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2023.05.30
ほぼ正方形のギャッベの中に在るもの
ギャッベに織り込まれた四角の文様は、井戸や水場を意味している
といわれます。
水が貴重なイランの地で暮らす人々ならではの願いが込められているわけですね。
最近の日本では、スーパー台風による水被害が気になることもありますが、イランの人に限らず、水は人が生きていくのに必須のものです。忘 れがちになっている水のありがたみを、ギャッベを見ながら思い起こ すのもありかと思います。 さて、今回ご紹介するギャッベ(ギャッベ サイズ:215×208cm)は、ほぼ正方形のサイズです。
幸せの窓枠の中には沢山の四角があり、その中に木や鹿・山羊があります。
パッと見ると、まるで牧場のようです。
中には飛び出した鹿や山羊も居たりして、楽しくないですか?
鹿や山羊は何匹いるのかな?…
いつもの如く、数えました。
50頭です (*^^)v
つい、「お世話、大変だ〜」と、思ってしまった自分が笑えてくるのですが、大抵の方は、この鹿や山羊に癒されると思います。 それぞれ、色や仕草が異なる彼らに、ついつい話しかけたくなりま
す。
鹿や山羊を囲む四角も、オリではなく、これは絶対に生き物を想って水場を添えてあげているのだと思います。
全体的に緑のこのギャッベですが、生命の樹も四角い水場に囲まれて、みずみずしく感じられます。 さてさて、先程、鹿や山羊の数は数えましたが、四角の数はという
と?…
木を囲んでいる四角が60個。
鹿を囲んでいる四角は、1枠ではなく5枠?いや、色違いの9枠と数えるべきなのか…
う〜んむ、ちょっと悩んでしまいますね (^^;)人は、数を数えることで、気持ちか落ち着いたり、またその域を超
えると目が覚めたりしますよね。
その時その時の自分なりの法則で、「四角を数えて頂けたらいいな〜」と、思えてくるギャッベです。 織りのグレードは”ギャッベ”になっていますが、決して荒い織り
ではないので、手触り・座り心地も、心に届く優しさがあります。 手織絨毯の類では、数が少ない正方形です。
正方形のギャッベをお探しのかたの目に留まって頂ければ幸いと思います。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2023.05.23
ターコイズ色のミニギャッベ
これは、ターコイズブルー?
それとも、ターコイズグリーン?ブルー属なのかグリーン属なのか・・・。
この微妙な色合いは、私の好きな色なので、この色合いの着物を持っていたりもするのですが、この色を写真で表現するには本当に難 しい色だと以前から思っていました。まして、 色の魔法を持つギャッベの写真となると、かなり厳しいので、 是非とも肉眼で見て頂きたい一枚です。 ところで、トルコ石とも呼ばれるターコイズは、明るい青緑色が特
徴的な石なのですが、パワーストンとしても好まれている宝石です 。ちなみに調べたところ、『ターコイズには勇気や積極性、希望な どの意味があり、ターコイズがヒーリング面で強いパワーを持って いることに起因している。鮮やかなブルーグリーンの石は、感情の 浮き沈みをコントロールし、気持ちを穏やかに落ち着かせてくれる。 』とありました。 ただでさえ、素朴で温かみのあるギャッベは、心を穏やかにしてく
れるのが持ち味なのに、ターコイズの色合いで仕上げてあるこのギ ャッベ(アマレ サイズ:44×42cm)は、落ち着かせてくれた先に勇気と希望 の気持ちに導いてくれるパワーを秘めているようです。 さて、ミニギャッベは自分の椅子に敷いたり、床に敷いたりされて
いる方が多いように思います。
季節がら、キャンプやピクニックなど、屋外で過ごされることもあると思いますが、荷物の邪魔にならないサイズなので、是非お供に お持ちいただくことをご提案させてください。
木のベンチや、アルミ・プラスチック製の椅子などの座り心地を、数百倍アップさせてくれるはずです。もともとは遊牧民が地面に敷く物 として織られたものです。裏についた土はパパッとはらってしまえ ば済むことなので、直接地面に敷くのも有りと思います。 アウトドアのセッティングは、実は体に負担をかけていたりもする
ので、外の空気を吸いながら、真の安らぎの時間を愉しんで頂ける のではないかと思う次第です。 私が気に入って買った着物は、残念ながら現在はタンスの肥やし化
していますが、このギャッベは、 日々人の眼に触れる場所に置かれ、触れられ、癒され… 時には出先にまで連れていける優れものと私は思います。 可愛らしい鹿も、お供させてくれる持ち主を待っています。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2023.05.12
シュッとした姿がカッコいい ヒョウ文様のギャッベ
今日は、五月晴れ。お店の外は、とても爽やかな風が吹いていて、
眼に映る青葉も眩しいほど生き生きしています。そんな外の空気を 吸ったためか、今回は、人生の後半を過ごしている私から見ると、 気持ち的に眩しい(笑)ギャッベをご紹介しようと思います。 まず、ライオンギャッベは、カシュガイ族がオリジナルで織り続け
てきた非常にユニークであり、そしてアート性の高い模様です。
その中で、雌ライオンではなく、ヒョウなのではないかと思われるギャッベが存在します。多分カシュガイの5つの部族の中の、ダル シェリ族が織ったものだと思われるのですが…。
このヒョウには、ライオンの威厳さとは違ったカッコ良さが有りますよね。 このスッと伸びた脚…無駄のない筋肉が美しく過ぎて、私などは羨
ましくさえ思います。よく見ると…足元にだけドットが織り込まれ ているので、地面を踏みしめてゆっくり歩きつつも、 ダラダラではなく、土を少し飛ばすぐらいの勢いを感じました。( 裏を見るとはっきり判ります) そしてお顔…怖くもなく、優しすぎず、正統派のイケメンですよね
。
ペットのワンちゃん、猫ちゃんが、「ギャッベの上で、ゴロゴロ、スヤスヤ、気持ち良さそーに寝てるのよ」という話を、よくお客様 からお伺いするのですが…このヒョウの上でくつろぐツーショット 写真!ぜひ見てみたい気がしました。 そして胴体…ドットがきれいに並んでいます。バラバラと気が向い
たところに織り込んであるのではなく、並んでいるように織り込ま れていることで、可愛らしいドット模様なのに、全体的にシュッと した佇まいに仕上がっていると思いました。 しっぽの上がり具合にも張りが有り、もしも、このヒョウが真近で
触れられるのであれば…撫でるのではなく、ポンポンと少し軽めに (一応ヒョウなので^^;)叩いてみたら、きっと弾むような弾力 があるのではと想像までしてしまいました。 このギャッベ(サイズ:135×85cm オールドライオン)は、少し大きめの玄関マットサイズです。玄関
はもちろん、部屋の入り口や、掃き出し窓の手前などに。また、 自宅だけでなく、お店のカウンターの手前に敷いても、印象的な空 間に成ると思います。 最後に、周りを囲む山形模様や、胸の前にあしらわれたバラのよう
にも見える花が、シュッとした感じをより高めていると思うのです が…これは何?と突っ込みたくなるよくわからないもののを見つけ てしまうと、「どんなにカッコ良くても、やっぱりギャッベは和め てしまうから面白い」と、言いたくなりました。 よく似たヒョウ文様のギャッベは世の中に何枚もあるとは思うので
すが、このヒョウ文様のギャッベ、なかなか良い色合いをしている と思います。ぜひ出会いに、お越し下さい。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.05.02
11周年 感謝祭 開催中!
ゴールデンウィークも後半に。
今日は爽やかな風と共に、沿道の満開のシランの花が揺れています。現在当店では、【11周年 感謝祭】を5/7(日)まで開催しております。
お客様との出会いに感謝を込めて、期間中、ご来店の方に『ペルシャ更紗のテーブルセンター』を、プレゼントさせていただいております。
更に、
当ホームページの【お問い合わせ】フォームより、招待メールご希望の方に限り、
期間中、ミニギャッベからオールドギャッベまで、全てのサイズのギャッベにお使いできる10%OFF券を添付させていただいております。
1.お問い合わせフォームをクリックしてください。
2.お名前・メールアドレス等を入力してください。(住所は、おおまかでも構いません。)
3.お問い合わせ内容の欄に、「招待メール希望」と入力してください。(ご来店日時がわかっていらっしゃる場合は、その日時も入力してください。)
↓ ↓ ↓
招待メールご希望の方はこちらから⇒お問い合わせ | ギャッベミュージアム (gabbeh-museum.co.jp)
4.ご来店の際に、返信メールをご提示ください。(パソコンに返信が届いた方は、添付された10%OFF券を印刷してお持ちください。)
★お電話からでも受け付けさせていただいております。
電話番号 0567-96-2255
ギャッベミュージアム(ギャッベ美術館)では、徹底した品質管理がされたギャッベばかりを、≪常時300点 実際に 見て 触れて 感じて≫お客様にとっての運命の一枚に出会って頂けるようお手伝いしたいと努めてまいりました。
期間中、心ばかりのプレゼントと10%OFF券付き招待メールを受け取っていただければ幸いと存じます。今年のゴールデンウィークは、ここ数年の緊急事態宣言からも解放され、少しずつ人出のある所にお出かけの予定をたてていらっしゃる方も多いと存じます。
当店は、名古屋駅から車で下道約20分。高速道路も蟹江IC・名古屋西IC・千音寺南IC・富田ICが近くにあります。
今週はお天気にも恵まれそうなので、JR蟹江駅・近鉄蟹江駅を利用していただくのも良いかもしれません。賑やかな時間の合間に、ギャッベ美術館で、ゆったりとお過ごしいただくのも、ゴールデンウィークの上手な過ごし方かと思います。
皆様のご来店を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.04.25
空間が一層広く感じるギャッベ
藤の花が咲く季節になりました。今年は満開になるのも早く、房も
随分と長くなっているようですね。そんな房に少し似た生命の樹が あしらわれているギャッベをご紹介します。 先ずは、全体をご覧頂くと、こんな感じです。
このギャッベ(カシュクリ)のサイズは、200×84cm。
ほぼベッドの長さと同じくらいなので、この上で1人仰向けになって寝転がっても気持ちいいと思います。
転がった時に目に入るであろう、この青緑色加減が、私はとても好きです。 模様もシンプルで、罫線のような生命の樹が8本、上下交互に織り
込まれています。あとは左右に、ほぼドットのような小さな花が並 んでいるだけです。 撮る腕が悪いため、2枚の写真を比べてもさほど変わりないかもし
れませんが、よ〜く見て頂くと…ギャッベの上下を変えると光マジ ックが起こるため、背景はベージュ色の時もあれば茶色の時もあるといった色味になります。
それ故に、罫線のような生命の樹8本が引き立ち、縦に敷けば奥行きが、横に敷けば幅がグ〜ンと広く見えるのだと思います。 寝室に敷いても良し。キッチンに敷いても、廊下や玄関に敷いても
良し。
そして200cmというサイズは、3人掛けのソファーの前に敷くのに、もってこいの幅です。
その上、「テーブルを置きたいけど、折角のギャッベがテーブルで隠れてしまうから残念」と言われる方も多いのですが、 84cmというサイズは、新しくテーブルを買いなおさなくても、ギャッベの向こうにテーブルを置けば、ソファーから遠すぎることもなく、狭すぎることもないグッドサ イズといえます。 座り込むのはもちろん、ベッドやソファーに座った目線で見ても、
ともかく空間を実際以上に広く感じさせてくれるギャッベです。 実は、丸めて展示してありますので、私も、この良さにあまり気づ
いていませんでした。優れもののこのギャッベに対して失礼をして いたなと、反省しています。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.04.14
ギャッベと日本画との共通点
春の院展(現代日本画展覧会)に行ってきました。
作風も、風景の中に見い出したものを表現しているものもあれば、奇抜を超越した令和の現代人からみた異次元とでも言えば いいのか、私などではひらめき得ない表現で描かれているものもあ りました。 私的には、日本画は、躍動感の強いものよりは、落ち着く感じのも
のが好きです。
ですから、長く観ていた作品とサッと通り過ぎてしまった作品とでは、時間配分が露骨に好みを示した30分間になり ました。 さて今回は、日本画でよく見かける、ほわっと霞がかっているよう
なギャッベ(アマレ サイズ:204×156㎝)をご紹介します。
そう、どちらかと言うと、私好みの落ち着く作風に近いと思ったギャッベになります。 今回は、“どこが、どうだから”と言うのではなく、“ただ眺
めて”頂くのも良いかなと思い、写真を並べてみました。 白のようで白くない樹とか、全体的なコントラストが、蛤粉を使っ
た日本画と共通点があるかなと思った次第です。
日本画も墨や岩絵具や蛤粉といった、自然素材を使っているそうなので、同じく自然素材を使っているギャッベと感じるものが似てい るのも、腑に落ちて頂けると思います。 最後に、今回観てきた春の院展の中では、『夢寐』という作品を一
番長く観させて頂きました。
赤ちゃんがお昼寝をしているのですが、草花に包み込まれてるような空間の中で、気持ち良さそう〜にスヤスヤ と寝ている姿。
草花の匂いが落ち着くのか、感触が落ち着くのか…。
実際には、その環境の上に寝かされている訳ではないと思うのですが、イメージですよね。そんな赤ちゃんの幸せそうな寝顔を、 ず〜っと、ぼ〜っと見ていられたら幸せだろうなと思いました。 ギャッベも、実際のところ、羊の匂いや草木の匂いがする訳ではあ
りませんが、なんとなく、その辺りも近い感覚があるような気がし ました。
今、ジャストな表現が浮かびませんが、『優しい安心感』とでも表現させて頂こうと思います。。ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.04.04
鹿さん鹿さん、あっち向いてホイ!
茶色よりより薄く、ベージュよりは濃く。
立って遠目に見ると、ダークグリーンの小さな四角が中央を引き締
め、サイドのラインがクールで落ち着いた感じがするのに、近くで 座って見ると、鹿さんが愛らしいギャッベ(アマレ サイズ:161×103cm)をご紹介します。 ダークグリーンの中の鹿の数58頭。
何とはなく、下の方から鹿1頭1頭を見ていたら、なかなかランダムな向きをしていました。
一番下の段が、左 右 右 左 左。
一つ上の段が、左 左 右 右。
…「織子さん、楽しんでるな〜」「あっち向いてホイをしているようで、見ているほうも面白いよ」「でも、 考えながら織るのも大変だろうな〜。どの時点で向きを決めてるの かな〜」…とか思いながら細かく見ていました。 そして、もう一つ上の段が、左 左 左 左 右。
そのもう一つ上の段が、左 右 右 左。
そのもう一つ上の段が、左 左 左 左 左。
そのもう一つ上の段が、右 右 右 右。
…「あれ?同じ?」「あっち向いてホイやめちゃった?」「疲れたのかな?(笑)」 その上も見ていくと、右 右 右 右 右。左 左 左 左。
…「な〜んだ、一緒になっちゃたのね。」と、私の心の声が残念がっていたのですが…。 その上の段から上が、上下反転していました。
…「う〜ん、これは、右 右 右 右?左 左 左 左 左?」「まぁ、下から見ることにこだわらず、体の向きを変えて、素直に眺めるのが良いってことかな」と、最後は右向き左向きを考 えるのをやめました(笑) 黄色の樹の周りがダークグリーンなのですが、遠目に見るとモスグ
リーンのラインのように見えます。
細い樹ゆえに、横から見ても、脳内で向きを気にする必要がありません。 上下を変えて見ても、ゾランヴァリのライオンの位置を確認しない
と気づけれない程です。ギャッベは毛の向きがあるため光の当たり 具合も変わることから、上か見るのと下から見るのとでは色合いが 変わるところが楽しみの一つでもありますので、 柄行きを気にせず、夏と冬で向きを変えてみるのも良いですね。 色合い的に落ち着くだけでなく、上下左右を気にせず、その時々、
腰を下ろした身体の向き次第で、鹿と和めるギャッベと思います。 さてさて、鹿の向きは最初から計算されていたのか、途中から向き
を変えるのに疲れたのか…「織子は心のおもむくままに織っていく 」と耳にしているだけに、ちょっとだけ織子さんに聞いてみたくな りました。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.03.28
古道 信長街道へ当店からの帰り道にお寄り下さい
『道』
イランで作られるギャッベも、道を通って当店へやって来ます。そして、お客様への元へも道を通って…。
『道』を追求しようとすると、“広すぎ・奥深すぎ“る、哲学分野になってしまいますが、最近『古道』が少々ブームに成っているようですので、ちょっとそこに触れてみようと思います。
この道はかつて若き織田信長(19歳ぐらいのころ)が、清洲攻めの時に通った道だと伝えられています。
蟹江町須成の善敬寺から清洲に通じるこの道は、蟹江城に通じる重要な道でもあるので、信長街道と呼ぶようになったそうです。
鎧や兜で身を固めた武将や足軽たちが意気揚々と早馬や早足で通過していっただろうと想像されますね。信長死後、天正12年(1584)、「小牧長久手の戦い」の最終戦(雪辱戦)である「蟹江合戦」では、蟹江の変の急報を清洲城で受けた徳川家康は、松葉砦から戸田へ本陣を移す時に須成に立ち寄り、須成神社神官寺西三郎大夫に対して、「此須成村、剣宮ノ社二寺西三郎大夫ト云フ者アリ此者、蟹江二烟リ先キ見ユルニヨリ、是ハ、只事ナラズトテ、須成辺ノ百姓共混乱スクレバ、右社人神前ニ参リ、幣ヲ取テ念ジケル其処ヘ、神君御通リ、掛カリ御覧有リテ、汝ハ何ヲ念ズルト、上意アリ、右社人申上ケレハ、蟹江二烟先キ相見エ候故、此所何卒異変ノナキ様ニ念ジ奉リシト申上グル夫ハ奇特ナ存念、其方ハ蟹江ノ案内可仕ト有リテ、則チ御案内申上グル、此社人蟹江ノ北、今村迄奉送・・・」と、問いかけた記述もあるそうです。(ちょっと私には難しすぎて読み取れませんが(笑))
家康が天下を取ったのは、「蟹江合戦に勝利したからである」との評価もあり、この古道は、信長・家康にとって縁起の良い「出世街道」とも言われているそうです。
さて、この信長街道を出発してほどなく、冨吉建速神社・八劔社と龍照院あります。
こちらの方も調べてみました。天平5年に創建、木曽義仲が再建、織田信長が社殿を造営し。豊臣秀吉や徳川家康なども参拝し、この神社に寄進を行っており、秀吉お手植えの銀杏の木があるとか。
室町から鎌倉・戦国時代と、大河ドラマでも名を馳す超有名な人たちが、この道を通ったのかと思うと、歴史オタクではない私にも、歴史ロマンのかけらが降臨したようで。これは行ってみようかなと思っていた矢先、先週からの雨も上がり、桜陽気に誘われて・・・行ってきました。
実際に行ってみたら、昔ながらの道なので私の車で通り抜けるには無理があることが判りました。しかし、道沿いには寺社や酒蔵もありますので、歴史ロマン好きで、ギャッベ好きの方には、当店に来ていただいたついでに、車を停めてテクテク歩かれるのも良いのではないかと思います。その折には、お帰りの際にお気兼ねなくお声がけ下さい。
ちなみにギャッベは、およそ3000年前から遊牧民の暮らしに根付いていたと言われています。信長が生きた西暦1500年ころのイラン・サファヴィー朝のころには、日常的に使う生活道具である為、ここ4・50年のギャッベ人気からすると、全く評価されていませんでしたが、どんなギャッベが織られていたのでしょうね。色々な道を通って通って…この日本のどこかに、もしかしたらたどり着いていたかもしれませんね。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.03.21
赤と濃紺が活きているギャッベ
イランでは春分の日より13日が過ぎた頃から、春の大移動が始ま
るそうです。
今日あたりは、旧正月のお祝いムードとは別に、出立の準備でバタバタとしている頃かもしれませんね。 以前のブログにも書きましたが、車が使える所では、昔ほど大規模
なラクダの移動は無くなったようですが、大移動を支えるラクダは 、文様にするほど今でも大切な存在であることに変わりは無いよう です。
今回は、そんなラクダが主役のようなギャッベ(カシュクリランドスケープ サイズ:181×117cm)をご紹介致します。 まずは、ランドスケープなので、このギャッベの全体的な景色をご
覧ください。
うねりがあるだけで、何も無いような陸地が続いているようにも見えますが、ホワイトベージュの明るい原色系の色合いなので、苦難 の雰囲気は感じられませんよね。 むしろ、ちょこんちょこんと織り込まれている女の子や、木。そし
て山羊やラクダが微笑ましく感じ取れます。 また、花のついた木の横を歩く3頭のラクダは、意気揚々とした感
じすらしませんか。 所々に、深緑色が使われていたりしますが、パッと見た感じでは、
白の下地に赤と濃紺のストライプ。
そして、四角く切りとられた風景画は、濃紺から赤色に、しばらく続く赤からまた濃紺に移る というグラデーションが時間の移り行きをあらわしているのかもし れません。
一番上の風景では、濃紺の世界の中で、ラクダと人が楽しそうに同居しているように見えます。
また、それぞれの風景の中で、ほんの少しの黄色が、良いつなぎの仕事をしています。
このギャッベは、一枚の181×117cmの空間中で、シンプルな色と模様を使い、ラクダを引き出させているのが特徴かもしれません。実は、このギャッベのご紹介を今日にしたのには、もう一つ訳が有
ります。それは、侍ジャパンのユニホームに似てるなと思ったから です。
そんな気持ちで見ていたら、赤いラクダがJに見えてきてしまい、日本チームの応援の気持ちも込めて、このギャッベを選びました。
そしてなんと、先ほど今日の準決勝突破のニュースを目にすることが出来ました(*^^)v
決勝は明日。
偶然にも明日はお店が定休日なので、このギャッベのラクダを傍においてとはいきませんが、侍ジャパンのユニホームが胴上げ される光景を想像しながら自宅のテレビの前で応援しようと思っています。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2023.03.14
ギャッベから届いた『高原の風と大地の香り』
ある本の中に、この模様とよく似たギャッベを見つけました。
その本には、『ガシュガーイー部族連合の中でもギャッベ織りの名手として知られているカシュクリ族の女性たち。彼女らが織った自 慢のギャッベを見せてもらった。写真のギャッベは、 写真背景の樹木に想いを得て織ったという。』と書かれていました 。 「イランの風景って、本当にこういう光景なんだぁ〜」
と思いながら、きっと誰かがこの風景をデッサンし、「いいね。 いいよね。いいよね〜。」という流れでデッサン化されたのかなと 思いました。 この枝の流れと動きには、高原に吹く風を感じます。そして、その枝
にとまる鳥たち。 そして、私たち日本人からしたら、とても豊かな土地とは言い難い
大地に、しっかりと根付いている樹木。多分、その樹木の周りには こんなお話畑は無いように思いますが、そうあって欲しいという希 望と願いが、土や花の香りと共に伝わってきませんか。ついでに、これまたこのお花が、艶ややかなんですよ〜(^。^) しかし、このギャッベは近くで見れば見る程、文様の細かさに驚か
されます。
中央に勢いよく描かれている樹とは対照的に、二重に縁取られた枠の中には、幸せを運ぶと言われる鳥がたくさん居るのですが、 目で追うと、樹木の枝の上に10羽。枠の中にはなんと92羽。 合計102羽…かな(^。^)
そしてその鳥の上に、とてもという表現を超え、メチャクチャ細かく描かれた山羊たちが一杯描かれているのです。
鳥の数を数えた手前上、いちおう山羊の数も数えたところ…なんと164匹!
大切な存在である家畜の羊や山羊は、暮らしの安定や子孫繁栄を願う文様ですが、さほど大きくないこのギャッベ(ルリパフ サイズ 112×176cm)の中に、詰め込まれた想いは幾ばかりかと感 嘆してしまいました。
『豊かでは無い大地に根ずく、この一本の樹』から得た想いは、最初にデッサンした人から織り子たちに受け継がれ、そして細かく細 かく織り込まれてて、この一枚のギャッベが出来上がったのでしょ うね。 そして私は、樹と花だけでなく、『青く広がる大空と貴重な水』を
イメージするこの水色からも、風と香りを受け取ったように思いま した。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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