相づちを打ちたくなるような柄行きです。
さて、170の四角の中には、花以外にも生命の樹や、水の流れを表すジグザグ模様があります。そして山羊の姿もあり、数えてみると・・・・・・。
敷物の大きさとしては、足を置くだけでなく、ちょうどソファーの横辺りで、一人でゴロゴロするのにも良いサイズですので、寝そべりながら山羊の数を数えてみるのも楽しいかもしれません。
また、二人で並んで、真剣に数えて頂くと、楽しさが倍増するかも(^^♪
また、もしかして、三人で座りながらゲームなどをしていたとしたら、一人の誰かが、ふと気づくことがあるかもしれません。それは・・・ このシルエットです!
ギャッベの模様なので、『女の人であろう』とは思うのですが・・・。
実はわたくし、最初にこのギャッベを見た時、一番先にここに目が行ってしまいまして。このシルエットが、どうしても某有名キャラクター集団の『ポケ○ン』に見えて仕方がなくて(^^;)ただ、私はポケ○ン通ではないので、主役級ではないキャラクターの名前が出てこず、ずっとモヤモヤしておりました。そこで試しに、ポケ○ン好きの家族に、上の写真を見せながら「このシルエットって、誰?」と尋ねたところ、「ブーバーじゃないかな」と即答され、思わずそれに『納得!』と相づちを打ってしまいました(^-^)
さて、話を少し戻して、山羊の数についてです。
たぶん22匹だと私は思います。ただ、たぶんと言うのには訳がありまして・・・このシルエットを山羊の仲間とするかしないかは、お客様ご本人の目で確かめて頂くか、もしくはご家族様で話し合って頂くと・・・これはこれで、楽しいかと思います(^^♪
今回、四角が集まった四角いギャッベですが、お部屋の空間は確実に丸くしてしまいそうなのが、このギャッベの特徴のように思いました。
(追伸;そもそも、ポ○モンをご存知でない方にとっては、ブーバーとは一体何なんだと思われると思いますが、もし、お時間がありましたら『ブーバー画像』又は『ブーバーシルエット』で検索して頂くか、お近くに居られるお子様に尋ねてみて下さい。そのシルエットを見ていただければ、『多少は納得』と相づちを打って頂けるかと思います。(^.^))
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.10.26
今日は、『黄金色が揺れる大地』のように見えます。
ギャッベミュージアムがある蟹江町は、道の周りには田畑が残る地域なので、この季節はどうしても稲穂が黄金色に実る光景と重ねて見てしまいそうな色合いのギャッベです。
だだ不思議なことに、夏の頃には、この同じギャッベを、キャンプ場でハイキングに出かけた際の途中の山あいで見かける、休憩したくなるような場所のように思って見ていました。
このギャッベ(カシュクリ サイズ:200×152㎝)は、基本的には黄色だと思うのですが、草木染の複雑な色合いや毛並みが、風の動きや、大地のしなり具合をうまく表現しているように思いますので、同じ物が同じ場所に敷いてあっても、時ごとに感じ方が変わるのかもしれませんね。
いかがですか、この感じ。とてもとてもシンプルな模様です。しかし、生命の樹の輪郭が、引き立っていて、かつ、樹も樹の周りも深みがありますよね。
そして、もう毎度のことに成りましたが、裏返して敷いても、何の問題もないほど、美しい裏!!
今年は秋を通り越して一気に冬になりそうでしたが、最近は少し持ち直して、一雨ごとに一歩一歩秋が深まっているように思います。
明日になり、更に来週になると、このギャッベを見ながら私の脳内はどのような光景を映し出してくるのか、今から楽しみでもあります。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.10.19
季節の移り変わりを感じるギャッベ
昨日の朝、ここ名古屋地方は突然冬になったかのように寒くなりました。
ニュースを見ていると、北の地方では、初雪が観測された所もあったようなので、今年は秋が無いのかと心配しましたが、今日は秋らしい気温なのでホッとしています。
ひつじ雲らしき光景が空に広がり、食いしん坊な私の体感で恐縮ですが、爽やかな秋の空気がとてもおいしく感じました(^^♪それで今日は、季節の移り変わりを感じつつ、季節の移り変わりを表現しているようなギャッベをご紹介しようと思います。
イランの地で暮らす織子さんと、日本で暮らす私たちとでは、季節の感覚は当然違うとは思います。ただ、このギャッベを初めて見た時、12枚の四角が12か月を表しているように思え、それぞれの四角いグラデーションが、”天と地”を、”季節と季節”を繋げている様に思えました。あれが1月で、これが2月という訳では無いのですが、絶妙なグラデーションが、その時の気温や体調がもたらす”気持ちのツボ”みたいな部分に入ってくる気がした次第です。
それぞれの四角を繋ぐ木と花、山羊とラクダの文様が、何ともほっこりさせてくれるからでしょうか。
このギャッベ(アマレ サイズ:243×205㎝)を見ていると、リビングに敷いてあり、その上でゆったりくつろいでいる光景を、つい想像してしまいます。
季節を問わず敷くことが出来るギャッベですから、10年20年30年・・・いつの間にか空気の様な存在になっているかもしれません。
ただ、楽しい気分の時には話かけてくる様な、気分的に温もりを欲している時には温かい色のグラデーション辺りを知らず知らず触らせてくれて癒してくれそうな・・・なんとなく、家族の移り変わりも見守ってくれている存在になっているような光景が目に浮かびました。個人的には、もうしばらくは秋を満喫してから冬になってほしいなと思いながら、このブログを書いておりましたが・・・なんと、いつの間にか外が雨になっていてびっくり!これぞ”秋の空”と呼ぶにふさわしい天気の移り変わりになりました。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.10.12
成熟した美しさ ザクロのギャッベ
ギャッベの文様の中で、子宝に恵まれ、一族が繁栄するという意味があるザクロ。
ザクロは世界各地で栽培されていて、トルコから中東にかけては特にポピュラーに栽培されているそうです。熟した果実に多数の赤い種子が入っていることから、世界的にも子宝のシンボルとされている縁起の良い木として昔から庭に植えられている事が多いようです。
そして、花木として愛でられ、果実が熟して割れる美しさも、世界中の人から好まれている一因のようです。さて、このギャッベのザクロはと言うと、果実は大きく艶やかに丸く膨らんでいて、落葉樹なのに葉がまだ瑞々しく茂っているところからすると、ちょうど今ぐらいの初秋の頃かと察します。
これからどんどん秋が深まり、そして葉が黄色くなり、果実が熟し、厚くなった果皮が不規則に裂け、宝石のような赤く透明な果肉の粒が現れるのを楽しみにしている頃でしょうか。
とは言え、遊牧民の生活上、庭に植えられた大樹の光景はミスマッチのようにも思えることから、これも織子たちの願いと想像が創りだした大樹なのかもしれませんね。
このギャッベ(サイズ:151×206㎝)を全体的に眺めてみると、力強い生命力と同時に、膨らんだ果実を、少し丸めた手のひらで撫でてみたくなるような美しさも感じます。
そして、よくよく眺めていると左右対称になっていることに気が付き、織子たちの苦労を察したりもします。
そして、私なりに見つけたワンポイントがあるのですが、そこは、右下の枝の部分。左側には無い影が右側の枝にあるのを見つけました。
このほんの少しの影があることで、左右対称の絵柄に更に立体感が生まれ、力強さに繋がっているように思いました。もし、近くにこのギャッベを織った織子さんがいらしたら、「気づきましたよ」と伝えたい気分になりました(*^-^*)
左右対称柄なので、縦にめくってみましたが、このギャッベも、裏が綺麗です。
ちなみに、ザクロの花言葉は『成熟した美しさ』だそうです。全体を眺めながら、その花言葉に思わずうなずいてしまいました。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.09.25
希望が 見えた!
現在開催中の『ゾランヴァリ ギャッベ絨毯展 ~ギャッベのある暮らし~』の店内ポスターに使わせてもらったギャッベは、割と大きなギャッベです。
当店に運び込まれた当初、折りたたんだ状態で移動させた時は、そこそこ重たかったのですが、包みを外し、1回、2回、3回、4回と開いていくと・・・
そのインパクトに度肝を抜かれ、あまりの高揚感で重たかった事などすっかり忘れて、年甲斐も無く“はしゃいで”しまいました。(^^;)暫くしてから我に返り、深呼吸をして落ち着く努力を試み、その後、立って見ていた姿勢から両膝を着いて、そして両手のひらもゆっくり着いて、しばしじっと観ておりましたところ・・・
ふと口から出た言葉が「希望が 見えた!」でした。なんて青臭い言葉なんでしょう。
「でも、なんか見えちゃったんです」という感じだったのです。遠いイランの国で織られたものなのに、日本の富士山が思い浮かびそうな山の上に立つ『生命の樹』。
その樹先の『その先』を下からじっと観ていたら、見えたというよりは感じてしまったというところでしょうか。そう、溶け込むような背景のグラデーション辺りに・・・ほわんと。
近くに居た店長は、「おいおい、それは流石に大げさだろう」といったお顔をしていましたけどね。(;´∀`)その後は・・・
「ここの感じも、こっちの感じも、ほら、ほら、ほ~ら!いいなぁ~!」と思いながらシャッターを沢山押してしまいました。多分、この色合いがなんともいえず、いい感じを創っているのだと思います。
この大きなギャッベを、私は勝手に私の中で、『希望』と名付けてしまいました。
今思うと、“希望に飢えていたから見えてしまった。見たかった。“のかもしれません。青臭い話であっても、希望は日々の暮らしにおいて、気持ちのモチベーションアップにつながる大切なものだと思い直したひと時でもありました。
そして、このような訳もあって、このギャッベをポスターに選んだ次第です。この大きなギャッベ(カシュクリ サイス:300×206㎝)、お部屋に敷いたら、意外とそれほど大きく感じないかもしれません。
実際に見るだけでも見に来て頂けたら幸いと存じます。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.09.10
ピンクおびたOLDギャッベ(&謎の生き物)
ギャッベの模様にお詳しい方、どうか教えて下さい。
実は、約4ヶ月前からずっと悩んでおりました。でも、正解が判らないのです。
パッと見、白色が目立ったので、『アヒル?アホウドリ?』と思いましたが、アホウドリは確か海のあるところで生活していたような・・・。
アヒルって・・・少々遊牧民ぽくないかな。(笑)
他の色の鳥に目を向けると、
「この黒い鳥なんか、なんて美味しそうに食べているんでしょう!」と微笑ましく思いながら凝視していると、先程までは籠の中で餌をもらっているように見えていたのが、段々『この生き物はもっと大きな生き物ではないのか?』と思えてきて・・・。お尻の後方のあるのは、単なる模様ではなく『大きな木?』に見えてきて・・・。
すると、下にあるのは籠の模様ではなく、『大地に咲く花と草?』かも・・・。
そうすると、『大地で悠々と暮らしている大きな生き物?』なのか?・・・『ダチョウ?』まさかですよね。(笑)
そもそも、この生き物は鳥なのでしょうか?
見たところ、脊椎動物だとは思うのですが、肢が見えていないので、立たせてみたらダチョウどころか実は『ラクダ?』だったりして・・・。
遊牧民にとって”大切な存在の山羊”の姿も織り込まれているので、同様に大切なラクダが座った姿で織り込まれていても不思議ではないと、悩みだしたら気になって気になって・・・。
ギャッベでは、クジャクやキジのような鳥の模様をよく見かけます。
“鳥は良い知らせを運んでくれる存在”として愛されているそうなので、これもきっと『単なる鳥』なのだろうとは思うのですが、身近な生き物だけに、その先の種名が気になりだしたら、止まらなく成ってしまいました。
お恥ずかしい話、こんなことも知らないのかと思われるかもしれませんし、そんな事どうでもよくないかと笑われるかもしれません。
ただ、判らない事、モヤモヤする事をそのままにしておくよりは、この場を借りて、何方でもいいので教えて頂けたらなと思った次第です。ちなみに、この謎の生き物について、当店のスタッフにも尋ねてみました。
「鳥」「アヒル」「何だろ?」との答えでしたので、私の目は人並みなのかもしれないと、ちょっと安心できたので、思い切ってお尋ねさせて頂きました。お電話でも、メールでも、直接でも・・・どうか回答を宜しくお願い致します。
冒頭より本題から脱線してしまいましたが、このオールドギャッベ(サイズ:180×116㎝)は4月頃“オールドギャッベのライオンさん“に出会ったあと、目にとまったものです。
オールドギャッベの染色は、どちらかというとオレンジおびた赤が多いと思っていたのですが、このギャッベはピンクおびた赤色をしています。
その”独特な発色”に目を引かれたのですが・・・どうもその後、違った方向に興味がわいてしまいました。
5ヶ月前までは、オールドギャッベはクラシカルなインテリアという認識だった私ですが、よくよく見はじめたら、楽しい楽しい!
敷物に向かって『楽しい』って、おかしな表現になってしまいましたが、織子の感性が今の時代とはまた違っていたからではないかと察すると、奥深いと言うべきかもしれません。
しかし、同じギャッベという織物でありながら、織り柄や染色、持った感じ・触った感じが違うことを発見するって、やっぱり楽しい事だと思いました。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2021.08.17
ギャッベが狼の足跡だらけ⁉
黄色いギャッベは、存在しているだけでも、お部屋が明るくなりますね。
その上このギャッベは、黄色と緑のそれぞれ違ったグラデーションの四角と、赤や緑の枝ぶりの色や樹形の違う木が際立っていますので、明るい明るい!
どの方向に座っても、寝そべっても、美しい景色が目に入る配置です。
ただ、際立ってはいるけれど、『居間の主役は、住人』という事をわきまえているかのように、いつの季節も、どんな時も、住人を包み込むように寄り添ってくれそうな優しさと柔らかさを感じるので、住人の気持ちを明るくしたいと願って織られたのかもしれません。
さて、このギャッベ(アマレ サイズ185×124㎝)ですが、全体を見ると『幸せの窓』が見方次第で沢山見つかります。
そして一番大きな幸せの窓枠の中は、タイトルにもした『狼の足跡』だらけです。
もし本当に、居間の敷き物に、無かったはずの狼の足跡がこんなにも着いていたら恐怖としか言いようがありませんよね。でも、狼の足跡という『文様」は、魔除けの意味があるので、このギャッベに込められた一番の願いは、『住人の心を守る』ことなのかもしれませんね。さてさてさて…実際には寝転んでいませんが、
寝転んだ光景を思い浮かべると、グラデーションの四角や木は部分的に身体で隠れると思うのですが、そうそう隠れないのが、沢山ある小さな狼の足跡です。一応私が数えたところ、145足跡。ただ、数えるたびに数が変わってしまって(汗)。
一応平均をとり、概ね145足跡と言う事にしておきますので、ぜひ正確な数を数えに来て頂けるといいなと、お待ちしております。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.07.13
優しいギャッベ
『優しい』という表現は、とても抽象的です。
ただ、『何処が』、『何が』と具体的にとらえるよりも先に、
先ず何となく“伝わってくる感覚”ってありますよね。それが人の場合もあれば、物の場合もあと思うのですが、今回ご紹介するのは、先ず「優しいね~」という言葉が先に出てしまったギャッベです。
こんな絨毯が敷いてあると、“パーッと”と言うよりは、“ほわんと”お部屋が明るくなり、気持ちも”安らぐ感じ”がしませんか?
怒ったり喧嘩したりする光景は似合わない気がします。とは言え、少し具体的に目を向けると・・・
先ずは中心の模様ですが、鹿とラクダの文様がとても”キュート”です。
上下に配置されているラクダ2頭。
右側と左側の四角のうち、花が咲いている木の上に2頭の向き合っている山羊が対角線に配置されている四角が2つ。
それとタイアップしているように左右対角に配置された花の四角が2つ。
しかし、左右一番上の四角の中はお揃いの模様でないところが、アシンメトリ的で、キッチリしすぎてない感じが、これまた“いい感じ”に思えます。また、花が咲いている可愛い木がその周りを囲むことで、”柔らかさ”と”統一感”が感じられ、”安定感”に導かれているようにも思えます。
そして、全体をまとめているのが、違う色の花が3つ飛びにあるという、規則的でありながらも”堅苦しくない”外枠の花たち。
『幸せの窓』という四角が、たくさん沢山あるこのギャッベ(アマレ サイズ:146×103㎝ )は、全体的に見ると、ベージュ色です。
『優しい』という表現はとても抽象的ではありましたが、たくさんの抽象的感覚が集めると、それなりの根拠も在ったように思います。
この優しいギャッベ、最近よく見かける白っぽいフロアーのお部屋に、とても似合いそうな一枚とも思いました。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.07.02
パッチワーク模様のギャッベ
実際に小さなギャッベを縫い合わせたわけではないのですが、パッチワークのようですよね。
ひと枠ごとの模様を見ると、とても可愛らしいです。
女の子のスカートにも、もしかしたら巻きスカートなのかなと思える模様があったり…
女の子、生命の木、鹿、山羊、鳥、X,四角、ひし形、ジグザグなど、ギャッベ特有の文様オンパレードです。
こうなると、どことなくガヤガヤしそうなのですが、これが『幸せの窓』が起こすミラクルなのでしょうか。一つにまとまると、不思議と落ち着いた感じがします。ある意味そこが、パッチワークの特徴でもあり魅力なのかもしれませんね。
さて、ここで問題です。このパッチワーク模様のギャッベですが、女の子は全部で何人織り込まれているのでしょうか。1人、2人、3人、4人…おやおや?隠れてる?(笑)
ギャッベミュージアムでは、この様なパッチワーク柄のギャッベもたくさんあります。実際に女の子が何人居るのか、数えついでに是非見にお越しください。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.06.25
ギャッベの玄関マット
ある意味で家の顔ともいえる玄関は、
客人が来られた時は、「ようこそ。お邪魔します。」「またお越しください。お邪魔しました。」
住人にとっても、「行ってきます。行ってらっしゃい。」「ただいま。お帰りなさい。」と、
単純でも素敵な言葉が聞こえる大切な場所です。また、無言で玄関に上がったとしても、最初に踏みしめる玄関マットは、明るく迎えてほしいですし、踏み心地も良いに越したことはありませんよね。
さて、こちらの玄関マットですが、どっしりしていますし、毎度のことながら裏を見ると糊留めとかも勿論ありませんので、滑る気がしません(笑)
文様も『幸せの窓』と言われる四角い枠が全体をまとめ、『家族円満』の意味を持つ可愛い鹿が四隅とプラスαの場所に、まるでかくれんぼしているかの様に織り込まれていました。(裏を見ると、はっきり見つけられます。)
中央には『生命の樹』がのびやかに配置され、接がれた小さな四角とのバランスも良く、横に置いても縦に置いても、運気も良いモダンな玄関に成ること間違い無しって気がします(笑)さてさて、こちらのモダンな玄関に成ること間違いなしの玄関マットですが、よぉ~く見ると何となく躍動を感じる楽し気な生き物(?)がいます。これも鹿なのかな?
知識不足の私には何なのか断言が出来ないのですが、踏むだけではなく時には玄関先に腰を下ろして、よぉ~く見ながら『一息ついて』ってことなのかもしれませんね。
一息つきながら、裏をめくったりすると、ゾランバリのロゴ印が模様の一部の様に溶け込んでいるので、「あっ、ライオンも隠れてた」って(笑)
『人』だけでなく『気』の入り口でもある玄関に置く玄関マットは、天然の素材で作られたものが良いと言われていますので、ギャッベはもってこいの玄関マットなうえに、
このギャッベは、和めるモダンな玄関マット(アマレ サイズ:98×67㎝)と思います。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.06.11
イラン遊牧民のお父さん
ギャッベの話になると、ついつい織っている女性の事を思い浮かべるのですが、遊牧民の男性は日頃どうされているのかなと思い、調べてみました。
文字どおり、遊牧民とは牧畜(遊牧)を生業している人々の事で、男性の一番の仕事は、遊牧など家畜の世話をすること。
上の写真は、ギャッベミュージアム入り口に上がる階段の踊り場にある物ですが、広大な土地で一頭一頭を管理するのは、さぞかし大変なことだと思います。
そして、羊の毛を刈るのも男性の仕事で、春毛を刈る時期はとても忙しそうです。いつもは、ギャッベを見てから織りに込められた女性の想いや技量の凄さを感じてお伝えしているのですか、今回は”遊牧民のお父さんを感じられるギャッベ”を展示の中から探してみました。 山羊かな? 割とシンプルですが、10匹それぞれ色が変えてありますし、よく見ると表情が違います。
・・・目がハート型に見えませんか?
お父さんは家族と家畜に愛情を注ぎ、家畜たちもお父さんが大好きな感じが伝わってきませんか?
そして両サイドの生命の木も、男性が狩りで使う矢じりを表す『V』に近いようにも見えました。近年は、手織り絨毯がひとつの産業となり、家を建てて定住する家族も増えているそうですが、過ごしやすい春への憧れだけでなく、遊牧に出ているお父さんをチャンと想っている様子が織りから伺えた気がしました。
さて、もうすぐ父の日です。
アメリカで墓前に白いバラを贈ったのが始まりで、その後、父が健在の者は赤いバラ、亡くなった者は白いバラを贈るようになったとか。父の日とは、ヨーロッパでは“親子で愛情を伝え合うことを大切にする日”なのだそうで、日本では“父親に感謝を伝えましょうという日”ですかね。
何故か日本は黄色いバラのイメージがありますが、それは以前に『黄色いリボンキャンペーン』というものがあり、愛する人の無事を願うという意味が込められた黄色いリボンの贈り物を勧めたことが関係しているそうで、どこかデパートの戦略を感じる部分があったりして(苦笑)
しかし、世のお父さん方は、“母の日に比べて忘れてしまわれがち”ゆえに、実は何かを期待している人が多いのではないかなと思います。出来れば第3日曜日まで待たず、早めに感謝を伝えてあげると一層喜んでもらえるような気がします(笑)世界中が同じ日ではないのですが、日本をはじめ多くの国が6月の第3日曜日を父の日にしているようなので、今週来週あたりは、遊牧民のお父さんも子供から愛情を伝えてもらって、また一層元気にお仕事をされていることと思います。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.03.23
ギャッベ選び 『男の拘り』ってことかな?
こんにちは、
ギャッベショップ ワタシンの鈴木です。ワタシン蟹江店2Fにある『ギャッベミュージアム』の展示品を見に来て下さる方は、わりと男性が多いと耳にしました。
私としては、何となく腑に落ちる気がして・・・。
男性って、例えば料理を始めるにしても『道具から、それも良い道具』、『切れ味の良い包丁とか厚みのある鍋』を購入するところから入る様なイメージが浮かんだからです。
さて、ギャッベ新米の私は、
以前男性が気に留められていたのは「ゴージャスよりシンプル系だったかな。可愛いより自然な感じ系だったかな。」という情報を元に、男目線でミュージアム内フロアーを見渡してみました。悩みに悩んだ末、選んだのがこれ(ルリバフ サイズ:417×295cm)です。
サイズ自体が大きいという事もありますが、大地の恵み・大自然のパワーを感じたからです。
そして何といっても、文様が豊か。
一つ一つが丁寧で、細かいというより繊細というべきかと思いました。
「結構、男性ってそういう繊細なところが好きじゃないかな」って(笑)
また、ギャッベに描かれている樹は、『生命の樹』と言われ、健康や長寿を願っているそうです。
そして、さりげなく子供が描かれているのもポイントの一つです。
男性は古来より、家族を守る本能があると信じたいので、
「きっと『俺の主張』をしつつも、実は『家族の健康』を願い、
『我が家のシンボルとなる世界で一つしかない特別な一枚』を『探すこと・見つけ出すこと』が『男のこだわり』ってことかな」と思いながら選んでみました。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2021.03.16
ギャッベ 一枚の出会い
初めまして、
ギャッベショップ ワタシンの鈴木です。
桜の便りが届く季節になりました。
お日様の匂いを感じながら、外に干したお布団に転がりたいと思ったことはありませんか。
でも実際のところ外に干すと、花粉や黄砂の心配をしなくてはいけない方もいらっしゃいますよね。
そんな方にも見て頂きたい、一枚の絨毯を今日、見つけました。
真ん中に、すうーっと伸びた木が一本。
太陽が描かれているわけではないのに、春の陽だまりのような、お日様の温もりを感じました。
細かく織られた、ほわんとしたグラデーションの魔法なのかもしれません。
ここに飛び込みたい。
そして、若草が生える大地の上の様に、ゴロゴロと転がってみたい。
そんな衝動にかられつつも、店頭なのでグッと堪えましたが、
家の中なのに、春の日差しに頬ずりされているような光景が見える絨毯だと思いました。
実は私、
人生とっくに後半を迎えているにもかかわらず、
数日前まで、『ギャッベ』という言葉を知りませんでした。
でも、店頭でギャッベを見たら「な~んだ、これなら知ってる!そんな名前だったんだ」と。
そして、小さな子供が覚えたての言葉を何度も得意気に繰り返し話すように、ここ数日は私も『ギャッベ』を連呼しています(笑)
そして、そんな私が選んだ一枚目のギャッベが、これ(カシュクリ サイズ:234×159cm)です。
これから沢山のギャッベに出会い、
少しづつギャッベのことを学び、
そして皆さんに、少しでも多く『ギャッベの魅力』をお伝えしたいと思っています。
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