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2024.03.29
ギャッベの中に見る 青空と生命の樹
あれを春雷と呼ぶのでしょうか。ここ名古屋地方の昨夜は、凄い音で雨が降っていました。あの強風で雨雲が流され、 夜が明けたころには青空が広がっていることを期待しましたが、 残念ながら今も灰色の空です。 3月も末、春まっ盛りのはずなのに…。せめて気持ちだけでもと、今回は玄関マットサイズの中に青空が広がっているギャッベをご紹 介させていただきます。 青空を背景に、『生命の樹』が浮かび上がっているように見えませんか。 楽しそうな表情の可愛らしい『鹿』も沢山いますが、今回は『枝だけの生命の樹』に注目したいと思います。 この樹を見て、思いついた場所があったので、先々週の仕事帰りに寄ってきていました。その場所は、 当店近くにある蟹江町図書館横の公園です。 ギャッベに織り込まれている大きな樹はちょうど4本あるので、どことなくですが、 日本に住む私は四季を表しているのではないかと感じました。 枝だけになっている木は一見淋しそうにも写りますが、これからどんな葉っぱが芽生えてくるのか、どんな花が咲くのか、 どんな実がなるのか…見方を変えると、 想像が膨らみワクワクさせてもくれます。 イチョウの葉っぱが似合うかな?分厚い緑の葉っぱかな?赤い枝と思って見ると紅葉を想像しなくもないのですが…”この季節”です。私の目にはピンクの枝に写りました。そう、思い浮かべたのは桜です。今年の気温は、冬から春へ順調に変化しませんでしたので、例年なら、お花見で賑わっているはずの公園も、 たぶん今日は静かでしょう。 でも、明日からのお天気に期待します。桜の木の下に沢山の笑顔がある事を願います。このギャッベを桜の木の下で広げたらどんなに素敵でしょう。敷き心地もバッチリ!桜の花びらが青いギャッベの上を舞い、鹿たちも一層楽しげに走る光景をぜひ想像してみて下さい。 見方を変えれば、まだ間に合います!(^^)!ぜひ、青空が広がっている様なこのギャッベをお供にお連れいただけたら と思います(^^♪ ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2024.02.20
シンプルな文様と複雑な色合いのギャッベ
昨日の夕方、スマホを開くと、2月19日は二十四節気の『雨水』と言う表示が出てきました。 偶然にも、ここ名古屋地方の昨日は、地表を流れると言うよりは、 地面にたっぷりと染み込む感じで、 久しぶりにしっかりと雨が降っていましたので、「まさに!」 と思った次第です。そして、 その時に浮かんだギャッベを今日はご紹介いたします。 ギャッベの母国イランは、水がとても貴重な国土です。その為、遊牧民は井戸や水場に恵まれます様にという願いを四角い紋様には込めてあるそうです。 そして、このギャッベ(ギャッベ サイズ:238×79cm)は、「まさにそれ!」と言える程、四角い紋様のみの柄行きです。 それでは先ず、色合いからと、言いたいところなのですが…これは何色と言ったらいいのでしょう?(^^;)緑?翠?黄緑?青?碧?…難し〜ぃ!難しすぎるかも(^^;)グラデーションも効いているので、いったい何十種類の釜で染め上げられた毛糸で織っているのか、 その数の方が気になり過ぎて(^^;) 写真に撮っても、全くと言っていいほど肉眼で見える色を映し出すのは困難で(>_ <) しいて私なりに言わせていただくと、『染み入る色』?さて、柄行きは、先程申しました通り、四角い紋様のみのtheシンプル! 井戸の様な正方形と長方形で四角く形どり、更に外枠を3本の線で囲み、ここは『豊かなオアシス』 と言わんばかりの一枚に仕上げてありますので、 このギャッベの上で過ごす時間はきっと『心のオアシス』 にもなってくれると思います。 また、ランナーサイズなので、敷く場所は無限大です。それと…外は既に春の風が吹き始めました。深みと落ち着きがあるこの色合いは、見る人によって表現も変わると思います。 春の風に誘われて、ぜひ確かめつつ、イメージを広げにお立ち寄り下さい。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2024.02.06
プックリで 可愛らしさをプラスしたギャッベ
今回ご紹介するギャッベは、立春を迎えたこのタイミグなので、四季を意識しながら選んでみました。スッキリした青色の『幸せの窓』。その中をキッチリ4分割し、上下左右中央の白い道に、 並木のように糸杉が配置されたギャッベ(カシュクリ サイズ:186x152cm)です。 しかし、ぱっと見と違って実は、丸みを感じる可愛らしいギャッベです(^。^) パッと見た第一印象は、とても大切ですが、近寄ったり、目を近づけたりしているうちに、”いろいろな感覚が湧いてくる”ところがギャッベの楽しいところ!と、言うことで、紋様に注目しながら、早速近づいて写真を撮ってみたいと思います。 さりげないプックリ具合が、なんとも可愛くないですか?次にペイズリーです。よく見掛けるペイズリー柄からすると、プックリ小太り気味?(笑) そして、小花。最後に、幸せの窓枠の中に並ぶ花。豪華しすぎず、可愛いプックリ加減です。さて、これで撮り忘れている紋様はないようにも思いますが、「これが有るのと無いのでは大違い!」と言える箇所がこちら… この点々、色をぼかすためではなく、直線に目がいく箇所をさりげなく柔らかい印象にしてくれていると 思うのです。 四角い敷物なのに、中に入り込むと丸い空間にしてしまうギャッベ。プックリした可愛らしさは、更に気持ちが癒やされますね。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.12.26
一枚のギャッベに宿る『月』の神秘なエネルギー
昨日の18時ごろ、偶然空を見上げたら、丸々とした月がとっても
綺麗でした。
月って、心を浄化しつつ、静かに新しいエネルギーを注いでくれているような気がするので、私は好きです。
雲も無く、空気が澄んでいたので、夏や秋の頃とはまた違った美しい月を、日本中、世界中で同じ月を見ている人がきっと居ると思い ながら10秒ほど(長々と眺めるには、 少々寒さがこたえましたので^^;)堪能させてもらいました。 さて、そこで今回は、『月』繋がりのギャッベをご紹介させていた
だきます。 まず、山が月に照らされている感じに気づいていただけるかと思い
ます。
そして夜空を表すにも、暗すぎず、むしろ明るい様々な色加減のブルーグレーで織り込まれています。
さらに、“山と山の境界線”と“風景の縁取りの、その外側”に、同じブルーグレーの色味が織り込まれれいることで、夜空との繋 がりがうまれ、静けさと共に、月の光が持つ神秘的な美しさが上手 く表現されている一枚に成っていると思います。 高い山の麓に織り込まれているのは、テントでしょうか。
また、山岳地帯のイランに、これほど青々と茂った緑の山は実際には無いだろうと推察しつつも、 手前に緑色を持ってくることによって、人と土地の生命力が伝わっ てくると思いませんか。 さらに、夜の風景ということもあるのかもしれませんが、広めの外
枠を、かなり落ち着いた色目のグレーで織り込んであります。 しかし、そこに華やかで柔らかな花模様を織り込むことによって、 ギャッベでありながらも、『明と暗』そして『山の折れ線と月の丸 み』の双方が引き立ち合った一枚の絵のように仕上げてあるギャッ ベ( カシュクリランドスケープ サイズ:97×64cm)です。 お天気が良くても悪くても、暑くても寒くても…
神秘の月の光に映し出される風景を愉しみながら、エネルギーを身体に取り込んでいただける絵のようなこのギャッベ…ご自宅にいかがですか。 調べたところ、明日は満月。コールドムーンと呼ばれているそうで
す。
よく見える、良いお天気だと良いですね。
そして、月が織り込まれたギャッベの事を思い出していただけたら幸いです。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.12.04
『小さな木』と『幻想的な青い池』
11月上旬、誘われるかのように新聞の下帯が目にとまりました。それは、『小さな木』という絵本の紹介でした。もう職業病かもしれません。(笑)…その時、その表紙絵を見て、2枚のギャッベが、私の頭に浮かんでしまいました。 絵本の内容をネットで検索したところ、お話の内容が、これまた浮かんでしまったギャッベと重なりそうなストーリーで。 その上、新刊となっているものの、 なぜか以前にこんな内容のお話を読んだ気がして。 1日2日経ったももの、やっぱり気になったので、 図書館と本屋さんへ向かってしまいました。(^^) その1週間ぐらい経った頃、テレビで“北海道の『青い池』が今年は青くならない”というニュースを見ました。「例年なら、 こんな風に…」と、何枚かの美しい写真が放映されていたのですが… その『幻想的な青い池』の写真(ネットで検索すると、 四季折々で虜になってしまいそうな美しい写真が、公式サイト以外にも沢山アップされていました。)を見て、 あの時浮かんでしまったギャッベの1枚の方が、 私の頭にまた浮かんでしまいました。(^^) さあ、それからが大変!季節柄ということもあると思うのですが…
『オレンジ色の火が揺らぐ暖炉の横に、クリスマスツリーがある部屋の 中央。このギャッベの上で、ほんわかと絵本を読む光景』が、 度々回想されてしまって…私の妄想です(汗) ただ、最近よく思います。ギャッベって不思議な力が有るなと。行ったことのない場所や経験していない光景までも、脳裏に浮かばせてしまう。心を魅了し、顔をにこやかにしてしまう。 使う人にとって、そこが好きなところになる。季節の移り変わりが時の積み重ねになり、実際に映るギャッベの上の光景も、 きっと厚みが増した素敵な光景に育って行くのでしょうね。 私の妄想はさておき、これからこのギャッベの上で、どんな素敵な時が育っていくのか、羨ましくもあり、楽しみでもあります。 たぶん織子さんも、 そんな楽しみな気持ちで織っていらっしゃるから、 そこに不思議な力が宿ってくるのかもしれませんね。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.10.10
大人色ギャッベ 上下左右はお好みで
今日は10月10日。確実な秋到来といった感じの気候になりました。 絨毯は、洋服のように季節ごとに取り替えるというご家庭は、滅多に無いと思います。
まして20年30年40年使って頂けるギャッベは、通年を通して、お部屋の家具との調和の良い色合いを選ばれるご家庭が多 いと思います。 ただ今回は、ちょっとだけ『秋っぽく落ち着きたい気分』でしたので、ちょっとだけ『シックな大人色』っぽいギャッベ( カシュクリ サイズ:197x149cm)を選んでみました。 4分割された配色のうえ、それぞれの色マスの中で、ド柄の四角い枠と菱形は、そもそも上下左右を感じない紋様です。また、4分割の配色の中で、小さな紋様が砂時計の様な形にみえませんか。よく見ると、 孔雀や鹿が居るのですが、樹や花と共に、 上下反転した模様になっているため、砂時計ように、 ひっくり返して見ても違和感が全くありません。 ギャッベは、光の当たる向きで濃い色合いになったり薄い色合いになったりする ので、 紅赤色と藍色の縁をお好みや季節に合わせて交代していただくと、 楽しみも2倍になると思います。 ところで、4分割されたマスを、1マス毎に見て下さい。さあ、この流れで考えると…その下のマスの小さな紋様の色は紅赤色になると思うのですが…毛の長さ具合によっては、色を見分けるのが難しい時でも、裏を見ればわかる場合が多いのですが… でも、ちゃんと少しだけ違った色で模様が織り込まれていることは、 確かです(^ ^) ギャッベは、下から上へ織り上げていくので、上の方にいくと、織子さんの気持ちが変化したり、 その時の都合によって少し変わっていたりする部分を見つけたりす ることがあります。 その、ちょっと緩い感覚に人間ぽい温かみを感じたりするのもギャッベの 特徴なのですが… ここの部分は、織り始めた早々の場所に当たるので、 最初から見分けが難しい色を、あえて使ったと思われます。 このギャッベを織られた織子さんの意図は…聞いてみたいなぁ〜(^^) 出来ることならここに座り込んでみたい。きっと動きたくなくなるのだろうなと思いながら、 このギャッベを眺めた秋の頃。 季節が移り、春の頃には…今、私の目には透けた一枚いちまいの落ち葉の様に見えるものが、生き生き芽を吹き出した樹に見えてくるかなと思いつつ 。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.09.29
うち海の夜明け前と夜明け後を感じたギャッベ
魚 水 島(?)波(?)山 空
このギャッベ(カシュクリ サイズ:199×72cm)の、この図柄をご覧になって、何を想像されるのか…
それは人それぞれ。
その人の、昨日と今日でも変わってしまうかもしれませんし、敷いたり掛けたりする場所の周りとの兼ね合いによっても変わるとも思い ます。 私は、この図柄を見たとき、瀬戸内海に浮かぶ小さな島を思い浮か
べました。多分1年ほど前にそこへ旅行したからだと思います。
愛知県の知多半島や渥美半島から眺める外海と違って、波が殆どなく、小さな島が点々としていて、とても穏やかな海景色だった記憶 が蘇ったといったところでしょうか。 少し離れた場所から正面の向きで眺めると、藍色というよりも深く
濃い紺色に見えます。
稜線が見えはじめ、水面にほんの少し光が差し込み出す、夜明け前ギリギリの時間。 それが、反対側から眺めると、夜が明けたかのように薄白くなり、
元気よく飛ぶ鳥にキラキラ光る魚に目が引きつけられます。 さて、腰を下ろして近くで見て頂くと…
同系色の色合いの浮き出ている浮き出ているかとおもえば、稜線から上る空のグラデーションが、とても美しいと思いませんか。
そして、これは湖?湾?また、お魚さんがなんとも可愛らしくって♪
一匹一匹を目で追っていた……??というような魚も居たりして(*^_^*) ほんわかしてしまいます。このギャッベを見ているだけで、「自然ていいなぁ〜」と、つい心の声を
発してしまいました。 とは言え、このギャッベはイラン産。瀬戸内海の風景で無いことは
明らかですよね(^^;)
地理的に考えると、ペルシャ湾かしら?それともカスピ海?黒海?…なんて推測もしたりして(^o^) 一つの住まいという空間の中で、色々な場所で色々な役割をしてく
れるランナーサイズのギャッベです。 個人、家族、たくさん人が集う場所で、それぞれでの感想、会話が聞
きたいと、このギャッベも思っているのではないかと思います。
まずは、店頭で見て触れ、是非ご感想を聞かせてやって下さい。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.08.04
身体と心を労わって欲しい時のオススメギャッベ
この連連日の日照り具合には、もう『暑い』以外の言葉が見つから
ず、
『水が恋しい』気持ちと『水場を大切にしたい』気持ちを、ギャッベに込めたくなった織子さんの気持ちをヒシヒシと実感しています 。 そこで、『水』を、そして『涼』を感じたい時におすすめしたい文様のミ
ニギャッベ(アマレ サイズ 46×44cm)をご紹介させていただきます。 まず、色は深い緑を帯びた青。いや、青が加わった緑?
いつもながら、一言で表すには難しい色合いです。文様は、井戸や水場を表す『四角』が並べてあり、その中には、家
族が元気で長生き出来ますようにと『生命の樹』、悪いものが入り 込んできませんようにと『狼の足跡』、水の流れを表す『 ジグザグ、』カシュガイ族のアイデンティティといわれる『 ひし形』等が織り込まれています。 冬は寒く、夏は暑いイランの山岳地帯で暮らす羊さんの毛から織ら
れたギャッベは、調湿効果がありますので、クーラーをつけた涼し 過ぎるお部屋でも、クーラーをつけなくてもなんとかしのげるお部 屋でも、両方とも心地よくお使いいただけると思います。 サイズが46×44cmなので、座布団として床に直接敷いていた
だいても良いですし、椅子の上に敷いていただくのも良いです。 そして、アート性の高いものですので、壁に飾っていただくのも良 いですね。
きっと、これが1枚あるだけで、お部屋はとてもおしゃれになると思います。 店頭には、他にも多数ミニギャッベがありますので、組み合わせを
たのしまれるのもオススメです。 この季節、お疲れが抜けない方も多いと思います。
暑すぎ?冷えすぎ?
どうか、『身体と心を労わってくれる』あなたにあったギャッベを、暑い最中恐縮ではございますが当店まで探しにお越し下さ い。
こころよりお待ちしております。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.06.16
七変化を楽しめるギャッベ
本日6/16より、ギャラリエアピタ知立店 東館 1階にて、展示即売会を開催しておりますが、その特設会場にある
一枚のギャッベをご紹介いたします。 ブルー系グラデーションのギャッベ(カシュクリ サイズ:152×103cm)は、5月から6月にかけての、私の
”気分の目“で見ると、空が思い浮かんだりしているギャッベです 。 実は、このギャッベを始めて見たときは、「なんてドンヨリ曇った
色なんだろう」と思ってしまいました(笑) しかし、ある時、積み上げてあった中から別の一枚をピックアップ
するために、このギャッベを一旦別の場所に置いたところ…「なん て清々しい色なんだろ〜」と発見してしまいました。
その後、しばらく、同サイズの山積みに戻さず、一枚単独で四方から眺められる場所に展示していたのですが、湖畔の水面の様に見え ることもあれば、流れている川の様な時もありました。雨音が影響していたかもしれません。
表面を撫でていると、ふっくらと柔らかい優しさが伝わってくるのですが、それは単に織りの力だけではなく、微妙に織り込まれてい るピンク色の毛が気づかないレベルでありながらも視覚的に働いて いるように思います。 これから7月8月と季節が移り行くと、海のように見えるのかも…。
「あ〜、雪のパターンもあるかな〜」と思ったり、「霞掛かった朝方の雰囲気も出してくるのではないか」と期待をしたり…。 薄緑色もいい仕事をしていますからね〜。 時々、ギャッベの光マジックについてお話をしますが、シンプルな
模様ほど、時折々、場所折々で、感じる変化が大きくて驚かされます。
その上、主役として凛としている時もあれば、脇役としてお部屋にある物を 引き立ててくれたりと、まさに七変化する代表のような一枚です。 季節がら、「紫陽花が似合う?いやいや、紫陽花のよう?」とか思
いながら、視線を落として眺めていたら…「あ〜、ギャッベの奥の あの辺りに虹が現れたら素敵だろな〜」と発想しつつも、 なぜか判りませんが、紅茶が無性に飲みたくなってきた私です( 笑笑) また、山積みの中の一枚に戻ったら、ドンヨリとした発色をしてい
るかもしれませんが、気にして見て頂けたら幸いです。 裏も見てあげて下さいね。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.05.23
ターコイズ色のミニギャッベ
これは、ターコイズブルー?
それとも、ターコイズグリーン?ブルー属なのかグリーン属なのか・・・。
この微妙な色合いは、私の好きな色なので、この色合いの着物を持っていたりもするのですが、この色を写真で表現するには本当に難 しい色だと以前から思っていました。まして、 色の魔法を持つギャッベの写真となると、かなり厳しいので、 是非とも肉眼で見て頂きたい一枚です。 ところで、トルコ石とも呼ばれるターコイズは、明るい青緑色が特
徴的な石なのですが、パワーストンとしても好まれている宝石です 。ちなみに調べたところ、『ターコイズには勇気や積極性、希望な どの意味があり、ターコイズがヒーリング面で強いパワーを持って いることに起因している。鮮やかなブルーグリーンの石は、感情の 浮き沈みをコントロールし、気持ちを穏やかに落ち着かせてくれる。 』とありました。 ただでさえ、素朴で温かみのあるギャッベは、心を穏やかにしてく
れるのが持ち味なのに、ターコイズの色合いで仕上げてあるこのギ ャッベ(アマレ サイズ:44×42cm)は、落ち着かせてくれた先に勇気と希望 の気持ちに導いてくれるパワーを秘めているようです。 さて、ミニギャッベは自分の椅子に敷いたり、床に敷いたりされて
いる方が多いように思います。
季節がら、キャンプやピクニックなど、屋外で過ごされることもあると思いますが、荷物の邪魔にならないサイズなので、是非お供に お持ちいただくことをご提案させてください。
木のベンチや、アルミ・プラスチック製の椅子などの座り心地を、数百倍アップさせてくれるはずです。もともとは遊牧民が地面に敷く物 として織られたものです。裏についた土はパパッとはらってしまえ ば済むことなので、直接地面に敷くのも有りと思います。 アウトドアのセッティングは、実は体に負担をかけていたりもする
ので、外の空気を吸いながら、真の安らぎの時間を愉しんで頂ける のではないかと思う次第です。 私が気に入って買った着物は、残念ながら現在はタンスの肥やし化
していますが、このギャッベは、 日々人の眼に触れる場所に置かれ、触れられ、癒され… 時には出先にまで連れていける優れものと私は思います。 可愛らしい鹿も、お供させてくれる持ち主を待っています。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.03.21
赤と濃紺が活きているギャッベ
イランでは春分の日より13日が過ぎた頃から、春の大移動が始ま
るそうです。
今日あたりは、旧正月のお祝いムードとは別に、出立の準備でバタバタとしている頃かもしれませんね。 以前のブログにも書きましたが、車が使える所では、昔ほど大規模
なラクダの移動は無くなったようですが、大移動を支えるラクダは 、文様にするほど今でも大切な存在であることに変わりは無いよう です。
今回は、そんなラクダが主役のようなギャッベ(カシュクリランドスケープ サイズ:181×117cm)をご紹介致します。 まずは、ランドスケープなので、このギャッベの全体的な景色をご
覧ください。
うねりがあるだけで、何も無いような陸地が続いているようにも見えますが、ホワイトベージュの明るい原色系の色合いなので、苦難 の雰囲気は感じられませんよね。 むしろ、ちょこんちょこんと織り込まれている女の子や、木。そし
て山羊やラクダが微笑ましく感じ取れます。 また、花のついた木の横を歩く3頭のラクダは、意気揚々とした感
じすらしませんか。 所々に、深緑色が使われていたりしますが、パッと見た感じでは、
白の下地に赤と濃紺のストライプ。
そして、四角く切りとられた風景画は、濃紺から赤色に、しばらく続く赤からまた濃紺に移る というグラデーションが時間の移り行きをあらわしているのかもし れません。
一番上の風景では、濃紺の世界の中で、ラクダと人が楽しそうに同居しているように見えます。
また、それぞれの風景の中で、ほんの少しの黄色が、良いつなぎの仕事をしています。
このギャッベは、一枚の181×117cmの空間中で、シンプルな色と模様を使い、ラクダを引き出させているのが特徴かもしれません。実は、このギャッベのご紹介を今日にしたのには、もう一つ訳が有
ります。それは、侍ジャパンのユニホームに似てるなと思ったから です。
そんな気持ちで見ていたら、赤いラクダがJに見えてきてしまい、日本チームの応援の気持ちも込めて、このギャッベを選びました。
そしてなんと、先ほど今日の準決勝突破のニュースを目にすることが出来ました(*^^)v
決勝は明日。
偶然にも明日はお店が定休日なので、このギャッベのラクダを傍においてとはいきませんが、侍ジャパンのユニホームが胴上げ される光景を想像しながら自宅のテレビの前で応援しようと思っています。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.03.14
ギャッベから届いた『高原の風と大地の香り』
ある本の中に、この模様とよく似たギャッベを見つけました。
その本には、『ガシュガーイー部族連合の中でもギャッベ織りの名手として知られているカシュクリ族の女性たち。彼女らが織った自 慢のギャッベを見せてもらった。写真のギャッベは、 写真背景の樹木に想いを得て織ったという。』と書かれていました 。 「イランの風景って、本当にこういう光景なんだぁ〜」
と思いながら、きっと誰かがこの風景をデッサンし、「いいね。 いいよね。いいよね〜。」という流れでデッサン化されたのかなと 思いました。 この枝の流れと動きには、高原に吹く風を感じます。そして、その枝
にとまる鳥たち。 そして、私たち日本人からしたら、とても豊かな土地とは言い難い
大地に、しっかりと根付いている樹木。多分、その樹木の周りには こんなお話畑は無いように思いますが、そうあって欲しいという希 望と願いが、土や花の香りと共に伝わってきませんか。ついでに、これまたこのお花が、艶ややかなんですよ〜(^。^) しかし、このギャッベは近くで見れば見る程、文様の細かさに驚か
されます。
中央に勢いよく描かれている樹とは対照的に、二重に縁取られた枠の中には、幸せを運ぶと言われる鳥がたくさん居るのですが、 目で追うと、樹木の枝の上に10羽。枠の中にはなんと92羽。 合計102羽…かな(^。^)
そしてその鳥の上に、とてもという表現を超え、メチャクチャ細かく描かれた山羊たちが一杯描かれているのです。
鳥の数を数えた手前上、いちおう山羊の数も数えたところ…なんと164匹!
大切な存在である家畜の羊や山羊は、暮らしの安定や子孫繁栄を願う文様ですが、さほど大きくないこのギャッベ(ルリパフ サイズ 112×176cm)の中に、詰め込まれた想いは幾ばかりかと感 嘆してしまいました。
『豊かでは無い大地に根ずく、この一本の樹』から得た想いは、最初にデッサンした人から織り子たちに受け継がれ、そして細かく細 かく織り込まれてて、この一枚のギャッベが出来上がったのでしょ うね。 そして私は、樹と花だけでなく、『青く広がる大空と貴重な水』を
イメージするこの水色からも、風と香りを受け取ったように思いま した。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2023.03.07
ギャッベの中に見る夢と希望
この連日は、侍ジャパンの話題で盛り上がっていますね。あの光景を見て、[野球選手になりたい][実況アナウンサーになりたい][通訳になりたい][トレーナーになりたい]等など、
夢を追いかけ出した子供達もきっと居るように思いましたので、今回はこのギャ ッベを選びました。 このギャッベ(カシュクリ サイズ:83×121cm)は、一枚の絵になっています。手前に
菱形の花を付けた木が有り、その先に遠くまで広がる大地、そして その先にあるのは星が光る大空。
小さな星が沢山散らばっているのではなく、大きな星それぞれがキラキラと輝いているかの様に目に映ったので、 夢と希望を感じたのだと思います。 折りなす大地の中で生き生きとした動きを感じる鹿たち。
木も同じ形ばかりでなく、こんもりとしたり、枝が上に広がったり、裾にひろがっていたり、それぞれ違った特徴の木が描かれている かの様に織り込まれています。
左端の木などは、もしかして途中から幹がずれてるのかな?(笑)
ギャッベの中の、こういう所に見る面白みが、人の人生にも通じるものがあるように思いませんか。 輝く星の下に舞う花々。
包み込んでくれているような優しさを感じます。大空と大地の境に舞っているのは、星屑なのでしょうか。花びらな
のでしょうか。私には鳥のようにも見えます。
人それぞれ、同じものを見ても違うように見えるところにも、味わいを感じますね。 そして私の一番のお気に入りポイントは、折りなす大地の先にシュ
ッとたたずむ木。木のてっぺんが、その先に向かって突き抜けてい るところです。
私には持ち合わせていないエネルギーを、そこに感じとりました。このギャッベは、織がとても細かいです。この一枚が出来上げるまでには計り知れない時間と労力がかかっていると思います。
そんなギャッベを眺めながら、歳をとってしまったからと、私のように諦めてはいけないとも思う
のですが、今日のところは、夢見る子供達に希望を託したいと思いました。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.06.17
碧玉のギャッベ
昨日も今日も、小雨が肌に触れてくるからでしょうか。店内を見渡し、ふと雨水を連想してしまったギャッベ(カシュクリ サイズ:128×77cm)をご紹介します。 草木染めならではの色の深さもありますが、一見模様は無い様に見えて、 実は雨粒の様なドットがある事に気づいていただけますでしょうか 。 更に、目を凝らして頂くと、中央を含め全体に…見つかりましたか。(*^-^*) そして、裏を見てもう一つ驚くことは、青系だけでなく、赤や黄色、オレンジみどり、白などなど、 色々な色の糸で織り込まれていたと言うことです。 深い色の正体は、まさに単純では無かったからなんですね。つい最近、愛知県では明治用水に亀裂が入り、農業工業に深刻な影響を及ぼしてしまったニュースがありました。 いつもあって当たり前。
無くなると気づくありがたみ。日本では日常的に水がない不便を感じることはなかなかありません が、水が乏しいギャッベの故郷イランでは、 水に恵まれる事への希望や願いを込めてギャッベを織っているそう です。
私たち日本人も、もっと水が有るありがたみを知らないといけないかも知れませんね 。 そして取り敢えず、このギャッベを見て触って頂き、心を潤して頂くのをおすすめしたいなと思います。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。—————————–
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2022.04.26
毎日が見頃 藤色のギャッベ
以前、グラデーションがラベンダー畑のようなギャッベをご紹介させて頂きましたが、今回は、またひと味違った紫色のギャッベをご紹介させて頂きます。
と、その前に・・・。
ギャッベミュージアム(ぐっすり屋ワタシン蟹江店)から車で23分、ぐっすり屋ワタシン津島本店より車で6分の所にある津島市天王川公園の藤が、いま見ごろを迎えています。ギャッベミュージアムからの帰り道に立ち寄って頂くのも良いかと思い、先にご紹介させて頂きました。さて、本題のギャッベ(アマレ サイズ:285×218㎝)ですが、紫は紫でも赤紫系の紫のストライプとグラデーションの組み合わせといった感じでしょうか。生命の樹と山羊、そして窓や井戸を表す四角い文様がストライプに沿って織り込まれているのですが、花が咲いている生命の樹が藤の房の様にも見え、又粒々が判るグラデーションが小花の様にも見えたものですから、この時期、藤の見頃が終わってしまう前にと思い、このギャッベを選びました。
ちなみに、天王川公園の藤は、白・ピンク・薄紫・濃い紫と、品種の数も多いので色々な花色を楽しませてくれるのが見所でもあるのですが、こちらのギャッベの紫も、言葉で言うには難しいほどの色々な紫色が広がっているのが見どころです。目を凝らすと、グラデーションの具合も、ひと粒ひと粒が判る感じでありながら、それを引き立てるために、その周りにとても色々な紫が使われていることが判って頂けるでしょうか。
また、ステッチに黄緑色が使われていることで、知らず知らずのうちに、植物の藤が浮かんだのかもしれません。
生花には、瑞々しい見頃の時があるからこそ、それを見られる機会は貴重なひと時に成るとも言えるでしょう。
しかし、そんなひと時を、毎日感じさせてくれる敷物がお部屋にあったら・・・それもまた、幸せな時間と空間だと思います。
夕方、小雨が降ってきたので、花の具合が気になり、再び藤を見に行ってきました。
コロナの影響で今年のライトアップは中止されていましたが、カメラを構えた方が何人もいらっしゃいました。
今年の開花は例年より1週間以上早かったので、ゴールデンウィーク後半の頃には“花筏”になっているかもしれません。
ギャッベミュージアムへのご来店と共に、早めにゴールデンウィークの日程に組み込んで頂くことをご提案させて頂きます。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.04.05
ギャッベの故郷 春の大移動が始まる頃
ギャッベの故郷イランでは、春分の日がお正月。そして、お正月行事の終わりは、新年13日のスィーズダフ・ベダル(戸外の13日)といって、屋外に繰り出す習慣があるそうです。そしてそれが、春の大移動の始まりになります。
豊かな暮らしを求め、冬の宿営地から夏の宿営地に向けて、およそ300kmの道のりを主役の羊や山羊600~700万頭とも言われる数を連れての大移動。
そしてその大移動中、人や荷物を運ぶのがラクダの役割。ラクダの数も、多いほど、成功している大きなキャラバンの証になるため、そうなるように想いを込めて、ラクダの文様は織り込まれているそうです。そしてこのギャッベ(アマレ サイズ:193×153㎝)も、丁度これから3週間ぐらいの春の大移動の様子が映し出されているように思いました。
たとえばこの辺り。
大きく広がる岩山の大地も、冬の寒さから解放され、おとずれた春の趣を感じるようなグラデーション使いがされていると思いませんか。
日本では、春の日の出まえを曙と言いますが、山の稜線が黒ではなく紺色に成り、そしてその稜線の周りが薄むらさき色に変わる頃。日の出を待ちながら迎える“静かな時間”が流れているような・・・そんな“空気感”を感じました。また、主役のラクダの周りにも、織子さん達の想いがたくさん詰まった、ギャッベならではの文様が多々見受けられますね。ラクダの中では、私としては、このラクダさんが一番イケメンのように思うのですが、ひとつひとつのラクダをじっくり見るのも楽しく、飽きが来ないのもギャッベの不思議な魅力ですね。
ついでにラクダの裏を見ると、織目の数がとても判りやすいギャッベです。
昔と違って近年のキャラバンでは、ラクダに変わってトラックが荷物を運ぶようになったそうですが、豊かな緑、豊かな暮らしを求めて移動する遊牧民の心根は、きっと今も昔も変わっていないでしょう。
今年の春の大移動の先にも、たくさんの幸せが待っている事を、私も願いたいと思います。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.03.29
糸杉が見る四季 in GABBEH
先だて、ゴッホ展のお話の時に、糸杉について少し触れさせて頂いたので、今回は糸杉が印象的なギャッベをご紹介させて頂きます。
杉は杉でも、糸杉となると、日本ではあまり馴染み(一見似ていますがメタセコイヤではありません)が無いと思うのですが、西洋では街路樹や公園樹としてよく目にする木だそうです。
しかし、イランの地において糸杉は、自然環境的に成育が難しく、よく見かける木ではないそうです。それならなぜ、これほど糸杉の文様がギャッベの中に織り込まれているのでしょうか。
文献を見ると・・・
『イスラームに先立つ古代イランで広く信仰されていたというゾロアスター教は、世界最古の一神教とされ、光を善とし、その象徴としての純粋な“火”を尊ぶため、拝火教とも呼ばれた。糸杉は、この日の容に似ているところから生命の樹として尊崇されてきたという。イスラーム後も、糸杉は神の友の意である聖者が化身したものとされ、永遠の命を司る聖樹文として、ギャッベの中に織り込まれている。』
・・・と、書いてありました。また、『世界的にみると、地域によって捉え方はまちまちである。』とも書いてありましたが、日本でも、杉が多く植えられている所へ行くと、ピンと糸を張り詰めた様な、凛とした空気を感じたことはありませんか。
たとえば、伊勢神宮。
そもそも伊勢神宮は神様を祀ってある場所なので、当たり前なのかもしれませんが、私は杉の中のあの道を歩き、あの空気を吸って立っていた時、落ち着くというか、自分が浄化されて、神様に少し近づけたような気持になった事を思い出しました。杉という木は、“そういう力“を持っていて、住む場所が違っている遊牧民も、”そういう力“を感じ、そして”そういう力“に憧れたのだろうと思いました。
さて、見て頂いているギャッベ(アマレ サイズ:245×178㎝)は、大きく四つの色で分けられ、四季を表しています。
それも、とてもとても穏やかな四季が映し出されています。実は、このブログを書きだした時、四季というイメージから単純な私は、『ビバルディの四季』をBGMに流していました。ところが、有名な曲なので知っているつもりでいたビバルディの四季が、想定外に、“賑やかでもあり、厳しくもある”表現をしていたり、“スピードも速く、緊張感を半端なく伝えてくる曲”だという事を、この“穏やかなギャッベ”を見ていて気付きました。
同じ四季でも、目の前にある四季と、耳から聞こえてくる四季に、こんなにもギャップが有っては、目の前にある『ギャッベの穏やかな四季』に対する言葉が浮かんでこなくなってしまい、BGMの曲を止めました(^^;)
今、私は目の前に広がるギャッベの中の四季を見ながら、とても穏やかな気持ちで、この“糸杉が見ている四季”を想像しながら、このブログを綴っています。
鹿の愛らしさに目を細め、ギャッベの裏の美しさにも満足さを感じます。
更に、表地には見えていない赤い糸を見つけて、ほくそ笑んだりもしています。
完璧なリラックス状態です(*^_^*)そして、「今日3月29日は、このギャッベの中だと、この辺りかな?」とか思いながら、毛並みを撫でたりしています。
やっぱりギャッベは、心が落ち着きますね。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.02.08
ハウジングセンターを巡りたくなったギャッベ
”幸せの窓”に縁取られ、グラデーションのみで仕上げられた、藍染ににも似た色合いのギャッベ(カシュクリ サイズ:142×96㎝)です。
『シンプル』&『粋』
このギャッベは、何処に敷いても持ち前の良さを発揮するギャッベと思います。
ノーマルなフローリングはもちろんですが、外国の物だから日本の部屋には合わないと思い込んでいらっしゃる方にも、藍染のような紺色が、黒びかりした古民家の床や青々とした畳でも、
素直に『合う!』という感情に導いてくれる気がします。そして、私が敷いてみたいと思ったのが、大理石の床。
ただ、残念ながら店内には大理石の床がありません。
無いと求めたくなるのが、人間の心情というもので(^^;「何処かに大理石ないかな?」と考え、
そして思いついたのが・・・ハウジングセンターです(^^♪「あそこなら、きっと有る。」「持ち込んで敷いてみたいな〜」・・・
な~んて、勝手に欲求を膨らませていたら・・・
「あ〜っ、暖炉の手前に敷いてあったら、またまた素敵!」と、想像が膨らむ膨らむ(^^;「いやいや、これはこのギャッベを持って、本来のハウジングセンター巡りとは違った目的で、色々なお家、色々なお部屋に試し敷きがしたい!」
「このギャッベの大きさなら、私でも持ち歩けるし(笑)」「ログハウス・・・言うまでもなく(^.^)」
「広々としたリビングで、ウォールナットの床や籐の椅子なんかも合う合う!」
「隣に置くソファーも、ベージュでもグリーンでもなんでも合うけど、赤色もいいよね〜」
「床暖房なのに、陶器の火鉢をインテリアとして置き合わせても映える〜」・・・いつの間にか、頭の中で一人『ハウジングセンター巡り』をしていました(^-^;
そしてその時、私なりに1つの結論も出ました。
それは、『このギャッベが合わない家を見つけることが難しい。』ということでした。かろうじて、持っていた床タイルと一緒に写真を取ってみて見ましたが、いかがですか(^^♪
少し大きめの玄関マットとしてもバッチリ!
シンプルなグラデーションなので、縦に敷いても横に敷いてもOKですし、手前と向こうの向きを変えるだけで景色が変わることも、何処に敷いても美しいと思える由縁と思います。
どこかのハウジングセンターさん、「うちに敷きに来ても良いですよ〜」なんて、誘ってもらえないかな〜♥
最後に、
実はこのギャッベ、ずっと前からブログに載せたいと思っていたのですが、2月になるのを待っていました。それは、このギャッベを見て最初に、”椿”が浮かんだからです。
カキツバタでも別に良いのですが、なんとなく真っ赤な椿にこだわりたくなってしまい、椿が咲きかけるこの2月に持ち越しました。
もちろん、胡蝶蘭でも、桜草でもこのギャッベなら相乗効果バッチリなんですけどね(^^♪
そして、造花の椿と一緒に写真を撮って気づきました。
紺色に見えるギャッベにも、実は赤や深緑が使われていたという事に。
ちゃっかり、織子さんに誘導されていたんですね私(*^_^*)ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.01.18
あえてグラデーションではない”ぼかし”
大胆な色の切り替えが印象的なギャッベです。
黄・青・赤・緑・グレー
草木染めの糸で織り込んであるギャッベに、単色という表現は無いと思うのですが、あえて言うと、5色の領域に分けられた配色になっています。
その領域の境界を、きっちりでもなく、グラデーションでもなく、あえて・・・
廻りの色の部分はスライドでもしたかの様なぼかし具合にし、
中央のグレーの部分は一回り大きな透けた白い布を被せた様にも見えるぼかし具合など、
モダンアートな感覚がする1枚です。中央部分を近くで見てみると、白糸だけでぼかしているのではなく、特に緑の領域辺りなどは、隣り合う青と赤の兼ね合いからか、黄色系の点と点でぼかされています。一見、単純そうに見える配色ですが、かなり手が込んでいることが分かって頂けると思います。
模様は、黄・青・赤・緑の領域に、それぞれワンポイントになる程度の『木と鹿』『鹿と鹿』『人と鹿』『木と鹿と木』が織り込まれています。それがまた、それぞれの領域を引き立てていることも大きなポイントと言えるでしょう。
特に赤の領域に織り込まれている『人』は大胆な色の切り替え同様に印象的です。
このギャッベ(アマレ サイズ:200×152㎝)のふかふか感も見逃してはいけないポイントですので、実際に手に取って見て頂きたいと思います。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.12.28
太陽に向かい歩く
遊牧民にとって、ラクダは家財を運んでくれる大切な存在です。
『キャラバンの列は成功の証』として、また『豊かな暮らしへの想い』を込めて、織子たちはギャッベにラクダの文様を織り込んでいます。
緑の大地を挟む上下の青
空を表しているのか、水を表しているのか・・・このギャッベからは、雄大な景色が感じられます。
太陽がギャッベの中央ではなく少し右側にずらして配置されていて、ラクダが太陽のある右へ向かっていることから察すると、太陽を背にして歩いているというよりは、太陽に向かって歩いているように私には思えます。 この太陽が、朝日なのか夕日なのかはわかりません。しかし、私たちを照らす大きな太陽は、イランでも日本でも世界中の地にて、沈んでは又昇ります。そして、一年が終わっても、太陽が昇ることによって、また一年が始まります。
来年も、赤々とした大きな太陽が、私たちを希望の光で照らしてくれることを願い、このギャッベ(カシュクリランドスケープ サイズ:208×150㎝)を選んでみました。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.12.24
冬はほっこり 夏は涼やかなギャッベ
今日12月24日のクリスマスイブにちなんで(?)、トナカイさんではありませんが、鹿さんバージョンでMerry X’mas!
子供の頃は嬉しかった雪も、大人になると日常生活の中では歓迎しづらい雪ですが、クリスマスの日だけは「雪が散らつかないかな」と思われる方も多いと思います。 この時期、このギャッベ(アマレ サイズ:146×101㎝)を見ると、雪が散らついている光景に見えませんか。
デザイン的にみると、4つのブロックに分かれていて、右と左、上と下が非対称になっています。しかし、下の方の生命の樹よりも上の方の生命の樹の方が小さくなっているので、平らな敷物なのに風景のような遠近を感じます。
そこに窓のような四角が並び、そして赤という2ポイントの四角がクリスマスを連想させ、ギャッベの近くにツリーとかを置いても素敵だろうなと思いました。
窓の外は雪が深々降っていても、窓の内側は家族が集うほっこりとした温かな空間を作っているに違いないと思えるギャッベです。
そして、このギャッベには隠し技のようなところが1カ所あります。1頭の鹿だけ上下が違うのです。この1頭がここにあることによって、模様の上下という概念が一気に取り払われているように思います。
今は冬ですが、青と白がメインのこのギャッベは、暑い夏には視覚から涼しくしてくれると思います。そして愛らしい鹿が、暑さからくるイライラを和らげてくれると思えるギャッベでもあります。
今回は、『冬はほっこり、夏は涼やかな気持ちになれるギャッベ』をご紹介しました。
天気予報によると、この週末は寒さが増すとか。心も身体も暖かくしてお過ごしください。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.11.30
縦でも横でも 均等がとれた上品なギャッベ
ギャッベの上で、ゴロゴロしてくつろぐと言うよりは、玄関フロアーに敷いたり、椅子の足元に敷いたりして、目と足の裏から心地よさを感じて頂くのに良い大きさのギャッベ(ルリバフ サイズ:169×106㎝)です。
通常、手織りのギャッベは、柄が縦の図になるので、このギャッベも縦から見るのが本来と言えます。しかし、丸形を上手く菱形の中に納めえた図柄なので、敷物は長辺を手前にして敷く習慣がある日本人にとっては、安定感があると言えると思います。
さて、丸い図柄をよく見て頂くと、花柄のようで、花柄だけでなく・・・狼の足跡も見つかると思います。悪いものが入ってこないように、狼に感じる恐ろしい力を転じて魔除けとする文様です。
長辺から足を踏み入れても、短辺から足を踏み入れても、セキュリティーは万全といった感じがしますね(*^^)v
また、セキュリティーだけでなく、それぞれの菱形の中の柄を微妙に変えてあるのは、織子さんが何かを意図しているのかもしれないと推理するのも、ギャッベの楽しい時間の過ごし方でもありますね。そして裏を見ようと捲ってみると、ドッシリしているのに、しなやかと言うか軽やかと言うか・・・どことなく手から上品さが伝わってきます。足の裏だけでなく、時折座りながら、しっかりと掌で心地よい感触に心踊らされるのも楽しい時間と思います。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.11.09
部屋の空間を丸くする四角いギャッベ
縦に17、横に10、総計170の四角がきれいに並ぶパッチワーク柄のギャッベ(カシュクリ サイズ:174×119㎝)です。
裏返してみると、1つの四角の横幅がほぼ10㎝に仕上がっていますし、判りやすい花柄模様で縁取られているため1㎝角も見つけやすいので、まるで織目の細かさを示す教科書の挿絵に使えそうです。
そして、表に戻し、毛並みを少し指で起こしながら撫でていると、先程見ていた花の織目に『納得!』と相づちを打ちたくなるような柄行きです。
さて、170の四角の中には、花以外にも生命の樹や、水の流れを表すジグザグ模様があります。そして山羊の姿もあり、数えてみると・・・・・・。
敷物の大きさとしては、足を置くだけでなく、ちょうどソファーの横辺りで、一人でゴロゴロするのにも良いサイズですので、寝そべりながら山羊の数を数えてみるのも楽しいかもしれません。
また、二人で並んで、真剣に数えて頂くと、楽しさが倍増するかも(^^♪
また、もしかして、三人で座りながらゲームなどをしていたとしたら、一人の誰かが、ふと気づくことがあるかもしれません。それは・・・ このシルエットです!
ギャッベの模様なので、『女の人であろう』とは思うのですが・・・。
実はわたくし、最初にこのギャッベを見た時、一番先にここに目が行ってしまいまして。このシルエットが、どうしても某有名キャラクター集団の『ポケ○ン』に見えて仕方がなくて(^^;)ただ、私はポケ○ン通ではないので、主役級ではないキャラクターの名前が出てこず、ずっとモヤモヤしておりました。そこで試しに、ポケ○ン好きの家族に、上の写真を見せながら「このシルエットって、誰?」と尋ねたところ、「ブーバーじゃないかな」と即答され、思わずそれに『納得!』と相づちを打ってしまいました(^-^)
さて、話を少し戻して、山羊の数についてです。
たぶん22匹だと私は思います。ただ、たぶんと言うのには訳がありまして・・・このシルエットを山羊の仲間とするかしないかは、お客様ご本人の目で確かめて頂くか、もしくはご家族様で話し合って頂くと・・・これはこれで、楽しいかと思います(^^♪
今回、四角が集まった四角いギャッベですが、お部屋の空間は確実に丸くしてしまいそうなのが、このギャッベの特徴のように思いました。
(追伸;そもそも、ポ○モンをご存知でない方にとっては、ブーバーとは一体何なんだと思われると思いますが、もし、お時間がありましたら『ブーバー画像』又は『ブーバーシルエット』で検索して頂くか、お近くに居られるお子様に尋ねてみて下さい。そのシルエットを見ていただければ、『多少は納得』と相づちを打って頂けるかと思います。(^.^))
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.10.19
季節の移り変わりを感じるギャッベ
昨日の朝、ここ名古屋地方は突然冬になったかのように寒くなりました。
ニュースを見ていると、北の地方では、初雪が観測された所もあったようなので、今年は秋が無いのかと心配しましたが、今日は秋らしい気温なのでホッとしています。
ひつじ雲らしき光景が空に広がり、食いしん坊な私の体感で恐縮ですが、爽やかな秋の空気がとてもおいしく感じました(^^♪それで今日は、季節の移り変わりを感じつつ、季節の移り変わりを表現しているようなギャッベをご紹介しようと思います。
イランの地で暮らす織子さんと、日本で暮らす私たちとでは、季節の感覚は当然違うとは思います。ただ、このギャッベを初めて見た時、12枚の四角が12か月を表しているように思え、それぞれの四角いグラデーションが、”天と地”を、”季節と季節”を繋げている様に思えました。あれが1月で、これが2月という訳では無いのですが、絶妙なグラデーションが、その時の気温や体調がもたらす”気持ちのツボ”みたいな部分に入ってくる気がした次第です。
それぞれの四角を繋ぐ木と花、山羊とラクダの文様が、何ともほっこりさせてくれるからでしょうか。
このギャッベ(アマレ サイズ:243×205㎝)を見ていると、リビングに敷いてあり、その上でゆったりくつろいでいる光景を、つい想像してしまいます。
季節を問わず敷くことが出来るギャッベですから、10年20年30年・・・いつの間にか空気の様な存在になっているかもしれません。
ただ、楽しい気分の時には話かけてくる様な、気分的に温もりを欲している時には温かい色のグラデーション辺りを知らず知らず触らせてくれて癒してくれそうな・・・なんとなく、家族の移り変わりも見守ってくれている存在になっているような光景が目に浮かびました。個人的には、もうしばらくは秋を満喫してから冬になってほしいなと思いながら、このブログを書いておりましたが・・・なんと、いつの間にか外が雨になっていてびっくり!これぞ”秋の空”と呼ぶにふさわしい天気の移り変わりになりました。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.09.25
希望が 見えた!
現在開催中の『ゾランヴァリ ギャッベ絨毯展 ~ギャッベのある暮らし~』の店内ポスターに使わせてもらったギャッベは、割と大きなギャッベです。
当店に運び込まれた当初、折りたたんだ状態で移動させた時は、そこそこ重たかったのですが、包みを外し、1回、2回、3回、4回と開いていくと・・・
そのインパクトに度肝を抜かれ、あまりの高揚感で重たかった事などすっかり忘れて、年甲斐も無く“はしゃいで”しまいました。(^^;)暫くしてから我に返り、深呼吸をして落ち着く努力を試み、その後、立って見ていた姿勢から両膝を着いて、そして両手のひらもゆっくり着いて、しばしじっと観ておりましたところ・・・
ふと口から出た言葉が「希望が 見えた!」でした。なんて青臭い言葉なんでしょう。
「でも、なんか見えちゃったんです」という感じだったのです。遠いイランの国で織られたものなのに、日本の富士山が思い浮かびそうな山の上に立つ『生命の樹』。
その樹先の『その先』を下からじっと観ていたら、見えたというよりは感じてしまったというところでしょうか。そう、溶け込むような背景のグラデーション辺りに・・・ほわんと。
近くに居た店長は、「おいおい、それは流石に大げさだろう」といったお顔をしていましたけどね。(;´∀`)その後は・・・
「ここの感じも、こっちの感じも、ほら、ほら、ほ~ら!いいなぁ~!」と思いながらシャッターを沢山押してしまいました。多分、この色合いがなんともいえず、いい感じを創っているのだと思います。
この大きなギャッベを、私は勝手に私の中で、『希望』と名付けてしまいました。
今思うと、“希望に飢えていたから見えてしまった。見たかった。“のかもしれません。青臭い話であっても、希望は日々の暮らしにおいて、気持ちのモチベーションアップにつながる大切なものだと思い直したひと時でもありました。
そして、このような訳もあって、このギャッベをポスターに選んだ次第です。この大きなギャッベ(カシュクリ サイス:300×206㎝)、お部屋に敷いたら、意外とそれほど大きく感じないかもしれません。
実際に見るだけでも見に来て頂けたら幸いと存じます。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2021.09.13
月あかり ギャッベには無いけど在る月
“月のあかり”なのかもしれません。
風は花びらを揺らし、雲を動かす。
スポットライトのような強い光ではなく、溶け込むような光。
それでいて、凛とした美しさは隠さず・・・
月光と呼ぶよりも控えめな“月あかり”。この一枚のギャッベ(カシュクリ サイズ:145×100㎝)、
ここに月の姿は織り込まれていません。だだなんとなく、私は月の存在を感じました。
それも、満月ではない弓月を。想像は自由。感じ方も人それぞれ。
雨粒を小花のように表現するのも織子さん達の感性。
ほぼブルーのグラデーションに見えるギャッベですが、皆さんの眼と心には、どのように映るのでしょうか。
今日の月は弓月(六日月)。月の入りは21:56です。
明日は半月。
そして来週21日は満月、中秋の名月です。
月は日によって形を変え、ひかり具合も変わります。
台風の動きが気にもなりますが、気が向いたら夜空を眺めていただくのも良いかと思います。なんたって今月の陰暦は長月!
暑くても、いつの間にか虫の音もする秋に季節は移っていますね。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.08.24
サイズ153×39㎝の水色ギャッベ
店内2Fに上がって頂くと、すぐ左側に、幅39cmの細いギャッベが展示してあります。
長さは153cm。
入り口が広く感じますし。もともと階段が付いている広い玄関などには、より一層玄関周りを使いやすくしつつ華やかにしてくれる、もってこいのサイズです。
フカフカしていつつドッシリしているギャッベなので、立ち仕事による足の負担も軽減されると思います。最近は、オープンなキッチンが増えてきているので、丈夫なギャッベは見栄えと実用を兼ね備えているとも言えるでしょう。
ウッカリ物を落としてしまっても、床を守れる厚みもありますし、草木染なので色合いもノッペリせず飽きがこない。重厚感がありつつお洒落なお部屋のインテリアになると思います。
ベッドにもたれかかって床に腰を下ろしても、座り心地が良いのは言うまでもありません。1台はもちろん、2台のベッドの間に敷いても邪魔にならないサイズですし、面積は狭くても足から伝わる贅沢な感触が、心地よい眠りへ誘ってくれそうじゃないですか?目覚めた朝の第一歩の感触も・・・かなり期待できると思います。
また、タペストリーのように壁に飾ってみるのも・・・
素敵だと思います!!
なんたって、とってもいい水色なんです。
白い壁に縦にかけた光景、横にかけた光景・・・想像してみてください。プチ美術館の様じゃないですか?店内2Fに上がって頂くと、すぐ左側には少し変わったサイズのギャッベを展示しております。
お家それぞれでの使い勝手に合わせて頂いたり、使い方次第ではギャッベの魅力を2倍にも3倍にも膨らませていただけると思います。
是非、想像を巡らせにお立ちより下さい。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.06.01
紫色が持つ不思議な力 ギャッベ紫グラデーション
「情熱の赤」と「鎮静の青」
…そして正反対の2色が混ざった色が「紫色」です。「赤色」と「青色」の両方の特徴を持つ「紫色」は、実はとても「不思議な色」
…過度のストレスにより精神のバランスが崩れてしまった時に、両方の性質を持つ「紫色」は、不安定になっている気持ちに寄り添いバランスを回復させ、身体や心を癒してくれるそうです。さてさて、このギャッベ
…紫色のグラデーションが、ラベンダー畑のようじゃないですか?不安定なのに、どことなく落ち着くのは、この紫色が持つ不思議な力なのでしょうね。ラベンダーの癒し効果は香だけではなく、風に揺れる紫色の影響もあったという事でしょうか。
ところで、もうしばらくすると、梅雨の季節になります。一年中敷っぱなしOKのギャッベではありますが、やはり日本の梅雨はあなどれません。特に、この『名古屋地区は湿気が高い』と、よく他地区の人から言われます(苦笑)
そこで、ちょっとお勧めなのが、この先、梅雨が本番に成ってきたおりには、お掃除のついでに、ギャッベを半分づつ又は四隅を交代でめくって下さい。
ギャッベは裏も美しいですから、堂々とめくってしばらく放置して下さい(笑)ちなみにこのギャッベ(アマレ サイズ:203×153cm)、上下と左右で違うまつり方でした。そして、上と下でステッチの色が違っていました。上部は紫色のステッチ、下部は赤色と青色のステッチ。これは偶然の感覚なのか、色の成り立ちを理解していてのチョイスだったのか…。模様はありませんが、細かいグラデーションとさり気ない箇所に織子のこだわりを見つけた気がしました。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2021.05.05
鯉のぼり 空色ギャッベに泳がせてみました
今日は水曜日ですが、祝日なのでギャッベミュージアムは通常通り営業しております。
そして今日は、こどもの日。
店内ギャッベの山の中から空色のギャッベを見つけて、写真に鯉のぼりを合成してみました。実はこの鯉のぼり・・・
めちゃめちゃ大きい!
店舗より車で2分の所にある
蟹江町産業会館で現在展示されている大きな大~きな巨大鯉のぼりです。大正13年生まれの方の端午の初節句用だとか。
黒の真鯉をよく見ると、流線型でちゃんとヒレがあるんです。
朱の緋鯉は大きすぎてボードに巻き付けてありましたが、本当にこの鯉のぼりが空を泳ぐ姿を見てみたいな~と思いました。ちなみに、緋鯉は10メートルもあるそうで、どうしても写真1枚では収まらず、こちらも2枚合成することに成りました。
5月30日まで展示されているそうです。
建物の屋根がお城のような入母屋に成っているので、
目印にして当店と共に是非お立ち寄り下さい。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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