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2022.03.29
糸杉が見る四季 in GABBEH
先だて、ゴッホ展のお話の時に、糸杉について少し触れさせて頂いたので、今回は糸杉が印象的なギャッベをご紹介させて頂きます。
杉は杉でも、糸杉となると、日本ではあまり馴染み(一見似ていますがメタセコイヤではありません)が無いと思うのですが、西洋では街路樹や公園樹としてよく目にする木だそうです。
しかし、イランの地において糸杉は、自然環境的に成育が難しく、よく見かける木ではないそうです。それならなぜ、これほど糸杉の文様がギャッベの中に織り込まれているのでしょうか。
文献を見ると・・・
『イスラームに先立つ古代イランで広く信仰されていたというゾロアスター教は、世界最古の一神教とされ、光を善とし、その象徴としての純粋な“火”を尊ぶため、拝火教とも呼ばれた。糸杉は、この日の容に似ているところから生命の樹として尊崇されてきたという。イスラーム後も、糸杉は神の友の意である聖者が化身したものとされ、永遠の命を司る聖樹文として、ギャッベの中に織り込まれている。』
・・・と、書いてありました。また、『世界的にみると、地域によって捉え方はまちまちである。』とも書いてありましたが、日本でも、杉が多く植えられている所へ行くと、ピンと糸を張り詰めた様な、凛とした空気を感じたことはありませんか。
たとえば、伊勢神宮。
そもそも伊勢神宮は神様を祀ってある場所なので、当たり前なのかもしれませんが、私は杉の中のあの道を歩き、あの空気を吸って立っていた時、落ち着くというか、自分が浄化されて、神様に少し近づけたような気持になった事を思い出しました。杉という木は、“そういう力“を持っていて、住む場所が違っている遊牧民も、”そういう力“を感じ、そして”そういう力“に憧れたのだろうと思いました。
さて、見て頂いているギャッベ(アマレ サイズ:245×178㎝)は、大きく四つの色で分けられ、四季を表しています。
それも、とてもとても穏やかな四季が映し出されています。実は、このブログを書きだした時、四季というイメージから単純な私は、『ビバルディの四季』をBGMに流していました。ところが、有名な曲なので知っているつもりでいたビバルディの四季が、想定外に、“賑やかでもあり、厳しくもある”表現をしていたり、“スピードも速く、緊張感を半端なく伝えてくる曲”だという事を、この“穏やかなギャッベ”を見ていて気付きました。
同じ四季でも、目の前にある四季と、耳から聞こえてくる四季に、こんなにもギャップが有っては、目の前にある『ギャッベの穏やかな四季』に対する言葉が浮かんでこなくなってしまい、BGMの曲を止めました(^^;)
今、私は目の前に広がるギャッベの中の四季を見ながら、とても穏やかな気持ちで、この“糸杉が見ている四季”を想像しながら、このブログを綴っています。
鹿の愛らしさに目を細め、ギャッベの裏の美しさにも満足さを感じます。
更に、表地には見えていない赤い糸を見つけて、ほくそ笑んだりもしています。
完璧なリラックス状態です(*^_^*)そして、「今日3月29日は、このギャッベの中だと、この辺りかな?」とか思いながら、毛並みを撫でたりしています。
やっぱりギャッベは、心が落ち着きますね。
ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2022.03.22
当店近くの桜だより
昨日の帰り道、戸田川緑地公園へ桜を見に寄ってきました。
普段なら、ギャッベミュージアムから車で10分ちょっとで着く場所です。
しかし、昨日は3連休の最終日。お天気という事もあり、そして2日程前から、テレビでも戸田川公園の川津桜が満開というニュースが放送されていた為か。
久しぶりの渋滞に巻き込まれ、この桜を見るのに30分以上かかってしまいました。それにしても何なんでしょうね~(^^♪
桜を見ると、心が”ほんわか”としてしまう。たとえ渋滞をしてでも、見に来て良かったな~と思えてくる。
花の中でも、日本人にとっては、とびっきり不思議な魅力を持つ花ですね。少し足をのばせば、こういう風景があるって、ラッキーですよね。
未だコロナ禍が納まったわけではありませんが、マスクをした家族連れが、方々で楽しそうに写真を撮っていました。のどかな光景を見られるって、当たり前ではなく、幸せなことなんですね。ソメイヨシノの満開は来週かな?再来週かな?
予測をたてるだけでも何だかウキウキしてきます。
当店にお越しの帰り道、ちょっと立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
この春、楽しみを2つ盛り込んだ計画を是非たててみて下さい。花の薫りに混じって、いい匂いが・・・。
お団子・・・一応迷ってはみましたが・・・買ってしまいました(^^;)ギャッベショップ ワタシン 花より団子?の鈴木でした。
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2022.03.21
ミニギャッベの中に託されたオアシスの存在
今日は春分の日。ギャッベの故郷イランでは、春分の日がお正月との事なので、今日は華やいだ一日を送っていらっしゃることと思います。 さて、今回ご紹介するのは、落ち着いたピンクのミニギャッベです。 四角が12個、綺麗に並んでいます。ギャッベに織り込まれた四角の文様は、井戸や水場を意味しています。特に規則正しく配置された図柄は、 古代メソポタミアのエデンの園を祖型とするイスラムの楽園をイメ ージしたものとされ、水路で区切られた庭園、 または高い壁で囲まれた砂漠のオアシスを表しているそうです。 日本の地で暮らす私たちと違って、 水と緑を求めて暮らす遊牧民にとって、水場が有ることは正に『 夢見る世界』ということなのでしょう。 このミニギャッベは、サイズこそ小さいですが、『計り知れないほど大きな憧れがそこに込められている』 と思いました。 数日前に東北で、また大きな地震がありました(被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。)が、 災害の映像を見ていると、見た目も大事ですが、 安全対策も忘れてはいけないと改めて思いました。 その点ミニギャッベなら、頭に落ちてきても、まず大怪我の心配はないと思います。 強いて気になる点と言えば留め方。短いピンですと、揺れで外れてしまうかもしれませんので、 生活の中で壁がお顔の近くにくる場合は、 絶対に抜けない長めのピンにして頂くか、 もう一工夫して留めて頂くのが良いと思います。 最近はホームセンターでも、抜けにくいピンやフックが売られていますよね。 しっかりとしたタペストリー仕様にまで発注せずとも、 ミニギャッベなら自分で糸を使って留め受けを作る事も出来ると思いま す。 『安心して暮らし、寝める今』の環境に感謝しつつ、ただ壁があるだけよりも、 少し心を豊かにしてくれる壁が有るって、いいと思いませんか?(^^♪ ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.03.15
ゴッホのタッチを想像するギャッベ
現在、名古屋市美術館にて『ゴッホ展 2/23〜4/10』が開催されています。
その為、新聞などで、今回ポスター画に使われている≪夜のプロヴァンスの田舎道―糸杉の見える道≫の写真を、年明け頃から何度か目にしました。 ≪糸杉≫・・・おぉ〜糸杉!糸杉は、ギャッベの文様『生命の樹』の一種として、よく用いられている木です。最近ギャッベ漬けに成りつつある私は、 以前とは違う観点から、このポスターに目が行ってしまったようです 。 そのお話をする前に、今回のゴッホ展では、日本が大好きだったゴッホが、浮世絵などからインスピレーションを 受けた作品≪草地≫も展示されているようです。 春の花が咲く草地を描いた明るく美しい油彩画で、「 ただ一本の草の芽を追求する」 日本の芸術家たちに憧れたゴッホは、 シンプルなものに本質を見出す浮世絵に触れたことで、 自身も素朴な草地の魅力を見つけ、作品に昇華させたそうです。ゴッホ展を検索していた際に見つけた『草地の解説動画(7: 24)』には、 隣り合わせの配色の妙についても語られていますので、 お時間があればクリックして見て下さい。( 専門家の方に語られると、 感性から導かれた画法の凄さがよく分かります。) さてさて、店内に掛けてある油絵のようなギャッベ(アマレ サイズ:142×98cm)に話を戻させて頂きますと・・・ひたすら横のラインを主張しながら、色を途切れ途切れに織り込ませてあり、目を近づけ過ぎると、 難度の高いジグソーパズルの様に、 どこがどこなのだか分からなくなる模様なのですが、 遠目で見るとバッチリと『生命の樹』が浮かび上がっています。 ゴッホの≪草地≫を思い返すと、縦・横の違いはありますが、隣り合わせのラインの配色が同じようで同じではなく、 幹の太さも変わらないライン幅で、 背景色の様に控えめにな色使いをしているわけでもないのに、 引き立て合いつつも主は何なのかハッキリ識別出来るのは、 ゴッホの補色の使い方に共通するものがあるように思いました。 シンプルなものに本質を見出し、補色の効果を操る織子さんのセンスは、一流芸術家と同じなのかもしれませんね。 むしろ、心に病を抱えていたゴッホの筆のタッチよりも、家に置くのならばこちらの方が心地よい。 真っ直ぐなタッチでありながらも、木の枝の所々に”ほわん”とした何かが宿っているようにも感じる部分 。
はっきり表されているものではないのに、エネルギーのような塊が幹を通じて天に上っていくようで、清く”神聖な境地”に導かれているような感じがするのは私だけでしょうか 。 ギャッベは踏むことが許された芸術品とも言われています。今回、以前鑑賞した時とは違った観点からゴッホの絵が観たくなり、「 よし観に行こう!」と思い立ったのですが、ご時世的に入場に制限がある事を知り、棒が折れてしまいました。 タイミング良く美術館で観ることが出来た方、是非当店に掛けてあるゴッホのタッチに似たギャッベも観にお越しください。
「最近美術鑑賞をしていないな~」とお思いの方、是非、当GABBH MUSEUM(ギャッベ美術館)へ、お越しください。気楽なタイミングでお好きなだけ、心と眼の栄養補給に寄って頂けたら幸いです。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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2022.03.08
瑞々しく潤った大地のようなギャッベ
先週、3色の菱餅を目にし、啓蟄のニュースを耳にした私としては
、
このギャッベを前にした時、白のグラデーションの部分が雪どけのように見えました。 虫に限らず、冬ごもりをしていた生き物は、久しぶりに感じる爽や
かな風と、麗かな春のひかりの中で、これから生き生きとしていく時期です 。
もちろん、その生き物とは、人間も例外ではありません。
このギャッベに手をあてると、フレッシュな気持ちになり、気力が湧いてくるような気持ちになりました。 このギャッベ(アマレ サイズ:230×165cm)は、全体的に見ると色違いの緑色が
多くを占めていますし、大き目のサイズなので、大地を感じます。 そこに白を入れることで水の存在を表し、瑞々しく潤った大地が命 を育む源であることが伝わってきます。所々に織り込まれた生命の樹は 、夏には木陰を作り、生き物に安らぎを与えてくれる存在なのだと思 います。 白のグラデーションも、下の方と上の方では白のいれ方も変えてあ
るのですが、なぜかそんな部分を見つけているうちに心が落ち着い てくるのもギャッベのいい所ですね。 生命の樹の間で並んでいる鹿や花も目を楽しませてくれています。
真夏の頃、このギャッベを前にすると、今の時期とはまた違った涼
やかな感覚を覚えると思うのですが、どの時期でも人を癒やしてく れることに変わりは無さそうです。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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イラン遊牧民の手織り草木染めじゅうたん、ギャッベ(gabbeh)300点常設展示販売! ゾランヴァリギャッベ専門店【ギャッベ美術館 GABBEH MUSEUM】三重県・名古屋市からも楽々アクセス! 愛知県海部郡蟹江町城1丁目553 ワタシン蟹江店2F 営業時間:10:00~19:00【水・木曜定休】 -
2022.03.01
ギャッベバッグの中に見つけた春
そんな折り、
ワタシン蟹江店2Fギャッベミュージアム入り口に積んであるギャッベバッグの山の中から見つけたバッグ…
の”中”をご覧頂きたいと思います。花をついばんでいるような元気さを感じる赤い鳥…
”春を見つけた”と思いました。合わせ縫いになっているキリムも、内側の方がピンクが鮮やかで。バッグの中に、こんな可愛い景色があったなんて。正直驚きでしたので、現在はワタシン蟹江店の入り口ウィンドウに飾ってあります。 キリム地のおもて面は、優しい色合いのピンク、ベージュ、緑、黄、紺が層の様に成っていて、どことなく”ひし餅”の層にも似た、うららかな野原のようじゃないですか?(食いしん坊の発想で恐縮です(^-^; ) とても品があり、こちらも優しい色合いです。同じ一枚のギャッベなので、おもて面も内側も可愛いいデザインに変わりはありませんが、
おもて面は落ち着いた品のある可愛らしさで、内側は鮮やかで元気な可愛らしさといった感じがします。 どちら側をメインにして飾るかは、お好み次第。しいて言えば、おもて面の時は目線より上、内側の時は目線より下がいいかもしれませんね。どちらにしても、壁に飾って頂くと、とてもいい感じと思います。心沈むニュースが終息し、待ち望む本当の春が、世界中の人々のところに早くやって来ることを祈りたいと思います 。 ギャッベショップ ワタシンの鈴木でした。
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